レクサスLX、特に4人乗りの「EXECUTIVE」を検討されている経営者の方、あるいは会社の役員車として導入を考えている担当者の方へ。
カタログに踊る「NASAが提唱する中立姿勢」や「極上のマッサージ機能」という言葉を見て、即決しようとしていませんか?
ちょっと待ってください。
その決断が、納車後に「2,000万円の悲劇」を生む可能性があります。
実際に私の知人の経営者は、カタログの「極上空間」という言葉を信じて4人乗りを購入しました。
しかし納車初日のゴルフで、「バッグが積めない」という事実に直面し、わずか3ヶ月で売却する羽目になったのです。
結論から言います。
レクサスLXのグレード選びは、「ゴルフに行く頻度」で決めてください。
もしあなたが「週末は仲間とゴルフ」というライフスタイルなら、4人乗り(EXECUTIVE)は絶対に買ってはいけません。
経費で落ちるからといって安易に選ぶと、週末のたびに後悔することになります。
この記事では、歴代ランクル・レクサスSUVを50万km乗り継いできた私「大地」が、レクサスLX600/LX700hの内装を徹底解剖します。
カタログには載っていない「使い勝手のリアル」と、後悔しないグレード選びの結論をお伝えします。
悩んでいる間にも納期は伸び続けます。ここで決断して、ディーラーへ急いでください。
【この記事の要約:3秒でわかるLX内装の真実】
EXECUTIVE(4人乗り):
後席は「動くファーストクラス」で寝心地は最高。
しかし、ゴルフバッグは横積み不可。3個が限界という致命的弱点あり。
標準(5人/7人乗り):
ゴルフもアウトドアもこなせる万能選手。
ただし、3列目は「大人が座ると罰ゲーム」の狭さ。
結論:
ショーファーカー(運転手付き)ならEXECUTIVE。
自分で運転して遊ぶなら標準グレード一択。
レクサスLX(LX600/LX700h)の全体像やスペックについては、下記の記事で詳しく解説しています。

【グレード比較】レクサスLXの内装は「誰を乗せるか」で4人/5人/7人を決める

結論から言うと、LXの内装選びは「誰を、どこに乗せるか」で決まります。
グレードによってシート配置が全く異なるため、ここを間違えると取り返しがつきません。
まずはカタログスペックではなく、「現場の用途」で比較した以下の表を見てください。
シート配列の3パターンとターゲット
LXのシート構成は以下の通りです。
| グレード | 乗車定員 | 特徴 | ターゲット |
|---|---|---|---|
| EXECUTIVE | 4人 | 後席独立キャプテンシート 専用マッサージ・オットマン | ショーファーカー 法人役員車 |
| LX600/700h (標準) | 5人/7人 | 一般的なSUVの配置 3列目は7人乗りのみ | ファミリーユース 週末レジャー・ゴルフ |
| OFFROAD | 5人/7人 | 標準グレードに準ずる 悪路走破性重視の内装色 | アウトドア派 実用重視 |
内装の質感は「セミアニリン本革」が標準
内装色は「ヘーゼル」「ブラック」「ホワイト&ダークセピア」などから選べますが、やはりレクサスの真骨頂はセミアニリン本革の質感です。
手触りはしっとりとしており、ランクル300と比較しても明らかに「革の厚み」や「縫製の密度」が違います。
ただ、この革は繊細すぎて、ジーンズの色移りやペットの爪傷にはめっぽう弱いです。
「道具」として使い倒したいなら、ランクル300の方が気楽かもしれません。
\ 「エンブレム代に600万?」その差額の正体を知りたい人へ /
ランクル300とLXの細かな違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。

【4人乗り】EXECUTIVEの後席は「マッサージ付きの動くファーストクラス」

EXECUTIVE(エグゼクティブ)とは、レクサスLXに設定された4人乗りの最上級グレードのことです。
後席の快適性を極限まで追求しており、他のグレードとは一線を画す専用装備が与えられています。
車両本体価格が1,800万円〜2,100万円クラスとなるこのグレード。
その価値の9割は「後席」にあると言っても過言ではありません。社長やVIPを乗せるための専用装備を見ていきましょう。
最大48度のリクライニングとオットマン
助手席を最前方へスライドさせ、背もたれを倒すことで、後席足元に最大1,000mmのスペースが生まれます。
さらに、座面からオットマンが展開し、背もたれは最大48度までリクライニングします。
これ、実際に座るとわかりますが、「寝れます」。
NASAが提唱する「中立姿勢(Neutral Body Posture)」を再現しているそうで、体への負担が驚くほど少ないです。
アルファードのエグゼクティブラウンジも快適ですが、LXは「剛性の高いボディに守られている安心感」が段違いです。
高速道路での微振動のなさは、まさに「陸の王者」の名に恥じないレベルです。
指圧レベルの本格リラクゼーション機能(マッサージ)
「どうせ車のマッサージなんて気休めでしょ?」と思っていませんか?
LXのマッサージ機能は、全身・肩・腰・太ももと部位を選択でき、強弱も調整可能です。
中途半端なバイブレーションではなく、空圧式のしっかりとした指圧感があります。
移動中にリフレッシュできるため、多忙なエグゼクティブには実用的な機能と言えるでしょう。
ただし、操作はすべてセンターコンソールのタッチパネルで行います。
これが曲者で、機械に疎い年配の役員の方だと「マッサージの止め方がわからない!」「テレビに変えたい!」とパニックになり、運転手がわざわざ車を停めて操作してあげる…なんて光景もよく見かけます。
デジタルデトックスしたい方には、少々ハイテクすぎるかもしれません。
専用読書灯とシャワー空調のおもてなし
天井にはEXECUTIVE専用の読書灯が装備されており、角度調整も可能です。手元の資料にピンポイントで光を当てられます。
また、エアコンの風が直接体に当たらないよう制御される「シャワー空調」も搭載。
乾燥を嫌うVIPへの配慮も完璧です。
大地編集長のワンポイントアドバイス

EXECUTIVEの導入を検討している社長さん、あるいは秘書の方へ。
正直に言います。
「ゴルフに行く頻度」が多いなら、EXECUTIVEは慎重に選んでください。
私の知人の社長の話です。
彼は「一番高いやつを持ってこい」とEXECUTIVEを即決しました。
納車された週末、意気揚々と仲間3人を迎えに行き、ゴルフ場へ向かおうとした瞬間、顔面蒼白になりました。
「ゴルフバッグが……入らない!?」
EXECUTIVEは後席とラゲッジの間に隔壁があり、シートも倒せません。
結局、その日は慌ててタクシーを呼び、ゴルフバッグだけ別送するという屈辱的なスタートになりました。
彼は「1800万も出して、荷物も積めないポンコツはいらん!」と激怒し、3ヶ月で手放しました。
「運転手付きで優雅に移動」なら最高ですが、「週末に自分で運転して仲間とゴルフ」には全く向いていません。
その場合は、間違いなく標準グレード(5人/7人乗り)の方が幸せになれますよ。
【5人/7人乗り】標準グレードの居住性と「大人は厳しい」3列目のリアル

では、標準グレードはどうでしょうか。ファミリーカーとしての実力を見ていきます。
2列目シートはベンチレーション完備で快適
標準グレードの2列目も十分に快適です。
シートベンチレーション(送風)やヒーターはもちろん完備。足元もランクル300と同等以上に広いです。
EXECUTIVEほどの「個室感」はありませんが、家族や友人を乗せるには十分すぎる豪華さです。
特に天井の高さとドア開口部の広さは圧倒的で、腰を痛めがちなチャイルドシートの脱着も、驚くほどスムーズに行えます。
3列目シートは「緊急用」と割り切るべし
7人乗りを検討している方へ。
LXの3列目は、あくまで「緊急用」です。
床が高いため、大人が座ると膝が浮いて「体育座り」のような姿勢になります。身長170cmの私が座ると、頭上のクリアランスもギリギリ。
片道30分程度の移動なら耐えられますが、東京〜大阪のような長距離移動を3列目で過ごすのは、正直言って罰ゲームです。
もし「常に多人数乗車で快適に移動したい」なら、LXではなくアルファードやヴェルファイア、あるいは北米のフルサイズSUVを検討すべきです。
LXはあくまで「いざという時に7人乗れる」車です。
ランクル300や旧型200系の内装と比較したい方は、下記の記事も参考にしてください。

【不都合な真実】ゴルフバッグ積載不可・リセール・制限の弱点3選

ここからは、カタログにはあまり書かれないデメリットを包み隠さずお伝えします。
【積載】EXECUTIVEはゴルフバッグ横積み不可
先ほども触れましたが、EXECUTIVEは後席背面の「デッキトリムセパレーター(隔壁)」が存在するため、トランクスルーができません。
ゴルフバッグを積む場合、3個が限界、しかもパズルのように工夫して積む必要があります。
4人でゴルフに行くのは、荷物を別送しない限り不可能です。
【資産価値】4人乗りのリセールは「じゃじゃ馬」
LXといえば鉄壁のリセールバリューを誇りますが、EXECUTIVEに限っては少し事情が異なります。
需要が「法人の指名買い」か「特定の国への輸出」に限られるため、5人/7人乗りのような「誰でも欲しがる汎用性」がありません。
相場が跳ねる時は跳ねますが、需要が途切れるとガクンと落ちる「ハイリスク・ハイリターン」な資産であることを覚悟してください。
安定した資産価値(リセール)を求めるなら、間違いなく標準グレード(特に7人乗り)が正解です。
【通信】後席モニター活用にはWi-Fi環境が必須
前席背面に設置された11.6インチのリアシートエンターテインメントシステム。
画質は綺麗ですが、HDMI入力端子の位置や、スマホとのミラーリング接続の手順がやや複雑です。
また、移動中にYouTubeやNetflixを快適に見るなら、車載Wi-Fi環境が欠かせません。
スマホのテザリングではすぐに制限がかかります。
法人車や週末しか乗らない車なら、月額契約不要の「買い切り型Wi-Fi」が最も無駄がなくおすすめです。
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【制限】走行中のTV・ナビ操作は標準では不可
これはレクサス全般に言えることですが、走行中は同乗者のためにTVを映すことも、ナビの目的地設定をすることもできません。
ショーファーカーとして後席でニュースを見たい場合や、助手席のパートナーが操作したい場合に大きなストレスになります。
ディーラーではコンプライアンスの観点から対応できませんが、レクサスの高度な電子制御に影響を与えず、スマートに視聴制限を解除できる専門店が存在します。
「できない」を「できる」に変えたい方は、納車後の最初のカスタムとして検討してください。
※運転手が走行中に画面を注視することは法律で禁止されています。あくまで同乗者のための機能です。
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レクサスLXの内装に関するよくある質問(車中泊・色移り・盗難)

【最終結論】迷う時間は終わりです。あなたのLXはこれだ

最後にもう一度、「LXの内装選び」で失敗しないための重要ポイントを復習しましょう。
- 完全なショーファーカーとして使うなら、EXECUTIVE一択。
- 家族での使用やゴルフ、アウトドアも楽しむなら、標準グレード(5人/7人乗り)。
- 3列目はあくまで緊急用と割り切り、過度な期待はしない。
【Next Action】
まずはディーラーに行き、「実際にゴルフバッグを積ませてもらう」ことから始めてください。
迷っている暇はありません。LXの納期は常に不安定です。今日動かなければ、納車はさらに半年先になります。
レクサスLXは、選び方さえ間違えなければ、あなたの人生を豊かにする最高のパートナーになります。
維持費は、正直かかります。燃費も悪いです。
しかし、この「動く要塞」でしか味わえない安心感と、家族を守れる強度は、何物にも代えがたい財産になるはずです。
ようこそ、こちらの世界へ。
泥臭くも美しいカーライフを、共に楽しみましょう。
P.S. 最後に一つだけ、重要なお金を残す話です。
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ディーラーは「新車を売るプロ」ですが、「中古車を高く買うプロ」ではありません。
構造的に、彼らの下取り価格は相場より50万〜100万円ほど安くなりがちです。
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レクサスLXの総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。



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