「24インチの大径ホイールを履いて、家族に『乗り心地が悪い』と激怒されたことはありますか?」
私はあります。
そして泣く泣く、納車後わずか1ヶ月で純正に戻した恥ずかしい過去があります。
レクサスLXやGXが納車され、「何か変えたい」と高額パーツをカタログで眺めているあなたへ。
タワマンの機械式駐車場や、狭いコインパーキングで冷や汗をかく前に、残酷な結論を先に言います。
安易な24インチ化やエアロ装着は、数百万の出費と引き換えに、レクサス最大の武器である「極上の乗り心地」と「家族の笑顔」を失うリスクがあります。
この記事では、歴代ランクルで50万kmを走破し、カスタムで数百万をドブに捨ててきた私が、レクサスの品格を損なわない「大人のカスタム術」を解説します。
また、モデリスタや大径ホイールの「維持費の現実」も、包み隠さずお伝えします。
これを読めば、あなたは無駄な出費を回避し、家族も納得するスマートな一台を作り上げることができます。
【この記事の要約(3秒で結論)】
- 24インチ:見た目は最高だが、乗り心地は「トラック」化する。
- モデリスタ:迫力は出るが、段差で「割る」消耗品と割り切るべし。
- 正解:純正ラインを活かした「ブラックアウト」か「22インチ」まで。
なお、これからレクサスGXの購入を検討している方は、まず純正の状態を知る必要があります。
レクサスGXのスペックや特徴の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

レクサス カスタムの鉄則は「純正+α」

結論から言います。
レクサスLX/GXのカスタムにおける正解は、「引き算」または「純正ラインの強調」です。
ゴテゴテとパーツを足すのではなく、純正の美しいプレスラインを活かすこと。
それが、最もリセールバリューを維持し、かつ洗練されたスタイルを作る近道です。
品位を保つための「3つの禁止事項」
レクサスのカスタムで、絶対に守るべきルールがあります。
- 安物を付けない
数千万の車体に数千円の貼り付けメッキパーツ。
これをやった瞬間、レクサスの品格は地に落ちます。 - 機能性を殺さない
オフロード性能や快適性を極端に犠牲にする改造は、LX/GXのアイデンティティを否定することになります。 - 車検対応を守る
ディーラー入庫拒否は、レクサスオーナーとして最大の恥でありリスクです。
カスタムとは「不便さを愛する行為」
カスタムとは、純正状態という「メーカーが莫大な開発費をかけた最適解」を崩す行為です。
乗り心地が悪化したり、洗車がしにくくなったりするのは当たり前です。
その不便さを愛せるかどうかが、カスタムオーナーの資質と言えます。
【費用と寿命】モデリスタ・24インチの不都合な真実

ここでは、定番の「モデリスタ」と、憧れの「22〜24インチホイール」について解説します。
カタログには載っていない、維持の現実を数字で比較してみましょう。
【比較表】見た目・費用・リスクの全貌
| 項目 | モデリスタエアロKIT | 24インチ鍛造ホイール | 純正状態 |
|---|---|---|---|
| 概算費用 | 約50〜60万円 | 約120〜180万円 | 0円 |
| 見た目 | 迫力・塊感アップ | 圧倒的な存在感 | 上品・機能美 |
| 乗り心地 | 変化なし | 激変(突き上げ大) | 極上 |
| 実燃費 | ほぼ変化なし | リッター約1km悪化 | カタログ通り |
| リスク | 段差・パレット干渉 | ガリ傷・タイヤ高騰 | 気楽 |
| リセール | プラス(美品に限る) | 評価分かれる | 安定 |
【割れる】モデリスタエアロは「消耗品」である
モデリスタのエアロパーツは、装着すると最低地上高がモデルにより約20mm〜60mmダウンします。
たかが数センチと思うなかれ。
コンビニの輪留め、急なスロープ、雪道でのラッセル、そして「機械式駐車場のパレット端の突起」。
これら全てが敵になります。
「パレットに収まるはずが、エアロの張り出しでセンサーが反応して入庫できない」
「フロントスポイラーを割ってしまい、交換で20万円飛んだ」
というのは、この界隈では挨拶代わりのエピソードです。
さらに言えば、「洗車時にエアロとボディの隙間の汚れが取れない」という地味なストレスも覚悟してください。
割れたエアロはリセール時にマイナス査定となるため、精神的なストレスは想像以上です。
【激痛】24インチは「トラック」の乗り心地
24インチホイールに「30〜35偏平」というペラペラのタイヤを履かせると、路面の凹凸をダイレクトに拾います。
LX/GXの極上の乗り心地は消え失せ、マンホールの段差すら不快な振動として伝わってきます。
さらに、バネ下重量の増加により「実燃費の悪化(-1km/L程度)」や、命に関わる「ブレーキの効き始めの遅れ」も体感レベルで発生します。
そして何より、タイヤ交換等の脱着作業時。
純正タイヤですら重いのに、大径ホイールセットは1本40kg近くになり、腰を破壊しかねません。
DIY派の方は、ここで心が折れます。
もちろん、「その硬さが好きだ」というスポーティ派の方もいますが、同乗者にとっては苦行であることが多いです。
【高騰】タイヤ交換費用は「軽自動車」が買える額
さらに、24インチタイヤは1本10万円を超え、選択肢も非常に少ないのが現実です。
もし22インチや純正サイズで維持費を抑えたい場合は、ディーラーではなくネット通販でタイヤを安く購入し、提携店で取り付けるのが賢い選択です。
「ディーラー価格」を見て絶望する前に、ネット通販の「適正価格」を確認し、賢く維持しましょう。
\ タイヤ交換で「20万円」損したくない人だけ見てください /
>>タイヤの購入と取付予約が同時にできるサービス【TIREHOOD(タイヤフッド)】
「カッコよければ全て良し」と言い切れる独身貴族以外には、正直おすすめしません。
【推奨】それでも履くならTWSかVOSSEN
それでも大径を履きたい方には、以下のブランドを推奨します。
強度が担保されていない安価なホイールは、車重2.5トン超のLX/GXでは危険です。
- TWS (Exlete/Reizend): 国産鍛造の最高峰。精度が高く、大径でもバランスが良いです。
- VOSSEN (HF-6等): アメリカの鍛造ブランド。デザイン性が高く、LX/GXとの相性は抜群です。
失敗しないレクサス カスタムの具体的ステップ

失敗しないためのカスタム手順を解説します。
いきなり全部やるのではなく、少しずつ変化を楽しむのが大人の嗜みです。
※注意(免責事項)
ここで紹介するカスタムは、必ずしも全てのディーラーでの入庫や車検通過を保証するものではありません。
地域の検査官やディーラーの方針により判断が異なる場合があります。施工前に必ず担当営業マンや整備工場へ相談し、自己責任で行ってください。
グリルやウィンドウモールのメッキ部分を、黒のラッピングフィルムや塗装で隠します。
これだけで車全体が引き締まり、スポーティな印象になります。
費用も数万円〜と手軽です。
施工後は、ウォータースポットが目立ちやすくなるため、専用のコーティング剤でのメンテナンスが必須です。
\ 「水シミ」だらけの残念なレクサスにしたくない人へ /
- 22インチ: 乗り心地と見た目のバランスが良い妥協点。家族がいるならここまで。
- 24インチ: 見た目特化。覚悟が必要。
- オフロード系(18〜20インチ): 逆にインチダウンして肉厚タイヤ(A/T, M/T)を履くスタイル。GXにはこちらが似合います。
見た目の迫力と、V6ツインターボの排気音を楽しめます。
「ガナドール」などの老舗ブランドなら、トルクアップも体感でき、車検も安心です。
【必須】TVキャンセラーとHDMIは専門店に頼る
外装ではありませんが、LX/GXオーナーに必須級のカスタムが「TVキャンセラー」や「HDMI入力の追加」です。
走行中にYouTubeやNetflixを同乗者に見せたい場合、ディーラーでは対応してくれません。
レクサスの電装系に強く、出張取付も行ってくれる専門店に依頼するのが最も安全で確実です。
\ 後席の子供を「退屈」から救いたいパパ限定 /
>>純正カーナビやカーAVにplusして「できない」を「できる」に!【ナビ男くん】
【危険】エアサスコントローラーは保証対象外
LXにはハイトコントロール(車高調整機能)が付いていますが、社外のエアサスコントローラーを使えば、さらに低く見せることができます。
しかし、これはメーカー保証対象外となるリスクが高い行為です。
エアサスが故障した場合、修理費は1本あたり数十万円コースです。
「壊れたら自費で直す」という誓約書にサインするつもりで導入してください。
大地編集長のワンポイントアドバイス

「24インチは、誰のために履くのですか?」
私は過去、ランクル200時代に24インチを履いてイキっていた時期がありました。
信号待ちで横に並んだ車の視線を感じるたびに優越感に浸っていましたが、助手席の妻は常に無言でした。
ある日、「この車、トラックに乗ってるみたいで疲れる」と真顔で言われ、その週末に純正ホイールに戻しました。
驚くことに、戻した瞬間のあの「絨毯の上を滑るような感覚」に、私自身が一番感動してしまったのです。
LXやGXの本質は、どんな悪路でも快適に移動できることです。
私にとって24インチは、その本質を捨てて、見た目という「虚像」を取る行為でした。
それでも履きたいなら止めませんが、純正ホイールとタイヤは絶対に捨てずに保管しておいてください。
必ず、「戻したくなる日」が来ますから。
【事例】他のオーナーの正解・失敗パターンを知る

ここまでLX/GXのカスタムについて解説してきましたが、実際のスタイル例や、他のモデルでのカスタム事情を知ることも参考になります。
特に、オフロードスタイルを目指す「GXオーバートレイル」の仕様や、兄弟車であるランクルのカスタム事例、特にモデリスタの装着イメージは比較検討において重要です。
各モデルのカスタム詳細やスタイルについては、下記の記事で詳しく解説しています。


また、モデリスタエアロの具体的な迫力や、他車種での装着事例については、以下の記事も参考になります。
ランクル300・250のモデリスタ仕様については、下記の記事で詳しく解説しています。


レクサス カスタムに関するよくある質問(Q&A)

まとめ:カスタムしても「資産価値」は守れ

最後にもう一度、レクサスLX/GXカスタムの「正解」を復習しましょう。
- 純正+αの美学:過度な装飾はリセールと品位を下げる。
- 22インチの境界線:家族を乗せるなら22インチが限界。24インチは覚悟が必要。
- モデリスタの宿命:装着するなら「割れるもの」として予備費を持つ。
【Next Action:あなたができる第一歩】
まずは数万円でできる「メッキ部分のブラックアウト」から始めてみてください。
それだけで愛車の表情がガラリと変わり、「自分だけの一台」になった満足感を得られるはずです。
カスタムは、愛車への愛情表現です。
お金はかかりますし、失敗もありますが、それを含めて「レクサスのある生活」を楽しんでください。
純正もカスタムも、あなたが選んだ道ならそれが正解です。
ただし、やりすぎて「資産価値」をゼロにするのだけは避けましょう。
今の愛車の価値(リセール)を把握しておくことは、カスタム予算を決める上でも重要です。
\ 3年後、リセールで「100万円」損したくない人だけ見てください /
>>一括査定はもう古い!より高く愛車を売却できるクルマ買取オークション【ユーカーパック】
最後に、なぜ私がここまで「純正の良さ」や「カスタムのリスク」をしつこく語るのか。
それは私自身が、過去に数々の失敗カスタムで数百万円をドブに捨ててきたからです。
私の恥ずかしい車歴と失敗の記録は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。
もし「私も24インチで失敗した!」という同志がいれば、ぜひSNSでメッセージをください。傷を舐め合いましょう。
そして、それでも愛車をカスタムする喜びを、共に分かち合いましょう。

レクサスLX/GXの購入検討や、基礎知識に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


コメント