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ランクル300価格と乗り出し総額|1000万では足りない現実

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ランクル300乗り出し価格公開|ZX・GR-Sの見積もり総額と値上げの現実

ランクル300、結局いくら用意すればいいんですか?

経営者の知人や後輩から、何度この質問をされたか分かりません。

しかし、お金の話の前に直視すべきは、「そもそも買えるのか?」という絶望的な現実です。

運良くオーダー枠を勝ち取ったとしても、公式サイトの「車両本体価格」を見て予算を組むと、後で必ず痛い目を見ます。

ランクル300は、必須オプションと諸経費、そして「プロ仕様のセキュリティ」を含めると、定価から200万円以上跳ね上がる車だからです。

歴代ランクルを50万km乗り継ぎ、実際に300系の維持費に頭を抱えている私が、ZXとGRスポーツ(GR-S)の「リアルな乗り出し価格」を完全公開します。

1000万円で収まるのか、1200万円の壁を超えるのか。

カタログには載っていない「現場の請求額」をご覧ください。

そもそも今のランクル300を取り巻く「異常な市場環境」の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

目次

ランクル300の車両本体価格(値上げ後の最新版)

結論から言います。2025年現在、ランクル300の価格は「上昇トレンド」にあります。

原材料費高騰や法規対応による一部改良で、発売当初よりも定価自体が上がっています。

まずは、ベースとなる車両本体価格(税込)を直視してください。

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グレードエンジン車両本体価格特徴
ZXディーゼル8,110,000円〜最上級ラグジュアリー。リセール最強。
ZXガソリン7,780,000円〜静粛性抜群。3.5Lツインターボ。
GR SPORTディーゼル8,270,000円〜オフロード特化。E-KDSS搭載。
GR SPORTガソリン7,940,000円〜走りの最高峰。
VXガソリン6,680,000円〜コスパ重視だがリセールはZXに劣る。
AXガソリン5,780,000円〜標準グレード。
GXガソリン5,380,000円〜5人乗りエントリー。

※価格は時期により変動する可能性があります。必ず最新のディーラー見積もりを確認してください。

グレード選びの落とし穴:「安い」には理由がある

ZXとAXでは約200万円の差がありますが、これは単なる装飾の違いではありません。

サスペンションシステム(AVS)、シートの本革の質感、そして何より「将来売却する時の買取価格」に倍以上の差がつきます。

大地編集長の「失敗から学ぶ」コラム

以前、「予算を抑えたいから」とVXグレードを購入した知人がいました。

彼は納車後、ZXと並んだ瞬間に「タイヤの小ささ」と「内装のプラスチック感」に愕然とし、わずか1年で手放してしまいました。

さらに残酷だったのは売却時です。ZXなら買った値段以上で売れる時期だったにも関わらず、VXだったために「普通の中古車相場」での買取となり、結果的に数百万円の損を出しました。

ランクルの世界では、「最上級グレードを買うのが一番安上がり」という逆説が成り立ちます。迷ったらZXかGR-Sにしておくのが、資産防衛の鉄則です。

乗り出し価格を左右する「必須メーカーオプション」

見積もりが跳ね上がる主犯は、メーカーオプション(MOP)です。

特にZXとGR-Sにおいては、以下の「三種の神器」を付けるか付けないかで、総額と将来の価値が決まります。

絶対に外してはいけない「三種の神器」オプション

  1. T-Connectナビ + JBLプレミアムサウンドシステム(14SP): 約45万円〜
  • これをケチると、広大な車内で「ラジカセ並み」の音を聞くことになります。
  1. リアシートエンターテイメントシステム: 約17万円
  • 後席モニターです。「子供は乗せないから」と外すと、リセール時に「モニター無し車両」として数十万単位で叩かれます。
  1. タイヤ空気圧警報システム + 寒冷地仕様: 計約5万円
  • 実用性もリセールも向上する、コスパ最強オプションです。
  1. 電動デフロック(ZXの場合): 約2万円
  • オフロードを走らなくても付けてください。海外輸出時の評価が激変します。

これらを「フルオプション(全部盛り)」にするだけで、車両価格にプラス70〜100万円が加算されます。

リセールバリューを意識した具体的なオプションの選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

【公開】ZX・GR-Sのリアルな乗り出し見積もり総額

では、実際に契約書にハンコを押す瞬間の金額をシミュレーションします。

条件は「ZX(ディーゼル)」に「フルオプション」を付け、一般的な諸費用を加算したケースです。

ZX ディーゼル フルオプション見積もり例

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項目金額(概算)備考
車両本体価格8,110,000円
メーカーオプション850,000円JBL, リアエンタ, サンルーフ他
ディーラーオプション300,000円フロアマット, バイザー, コーティング
税金・自賠責・諸費用350,000円環境性能割、重量税など
メンテナンスパック150,000円3年分(加入推奨されることが多い)
乗り出し総額9,760,000円※セキュリティ費含まず

隠れたコスト:セキュリティと冬タイヤの罠

ここからが、ディーラーの営業マンがあまり言いたがらない「不都合な真実」です。

上記の約980万円に加え、ランクル300には「社外セキュリティ(IGLAなど)」の施工が絶対に必要です。

リセールが良い」ということは、裏を返せば「世界中の窃盗団に狙われている」ということです。

悔しいですが、これが現実です。

特に、ご自宅や会社の駐車場が「完全なシャッター付きガレージ」でない場合、純正セキュリティだけで保管するのは「どうぞ持っていってください」と言っているようなものです。

朝起きて、あるはずの場所に相棒がいない絶望。

ガラス片だけが散らばっている駐車場。

そんな悪夢を絶対に見ないために、ここには金をかけてください。

  • 社外セキュリティ施工費: 約30〜40万円
  • CANインベーダー対策必須。納車当日に専門店へ直行してください。
  • スタッドレスタイヤ(冬用): 約20〜30万円
  • 純正20インチは高いです。

これらを合わせると、実質的な乗り出し価格は「約1,050万円」となります。

GRスポーツやガソリン車の場合も、これに近い計算になります。予算は「1100万円〜1200万円」見ておくのが、経営者としての安全マージンです。

なお、E-KDSSを搭載したオフロード最強グレード「GRスポーツ」の装備詳細や魅力については、下記の記事で深掘り解説しています。

大地編集長のワンポイントアドバイス

高すぎる!予算オーバーだ!」と、ここでオプションを削ろうとしたあなた。

ちょっと待ってください。それは「安物買いの銭失い」になる典型的なパターンです。

私はこれまで何台ものランクルを見てきましたが、「JBLをケチったZX」や「サンルーフ無しのプラド」を買ったオーナーが、売却時に「あの時20万出しておけば、今100万高く売れたのに…」と泣きを見るシーンを何度も目撃してきました。

ランクル300は、買う時は高いですが、オプションさえ間違えなければ、乗っている間のコスト(実質負担額)は驚くほど安く済みます。目先の10万、20万を削るくらいなら、他の経費を見直すべきです。

ただし、「ディーラーコーティング(10万円〜)」だけは不要です。 営業マンには悪いですが、納車後に専門店でやった方が安くて高品質です。ここで調整しましょう。

ランクル300の値引きと支払い方法(Q&A)

総額1000万超えか…。少しでも安くならないの?

そう思うのが人情ですが、現実は非情です。

よくある質問に、現場の視点でお答えします。

ランクル300の値引きは期待できますか?

ほぼ「ゼロ」だと思ってください。

車両本体からの値引きは、あっても「端数カット(数万円)」程度です。世界中で納車待ちの列ができている車を、わざわざ値引きして売る理由がディーラーにはありません。

ランクル300の残価設定ローン(残クレ)とは?

残クレとは、数年後の下取り予定額(残価)をあらかじめ差し引いて、残りの金額を分割払いする仕組みのことです。

ランクル300はこの「残価」が異常に高く設定される(3年で70%以上つくことも)ため、月々の支払いを抑えつつ、キャッシュを手元に残すことが可能です。経営者の節税対策としてもよく利用されます。

賢いローンの組み方や残価設定の罠については、下記の記事で詳しく解説しています。

納期はどのくらいですか?

完全に「未定」または「数年単位」です。

ただし、キャンセル車や見込み発注枠が出ることもあるので、複数の販社と付き合いを作っておくことが重要です。

まとめ:1200万の覚悟を決めた同志たちへ

ランクル300の価格について、現場のリアルをお伝えしました。

  • 1000万円ではギリギリ。 余裕を持って1200万円の予算枠を確保する。
  • オプションは削らない。 JBL・リアエンタ・寒冷地は「投資」と割り切る。
  • セキュリティ費用(約40万円)を忘れない。 これが見積もりに載らない最大の隠れコスト。

金額だけ見れば高い買い物ですが、その資産価値と、所有することで得られる体験はプライスレスです。

私も維持費には毎月頭を抱えていますが、週末にハンドルの感触を確かめるたび、「やっぱりコイツじゃないとダメだ」と納得させられてしまいます。

もし、今の愛車の下取り額が想定より高ければ、この「1200万円の壁」も意外と低く感じるかもしれません。

まずは、自分の車の「現在の価値」を正確に把握することから始めてみてください。

あなたの愛車は、次の冒険への「資金」です。

ディーラー下取りで損をしたくない方は、一度市場価格を確認しておきましょう。

【状況別】おすすめ買取査定サービスの比較

あなたの状況に合わせて、最適な売却方法を選んでください。

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サービス名電話の量こんな人におすすめ特徴
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※カーセンサーは設定でメール連絡希望を出せますが、基本は複数の業者から連絡が来ます。

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■ 関連情報

(ガソリンとディーゼルで迷っている方はこちらへ)

また、「1200万円は予算的に厳しい」「もう少し違うキャラクターの車と比較したい」という方は、弟分のランクル250や、兄弟車であるレクサスGXの価格情報も合わせてご確認ください。

なぜ私がここまで金銭事情にうるさいのか?私の過去の失敗とランクル遍歴は、上記のプロフィールで赤裸々に語っています。

もしこの記事が予算計画の役に立ったら、ぜひSNSでシェアしてください。同じ悩みを持つ経営者仲間に届くことを願っています!

※免責事項

本記事に掲載している価格情報、オプション費用、セキュリティ施工費等は、執筆時点(2025年)の相場に基づく概算であり、地域や販売店、時期によって変動する可能性があります。

また、社外セキュリティの施工やタイヤの選択は、車両の保証規定に影響を与える場合があります。施工・購入の際は、必ずご自身の責任においてディーラーや専門店にご相談ください。当サイトの情報に基づいて生じた損害について、筆者は一切の責任を負いかねます。

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