「500万円の価格差はどこにあるのか?」
結論から言います。
その答えはブランド料ではなく、「後部座席の住人の笑顔」にあります。
2026年現在、レクサスLXには待望のハイブリッド「LX700h」も追加され、ランクル300との価格差は最大で1,300万円以上に広がりました。
「中身は同じ兄弟車でしょ? エンジンも一緒だし」
そう思ってランクル300を選ぶと、後で痛い目を見ます。
断言しますが、同乗者からのクレームで車内の空気は凍りつくことになりますよ。
もしあなたが、大切な家族やゲストを乗せ、
「揺れる」「酔う」「眠れない」というクレームを絶対に避けたいなら、高くてもLXを選ぶべきです。
物理的な足回り(AHC)の構造が違うため、ランクルではどう逆立ちしてもLXの乗り心地は再現できません。
この記事では、歴代ランクルで地球12周分(50万km)を走り、現在はランクル250を所有する私(大地)が、カタログにはない「乗り心地の決定的な差」と「維持費の不都合な真実」を、忖度なしで叩きつけます。
これを読めば、あなたがどちらの鍵を握るべきか、迷いは消えるはずです。
【この記事の要約(3秒で把握)】
- 結論: 価格差の正体は「AHC(油圧サス)」による「魔法の絨毯」のような乗り心地。
- 注意点: リセール率(%)はランクル300が上。LXは「快適性を買う消耗品」と割り切れ。
- 最新: LX700h(HV)登場で価格は2,100万円〜へ。コスパならランクル一択。
なお、レクサスLX600/700hの詳細なスペックや納期については、下記の記事で詳しく解説しています。
\ カタログ値にはない「巨神」の真の姿 /

最大の違いは「乗り心地」|AHC(油圧サス)が生む魔法の絨毯

最大の違いは、サスペンション(足回り)システムです。
ランクル300は金属のバネ(コイルサスペンション)で車体を支えますが、LXは油圧とガス(AHC:アクティブ・ハイト・コントロール)で支えます。
これが意味するのは、「乗り味の質が根本的に異なる」ということです。
【比較】LXの油圧サス(AHC) vs ランクルのバネサス
ランクル300(ZX)にも「AVS」という電子制御ダンパーは付いていますが、基本は金属バネです。
路面の凹凸に対し、どうしても「コツコツ」とした微振動や、カーブでのロール(傾き)が残ります。
これは悪路での信頼性や、耐久性を優先した結果であり、ある意味で「ランクルの味(トラックっぽさ)」でもあります。
対してLXのAHCは、車高を自在に変えるだけでなく、ばね定数(硬さ)そのものを油圧で制御します。
- 高速道路: 車高を下げて地を這うように安定させる。継ぎ目の衝撃は「トン」ではなく「フワッ」といなす。
- カーブ: 外側の足を踏ん張らせて、車体の傾きを強引に抑え込む。
この制御により、2.6トンの巨体が嘘のようにフラットに走ります。
この「魔法の絨毯」のような浮遊感こそが、LXだけに許された特権です。
【結論】車高調整と「おもてなし機能」はLXだけの特権
AHCとは、サスペンションにオイルポンプとアキュームレーター(蓄圧器)を組み合わせたシステムのことです。
ボタン一つで車高を上げ下げできるため、乗降時に車高を下げてエスコートする「おもてなし」機能も、ランクル300にはないLXだけの装備です。
小柄な奥様やお子様、ご年配の方を乗せる機会が多いなら、この機能だけでLXを選ぶ価値があります。
大地編集長のワンポイントアドバイス

「AHCは壊れるのか?」
これが一番気になりますよね。
私の経験(ランクル100系でのAHC体験)から言えば、「10年・10万kmまでは持つが、それを超えると爆弾になる」です。
油圧ポンプからのオイル漏れ、アキュームレーターのガス抜け。
これらが起きると、乗り心地はガチガチになり、車高はペチャンコになります。
修理費はショック1本あたり10万円〜、全交換なら50万円コースです。
「新車で買って5年で乗り換える」なら天国ですが、「中古で買って長く乗る」なら、この修理費を覚悟する必要があります。
ランクル300のバネサスなら、壊れても数万円で直りますからね。覚悟しておいてください。
価格と維持費の「不都合な真実」|500万円差の内訳とリセール

では、具体的な数字で「痛み」と「差」を見ていきましょう。
2026年の最新価格(LX700h含む)で比較すると、その差額は家が建つレベルです。
| 項目 | レクサス LXシリーズ | ランドクルーザー 300 (ZX) | 差の違い |
|---|---|---|---|
| 車両本体価格 | 1,250万円〜2,100万円 | 730万円〜760万円 (ZX) | 約500〜1,300万円 |
| サスペンション | AHC (油圧車高調整) | AVS + コイルサス | 乗り心地の次元が違う |
| パワートレイン | V6 3.5L TB / V6 HV | V6 3.5L TB / V6 DSL | HVがあるのはLXだけ |
| 燃料代 | ハイオク (HVは多少良) | ハイオク / 軽油 | ランクルDSLが最安 |
| オーディオ | マークレビンソン (OP) | JBLプレミアムサウンド | 解像度 vs 低音の迫力 |
| 盗難リスク | 極めて高い (CANインベーダー) | 極めて高い (CANインベーダー) | どちらも要・追加対策 |
【リセール】残価率(%)はランクル300の圧勝
正直に言います。
リセールバリュー(残価率)だけで言えば、ランクル300の方が優秀な場合があります。
ランクル300は世界中の「業務需要(国連、赤十字、採掘現場)」があるため、多少走行距離が伸びても値段が落ちにくい傾向にあります。
特にディーゼルモデルの輸出需要は底堅いです。
一方、LXは「高級車」としての鮮度が重視されます。
モデルチェンジや年式経過による値落ち幅(金額ベース)は、ランクルよりも大きくなるのが現実です。
「長く安く乗る」ならランクル、「最高の移動時間を金で買う」ならLX。
この割り切りが必要です。
もし、この差額を埋めるために「現在の愛車」を売却して資金を作るなら、ディーラー下取りに出してはいけません。
営業マンは「下取り頑張りました!」と笑顔で言いますが、オークション相場より50万円以上安いことはザラです。
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【内装】マークレビンソンと静粛性はLXの完勝
LXは、ガラスの厚みや遮音材の量がランクルとは別物です。
ドアを閉めた瞬間の「キーン」という静寂は、レクサスならではの世界観と言えます。
さらにオプションの「マークレビンソン」オーディオ(約27万円)を選ぶと、車内はコンサートホールになります。
ランクル300のJBLも悪くはありませんが、低音重視の設計であり、繊細なクラシックやジャズを聴くならLXの圧勝です。
また、後席のVIPや家族にYouTubeやNetflixを見せて快適に過ごさせるなら、純正ナビの機能拡張は必須です。
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失敗しない選び方|後席の住人で決める3つの手順

迷いを断ち切るための、具体的な選び方をステップ形式で提示します。
まず、誰を乗せるかが最重要です。
- レクサスLX: VIP送迎、車酔いしやすい子供や妻。「揺れ」を極限まで抑えたい場合。
- ランクル300: 泥だらけの子供、キャンプ道具、気心知れた仲間。多少の揺れも「味」として楽しめる場合。
LXはAHCで車高が下がりますが、基本サイズは巨大です。
特に全幅1,990mmは、都内のコインパーキングや古い立体駐車場では「物理的に入らない」「枠からはみ出す」ケースが多発します。
「ドアが開けられない」「隣の車にぶつけられる」リスクと隣り合わせです。
契約駐車場のサイズ制限を必ず確認してください。買ってから「入らない」では笑えませんからね。
LXに設定されている「EXECUTIVE(4人乗り)」は、移動する執務室です。
マッサージ機能付きのオットマンシートは、ランクル300には絶対に真似できない世界です。
後席で足を伸ばして寝たいなら、このグレード一択になります。
大地編集長のワンポイントアドバイス

「エンジンが同じならランクルでいいじゃん」
昔の私はそう思っていました。
しかし、実際に両者に乗り比べて痛感したのは「疲労感の差」です。
東京から大阪まで500km走った時、ランクル300は「運転したぞ!」という心地よい疲労感(クロカン特有の重厚な手応え)が残りました。
一方、LXは「あれ、もう着いた?」という感覚。
AHCが路面の微振動を消し去ってくれるおかげで、脳へのダメージが少ないのです。
ただし、忠告しておきます。
もし「ステータス」だけでLXを選ぼうとしているなら、少し立ち止まってください。
フロントグリルの押し出しが強すぎて、コンビニの駐車場でも、子供の送り迎えでも、とにかく悪目立ちします。
「どこに居たかすぐバレる」のがLXです。
その社会的リスクと、AHCの将来的な修理費。
この2つと付き合っていく覚悟がある人だけが、LXを選ぶべきです。
レクサスLX/ランクル300をより深く知るための関連記事

ここまで、LXとランクルの比較をしてきましたが、実際の「乗り心地」や「競合車種」との比較については、まだ語り尽くせていない部分があります。
特に、LXの乗り味を決定づけるメカニズムの詳細や、他のライバル車との比較検討は、購入前の重要なステップです。
LXの乗り心地の詳細評価や、ランクル300と他車種の比較については、下記の記事で詳しく解説しています。
\ 「魔法の絨毯」のメカニズムを完全解剖 /
\ ライバル車と比較して後悔を潰す /

\ 弟分「250」との下剋上比較はこちら /

比較に関するよくある質問(Q&A)

まとめ:後席の「笑顔」を守るならLX

最後にもう一度、あなたの迷いを断つための「究極の選択基準」を復習しましょう。
- ランクル300: 壊れない・売って損しない・家族で泥遊びができる「最強の実用車」。
- レクサスLX: 揺れない・静か・後席から文句が出ない「移動するスイートルーム」。
- Next Action: 今週末、家族を連れてディーラーに行き、必ず「後部座席」に試乗してください。
10分走れば、その数百万円の価値があるかどうか、奥様や子供が答えを出してくれるはずです。
どちらを選んでも、間違いなく世界最高峰のSUVを手にする喜びは変わりません。
「維持費は高い」「デカくて不便」という声もありますが、それ以上に、この車たちはあなたと家族の人生を間違いなく豊かにしてくれます。
もしLXという「極上の選択」をする覚悟が決まったなら、まずは「今ある愛車を最高値で現金化」して、少しでも支払いの痛みを和らげてください。
ディーラーの下取りで数十万円損をして、後で後悔することだけは避けてほしい。
それが、多くの失敗をしてきた私からの最後のアドバイスです。
\ 3年後、後悔したくない人だけ見てください /
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なぜ私がここまで「実用性」と「コスト」にうるさいのか。
それは過去にランクルで数々の失敗をし、高い授業料を払ってきたからです。
私の赤裸々な車歴と失敗談は、下記のプロフィールで語っています。
ようこそ、泥沼(ランクルの世界)へ。

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同志であるあなたのカーライフが、最高のものになることを願っています!
ランクル300のグレード選びや詳細に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。
\ 300を買うと決めたら、次はこの記事 /

※価格や仕様は2026年1月時点の情報です。


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