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ランクル250ルーフラック選び!積載量倍増の代償と最強の選択肢

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罠だらけ?ランクル250ルーフラック選び!ARBと風切り音の真実

ランクル250で家族キャンプに行く際、「荷物が積みきれない」という絶望を味わったことはありませんか?

後方視界を遮るほど積み上がった荷物に、奥様からの「狭い」という冷ややかな視線。

ルーフラックさえあれば全て解決するのに」と思う気持ち、痛いほど分かります。

しかし、安易にルーフラックを導入すると、「高速道路での会話不能な風切り音」「洗車機NGの苦痛」「立体駐車場に入れない絶望」という3つの罠が待っています。

それでも、屋根の上に荷物を積んで荒野を走る「オーバーランドスタイル」の魅力は何物にも代えがたいものです。

この記事では、歴代ランクルで数々のルーフラックを試し、何度も家族から「うるさい」と苦情を言われてきた私が、ランクル250に最適なルーフラックの選び方と、後悔しないための「覚悟」について解説します。

【この記事の結論】

  1. 見た目だけで選ぶと風切り音と高さ制限で9割が後悔する。
  2. コスパならYAKIMAだが、静粛性と実用性はRHINO-RACKが最強。
  3. 洗車機は諦めろ。手洗いの苦行を受け入れる覚悟が必要。

なお、カスタム全体の方向性や他のパーツについては、下記の記事で全体像を解説しています。

目次

ランクル250 ルーフラックの種類:フラット型 vs バスケット型

まず定義しておきます。ルーフラックとは、車両の屋根に固定し、積載能力を拡張するための外部パーツのことです。

大きく分けて2つの形状があり、見た目の好みだけで選ぶと、後で使い勝手の悪さに泣くことになります。それぞれの特徴は以下の通りです。

フラット型(プラットフォーム)

最近の主流です。囲い(アオリ)がなく、平らな形状をしています。

  • メリット:
    空気抵抗が比較的少なく、風切り音が控えめ。車高を抑えられるため、高さ制限のある駐車場に有利。ルーフテントの設置に最適です。
  • デメリット:
    荷物を積む際、落下防止のための固定(ラッシング)に気を使う必要があります。
  • 代表ブランド:
    RHINO-RACK(ライノラック)、Front Runner(フロントランナー)

バスケット型(カゴ型)

昔ながらの「四駆」らしいスタイルです。四方に囲いがあります。

  • メリット:
    荷物を放り込んでネットで覆うだけで固定しやすく、クーラーボックスやコンテナの積載に向いています。無骨な見た目がランクル250の角張ったボディに似合います。
  • デメリット:
    風切り音が激しいです。 また、アオリの分だけ全高が高くなり、2.1m制限の駐車場が厳しくなります。
  • 代表ブランド:
    YAKIMA(ヤキマ)、ARB(一部モデル)

ランクル250人気ブランド比較!ARB・YAKIMA・RHINO-RACKの真実

ここからは、ランクルオーナーに人気の3大ブランドを、忖度なしのスペックと「現場の評判」で比較します。

スマホで見やすいよう、重要なポイントを3列に絞りました。

スクロールできます
ブランド風切り音/価格特徴と「毒」
ARB / 高い
(20万〜)
最強だが重すぎる
堅牢性は世界一だが、重心が高くなりロールが増加。燃費も悪化する覚悟が必要。
YAKIMA中〜大 / 安い
(6万〜)
コスパ最強の罠
手軽でカッコいいが、高速道路ではフェアリング必須。塗装品質は価格相応で錆びやすい。
RHINO / 高め
(15万〜)
実用性の最適解
薄型アルミで軽量。風切り音も最小限だが、初期投資は高い。個人的にはこれが正解。

ARB(BASE RACKなど)

ランクルと言えばARB。オーストラリアの荒野で鍛えられた信頼性は抜群です。

ただし、旧来のスチール製モデルは非常に重く(30kg〜)、燃費悪化と重心高によるロール増加は避けられません。「本気でオフロードを走らないなら、ただの重り」になる可能性があります。

YAKIMA(LoadWarriorなど)

とりあえずカッコよくしたい」ならYAKIMA一択です。丸パイプのバスケット型は、いかにもSUVらしい雰囲気を醸し出します。

しかし、付属のフェアリング(風除け)を付けても、高速域では「ゴォォォ」という重低音が響くことが多いです。家族との会話を楽しみたいなら、覚悟してください。

RHINO-RACK(Pioneer Platform)

私が個人的に今一番推しているのがこれです。非常に薄型で、ランクル250のデザインを崩しません。

専用のアタッチメントが豊富で、スコップからスキー板まで、スマートに固定できます。初期費用はかかりますが、「立体駐車場に入れないストレス」と「風切り音の不快感」をお金で解決できると考えれば、安い投資です。

ランクル250取り付け時の注意点:全高(立体駐車場)と風切り音の「毒」

ここが最も重要なセクションです。これを知らずに買うと、納車後に泣きを見ます。

1. 立体駐車場の「2.1m制限」という壁

ランクル250の純正全高は約1,925mm(グレード・タイヤにより異なる)。

これにベースキャリア+ラックの高さを足すと、都心部に多い「高さ制限2.1m」の駐車場に対し、ギリギリかアウトになります。

純正車高 (193cm) + ベースキャリア (約5-10cm) + ラック (約5-15cm) = 危険領域

リフトアップをしている場合は、ほぼ確実に2.1mを超えます。家族で行くイオンモールや、旅先のコインパーキングに入れず、雨の中遠くの平置き駐車場を探して歩く不便さは、想像以上のストレスです。必ず実測値を確認してください。

2. 家族の会話を遮る「風切り音」と燃費の代償

時速80kmを超えたあたりから、頭上で「ヒュー」「ボー」という音が鳴り始めます。

これは空気抵抗の悲鳴です。後部座席の子供の声が聞こえにくくなり、助手席の奥様からは「うるさい、頭が痛くなる」と文句を言われるでしょう。

燃費もリッターあたり0.5〜1kmほど悪化します。年間1万km走る場合、年間約15,000円〜20,000円を余計にガソリン代としてドブに捨てる覚悟が必要です。

3. 洗車機は「永久追放」です

ルーフラックを付けると、門型洗車機は基本的に使えなくなります(一部の最新機種を除く)。

あの巨大なランクル250を、真夏の炎天下も真冬の極寒の中でも、手洗いし続ける覚悟はありますか?私は腰を痛めました。

大地編集長のワンポイントアドバイス

ルーフラックを付けて「カッコいい!」と喜んでいられるのは、最初の1ヶ月だけです。

その後は、スーパーの駐車場で高さ制限のバーに怯え、高速道路で家族から「うるさい」と文句を言われ、洗車の手間に絶望する日々が始まります。

それでも私がラックを推奨するのは、「汚れた道具を車内に入れなくて済む」という圧倒的なメリットがあるからです。

焚き火の匂いがついたテント、泥だらけのコンテナ、濡れたタープ。これらを屋根に放り投げられる解放感は、一度味わうと戻れません。

日常の不便さ」と「フィールドでの解放感」。

天秤にかけて、後者を取る覚悟がある人だけが、ルーフラックという「」を手に入れる資格があります。

ランクル250のルーフラックに積載できるもの・活用法

では、その苦労をしてまで何を積むのか。代表的な活用法を紹介します。

ハードコンテナ・ソフトコンテナ

キャンプ道具一式を詰め込んだコンテナを積載します。車内スペースが一気に空き、後部座席をリクライニングできるようになります。固定にはラチェット式のタイダウンベルトが必須です。

ギアをパズルのように詰め込む」作業から解放され、キャンプ場に着いてすぐにビールを開けられる。これこそがラック導入の最大のメリットです。

スペアタイヤ・スタック脱出ボード

オーバーランドスタイルの真骨頂。実用性もありますが、燃費はさらに悪化します。見た目の「本気度」は最高レベルに達します。

街乗りメインならただの飾りですが、その「無駄」こそがランクルのカッコよさでもあります。

ルーフテント

屋根の上で寝るという非日常体験。ただし、重心が極端に高くなるため、カーブでの走行安定性は著しく低下します。

これを載せるなら、フラット型のラック(RHINO-RACKやFront Runner)がマストです。

【コラム】荷物問題の「第3の解決策」

ルーフラックの風切り音や洗車の手間は絶対に嫌だ…でも家の収納も限界

そんな方には、トランクルーム(コンテナ)という手もあります。

かさばるスタッドレスタイヤや、年に数回しか使わないキャンプ用品を外部に預ければ、無理にルーフラックを付ける必要はありません。

初期費用20万円のラックを買うより、月額2,520円〜の保管料の方が、実はコスパが良い場合もあります。

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なお、積載量が増えることで可能になる「車中泊」の快適なスタイルについては、下記の記事で詳しく解説しています。

ベースキャリアの選び方(純正ルーフレール有無)

ラックを取り付ける土台となる「ベースキャリア」とは、車両本体とルーフラックを接続するための「」となるパーツのことです。ここをケチると、走行中にラックごと脱落する大事故に繋がります。

  • 純正ルーフレール有り車:
    ルーフレールを掴むタイプのフットを選択します(THULE、INNOなど)。取り付けは比較的簡単です。
  • 純正ルーフレール無し車:
    ボディの屋根の溝(フィックスポイント)やドア枠を利用して取り付けます。
  • 直付けタイプ(RHINO-RACKなど):
    ルーフレールを取り外し、屋根に直接トラック(レール)をリベット留めする「バックボーンシステム」などは、最強の強度と低さを誇りますが、ボディへの穴あけ加工が必要な場合もあり、上級者向けです。

ランクル250ルーフラックに関するよくある質問(Q&A)

ルーフラックを付けると車検に通りますか?

基本的には通ります。

指定部品(ルーフキャリア等)扱いであれば、全高が変わっても構造変更は不要なケースが多いです。ただし、溶接やリベットで「恒久的に固定」した場合は全高変更の申請が必要になることがあります。最悪の場合、ディーラー入庫拒否もあり得るので、事前に担当者に確認してください。

風切り音を消す方法はありますか?

完全に消すことはできません。

しかし、フェアリング(風除け板)を装着する、バーにスパイラル状のゴムを巻く、荷物の積み方を工夫する(前方を低くする)ことで、不快な高音を軽減することは可能です。それでも、高速道路ではそれなりの覚悟が必要です。

DIYで一人で取り付けできますか?

絶対にやめてください。

ラック本体は非常に重く(20kg〜40kg)、屋根に載せる際にボディを傷つけるリスクが高いです。傷がついたら板金代で数万円が飛びます。大人2人以上、できればプロに任せるのが賢明です。

※免責事項

DIY作業による車両破損、事故、怪我について、当メディアは一切の責任を負いません。ご自身の責任において安全に行ってください。

まとめ:おすすめの選択肢

ランクル250をキャンプ最強仕様にするルーフラック選びの結論です。

  • 見た目の無骨さとコスパを最優先するならYAKIMA(ただし風切り音と錆び対策は必須)。
  • 実用性、静粛性、立体駐車場への適応を重視するならRHINO-RACK
  • 世界最強のブランドを背負い、荒野へ踏み出す覚悟があるならARB

そして、「洗車機NG」「高さ制限のストレス」「年間2万円の燃費悪化」。

これら全ての「」を飲み込み、それでも「愛車の屋根に荷物を積みたい」と思える変態的な同志だけが、ルーフラックの世界へ進んでください。

なぜ私がここまで「維持の痛み」や「不便さ」を強調するのか。それは私自身が過去に失敗し、無駄な出費をしてきたからです。私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

それでも維持費が辛くなったら…

ルーフラックによる燃費悪化や、日々の維持費に疲れてしまった時は、無理をせず「手放す」のも一つの戦略です。

ランクル250は世界的な人気車であり、驚くほどのリセールバリュー(再販価値)があります。

傷が増えたり、型落ちになる前に、一度「今の価値」を知っておくことで、精神的な余裕が生まれます。

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もしこの記事が、あなたのラック選びの参考になり、無駄な出費を防げたなら、ぜひSNSでシェアやメッセージをいただけると嬉しいです。「警告通り洗車が大変になりましたが、最高です!」という報告、待っています!

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あなたに合った購入方法を選んでください。DIYに自信がない方は、無理せずプロに頼るのが「結果的に最安」になることも多いです。

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ランクル250のカスタムや維持費など、総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。

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