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ランクル300ホイール交換の全知識|PCD139.7とナット形状の絶対ルール

【PR】この記事はプロモーションを含みます。
ランクル300ホイール選び|PCDの罠と22インチの激痛【実測】

▼ 記事の要約

  • PCDは139.7-6Hに変更。 200系のホイールは物理的に装着不可。
  • ナット形状(平座/テーパー) を間違えると、走行中にタイヤが脱落する。
  • 22インチ以上 は「乗り心地の崩壊」と「家族の激怒」を覚悟せよ。

街中ですれ違う他のランクル300を見て、「自分の車も量産型と同じだ」と幻滅したことはありませんか?

足元を変えて差別化したい。その気持ちは痛いほど分かります。

しかし、その焦りが「総額50万円のドブ捨て」への入り口です。

300系のホイール選びは、過去のモデルとは比較にならないほど「地雷」が埋まっています。

PCDの変更、特殊なボルト径、そして適合を間違えれば走行中にタイヤが外れる「ナット形状」の罠

この記事では、歴代ランクルで数々の失敗を重ねてきた私が、カタログには載っていない「300系ホイールの不都合な真実」を実測データで暴露します。

見た目」よりも「家族の命と乗り心地」を優先できる賢明なオーナーだけ、この先へ進んでください。

なお、ランクル300のカスタム全体の方向性については、下記の記事で解説しています。

目次

ランクル300のホイール規格|PCD139.7-6Hへの回帰

結論から言います。ランクル100系・200系のホイールは、ランクル300には100%装着できません。

もしヤフオクで「ランクル用」と書かれた中古ホイールを安易にポチろうとしているなら、それは「産業廃棄物」を買うのと同じです。

PCDの罠:5穴から6穴への変更

最大の変更点は、ホイールを固定するボルト穴の配置(PCD)です。

  • ランクル100/200: 5穴 / PCD 150
  • ランクル300: 6穴 / PCD 139.7

トヨタはTNGA(GA-Fプラットフォーム)の採用に伴い、ハブ周りの設計を「ランクル80」や「プラド」と同じ規格に原点回帰させました。つまり、あなたが大切に保管している200系用の高価な鍛造ホイールやスタッドレスは、300系には物理的に入りません。

【重要】ナット形状の違いでタイヤが外れる

ここが最も重要です。命に関わります。

トヨタ純正ホイールは「平座ナット(ワッシャー付き)」を使用しますが、社外ホイールの多くは「テーパーナット(60度)」を使用します。

  • 純正ホイールに社外ナットを使う → 緩んで外れる
  • 社外ホイールに純正ナットを使う → 固定できずに外れる

さらに300系はボルト径がM14×1.5と太くなっています。プラド用ホイールはPCDこそ同じですが、穴が小さくてボルトが通らなかったり、強度が不足していたりします。「入るからOK」ではありません。規格違いの無理な装着は、高速道路での脱輪事故に直結します。

ちなみに、200系オーナーの方は、下記の記事で適合サイズを確認してください。

サイズ選びの泥沼|24インチの激痛 vs 18インチの至高

どうせ変えるならデカくしたい」。その男気は認めますが、家族を乗せるなら絶対にやめておきなさい。

Markdownテーブル: インチ別メリット・デメリット比較

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サイズ迫力家族評価概算費用編集長コメント
18インチ普通◎ 熟睡15万円〜純正最強。路面の凹凸を無効化。
20インチ上品〇 快眠20万円〜ZX純正。見た目と快適性の均衡点。
22インチ★ 強△ 不満40万円〜見た目重視ならここが限界ライン。
24インチ★★ 特× 激怒50万円〜道路の継ぎ目で内臓が揺れます。

インチアップの代償:家族からのクレーム

24インチなどの超大口径ホイールを履くと、タイヤの厚み(サイドウォール)が極端に薄くなります。

結果、ランクル特有の「魔法の絨毯」のような乗り心地は消え失せ、マンホールの段差ごときで「ドスン!」という衝撃が車内に響きます。

私が過去に24インチを履かせた際、妻から言われた言葉をそのまま記します。

トラックに乗ってるみたいで酔う。前のタイヤに戻して

この一言で、私の50万円のカスタムは終了しました。維持費だけでなく、家庭の平和まで失うリスクがあることを覚えておいてください。

逆張りのインチダウン:本物の機能美

逆に、17インチや18インチにあえて落とし、肉厚なマッドテレーンタイヤ(ゴツゴツしたタイヤ)を履かせる「オフロードスタイル」も人気です。

これなら乗り心地は確保され、縁石にホイールを擦る恐怖からも解放されます。何より、ランクルの本質である「どこへでも行ける機能美」が宿ります。

大地編集長のワンポイントアドバイス

300系のブレーキダストは、想像を絶するほど汚れます。欧州車並みです。

洗車好きでない限り、「複雑なメッシュ形状」のホイールだけは絶対に選ばないでください。 週末のたびに、歯ブラシでホイールの隙間を掃除する人生になりますよ。

それでもメッシュが履きたい!」というドMな同志には、私が愛用しているこのコーティング剤をおすすめします。これをしておくだけで、水洗いでダストが落ちるようになります。プロも使う本物です。

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インセットとツライチマッチングの真実

デザインが決まったら、次は「サイズ(インセット)」です。ここを間違えると、ディーラー入庫拒否(出禁)だけでなく、違法改造(不正改造車)として検挙されるリスクがあります。

安全圏は「インセット+40〜+50」

ランクル300(ZX)のフェンダー内に収める黄金比は以下の通りです。

ツライチ狙い: 9.0J〜9.5Jで インセット+40〜+50

これより数字を小さくして外に出そうとすると(例:+30)、タイヤがフェンダーからはみ出します。

ハミタイ」は道路運送車両法の保安基準違反です。最近のトヨタディーラーはコンプライアンスに非常に厳しく、数ミリでもはみ出しているとオイル交換すら断られます。 「車検の時だけ戻せばいい」という考えは甘いです。いざ故障した時に、ディーラーの門前払い(整備難民)になり、最悪の場合はメーカー保証も受けられなくなります。

失敗しないホイール選びの手順とおすすめブランド

失敗のリスクを最小限に抑える、鉄板の選択肢を紹介します。

  1. 純正流用(GRスポーツ/ZX):
    ヤフオク等で上位グレードの純正を買う。これが最も品質が高く、リセールも安定しています。「純正流用こそ至高」というマニアも多いです。
  2. RAYS(レイズ):
    VOLK RACING TE37」など。軽量鍛造でバネ下重量減。出足の軽さを体感したいなら、これ一択です。
  3. Delta Force(デルタフォース):
    オフロード系のド定番。18インチでBFグッドリッチと合わせるスタイルは、もはや「300系の正装」と言っても過言ではありません。

空気圧センサー(TPMS)の移植を忘れるな

ホイール交換時に一番揉めるのが、TPMS(タイヤ空気圧警報システム)です。

社外ホイールに変える際、センサーを移植するか、新品(1個数千円×4)をID登録しないと、メーターパネルにエラー警告灯が点きっぱなしになります。

格安ネット通販でタイヤ・ホイールセットを買う場合は、このTPMS対応が含まれているか必ず確認してください。

タイヤ選びとスタッドレスの注意点

特に冬場のスタッドレスタイヤは、300系の巨体(2.5トン超)を止めるための生命線です。

純正20インチのスタッドレスは40万円コースになるため、冬用だけ18インチにインチダウンしてコストを抑えるのが賢いオーナーの常識です。

ランクル300専用スタッドレスのサイズ選びや、ブレーキ干渉を防ぐマッチングについては、下記の記事で詳しく解説しています。

また、見た目を重視したATタイヤ(オールテレーン)やMTタイヤの選び方はこちらです。

ランクル300ホイールに関するよくある質問(Q&A)

レクサスLX600のホイールは付きますか?

はい、付きます。

同じGA-FプラットフォームでPCD139.7-6Hを採用しているため流用可能です。22インチ鍛造など、レクサスならではの工芸品のような輝きは魅力ですが、センターキャップがLEXUSロゴになる点だけ許容できればアリです。「トヨタ車にレクサスロゴ」を恥ずかしいと思うか、流用カスタムの醍醐味と捉えるかは、あなたのセンス次第です。

LX600流用カスタムの詳細は、下記の記事も参考にしてください。

22インチにしたら空気圧はどうすればいいですか?

インチアップでエアボリュームが減る場合、タイヤの負荷能力(ロードインデックス)を補うために、純正指定(230kPa前後)より高めの260〜280kPaに入れるのが一般的です。

私はいつも「270kPa」に合わせていますが、これは私の好みです。空気圧管理は乗り心地に直結するので、自分だけの「スイートスポット」を探すのも楽しみの一つです。

まとめ:その足元に「覚悟」はあるか

ランクル300のホイール選び、絶対に守るべき鉄則は以下の通りです。

  • PCDは139.7-6H。200系のホイールは入らない。
  • ナット形状(平座かテーパーか)を必ず確認する。間違えると脱輪する。
  • 22インチ以上は家族の理解(乗り心地悪化)を得てから買うこと。
  • インセット+40〜+50を守り、ディーラー出禁リスクを避ける。

足元を変えれば、駐車場で自分の車を振り返る回数が確実に増えます。ガラスに映る愛車を見てニヤリとする瞬間、それはオーナーだけの特権です。

しかし、見た目だけで選んで「乗るのが辛い車」「危険な車」にしてしまっては、ランクルオーナー失格です。

家族の笑顔を守れる範囲で、最大限のワガママを通す。

それが、長く愛車と付き合うための唯一の秘訣だと、私は思います。

なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

もしこの記事が、あなたのホイール選びの「転ばぬ先の杖」になれたなら、SNSでシェアしていただけると嬉しいです。Twitter(X)でメンションを飛ばしてくれれば、あなたの新しいホイール姿、絶対に見に行きます!

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ランクル300のカスタム全体や、他のパーツ情報に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。

※免責事項

本記事のマッチングデータは、執筆時点での実測値およびメーカー公表値に基づきます。ホイールの形状や車両個体差(フェンダーのバラつき)により、記載サイズでも保安基準に適合しない場合があります。最終的な適合判断は、必ずプロショップにて現車合わせを行った上で、自己責任にて実施してください。本記事の情報に基づくトラブルについて、当方は一切の責任を負いません。

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