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ランクル60錆対策と板金修理|購入前のチェック箇所と費用の真実

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ランクル60錆対策|ルーフ腐食修理100万の真実!板金チェック法

ランクル60に乗るということは、「錆(サビ)」という終わりのない敵と戦い続けることを意味します。

エンジンは丈夫だから50万km走れる」。

これは事実ですが、あくまで「ボディが残っていれば」の話です。

雨の日に運転していると、Aピラーを伝ってポタポタと冷たい雨水が膝に垂れてくる……。

フロアカーペットをめくると、そこには地面のアスファルトが見えている……。

そんな悪夢のような光景が、対策を怠った60の車内では現実に起こります。

多くの60が、エンジンの寿命を迎える前に、ボディの腐食によって廃車、あるいは維持不可能なほどの板金修理費を突きつけられて姿を消していきました。

特にルーフの雨どい(ドリップレール)やフェンダーの腐食は、放置すれば修理費用が100万円を超えることも珍しくありません。

全塗装済みでピカピカだから安心!

そう思って飛びついた車両が、実はパテで穴を埋めただけの「厚化粧車」だったという悲劇も、私は嫌というほど見てきました。正直、悔しくて眠れなかった夜もあります。

この記事では、歴代ランクルを50万km乗り継いできた私が、ランクル60最大の弱点である錆のチェックポイントと、現実的な板金修理費用、そして購入前に絶対に見るべき箇所を徹底的に解説します。

錆のリスクを正しく理解し、私のような致命傷を負わないための知識を持ち帰ってください。

この記事の結論(3行要約)

  • ルーフ(雨どい)の腐食は「修理費100万円コース」の致命傷だ。
  • 全塗装済み」は信用するな。磁石を使ってパテ埋めを見抜け。
  • 買う前にカーペットをめくれ。店員に嫌がられても確認すべきだ。

なお、ランクル60という車自体の全体像については、下記の記事で詳しく解説しています。

\ 知らないと損する60系の基礎知識 /

目次

ランクル60の「錆」とは寿命の宣告である

結論から言えば、ランクル60におけるボディの錆は、単なる見た目の問題ではなく「寿命の宣告」です。

最近の車とは異なり、防錆鋼板が十分に普及する前の設計であるため、一度錆が始まると内部から食い破るように進行します。「表面を削って塗れば直る」なんて甘い考えは、今すぐ捨ててください。

表面の錆と「内部からの深刻な腐食」の違い

ここで改めて定義しておきます。

表面錆(ステージ1):

塗装の剥げや飛び石から来る茶色の変色。

これはサンドペーパーで削ってタッチペンで塗れば直ります。DIYで対処できる「かすり傷」レベルです。

※DIY作業は自己責任で行ってください

腐食・穴(ステージ4):

塗装の下が膨らんでいる、あるいは指で押すとグズグズ崩れる状態。

「浮き錆」とは、鉄板が内部から腐食して膨張し、塗装を持ち上げている状態のことです。

これは鉄板自体が消失しています。

もはや「板金塗装」ではなく、健康な鉄板を移植する「外科手術(レストア)」の領域です。

費用は桁違いになります。

腐食の定番箇所と修理費用の不都合な真実

ここでは、ランクル60で必ずチェックすべき腐食ポイントと、それを直すための現実的な費用を公開します。

少し錆びてますね」と軽く言われたその箇所が、実は財布に大打撃を与える時限爆弾である可能性が高いのです。

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腐食箇所危険度修理難易度修理費用の目安備考
ルーフ(雨どい)SSS極めて困難50万〜100万円屋根交換が必要な場合も。最悪の箇所。
リアフェンダーS15万〜30万円タイヤハウス周りの切り継ぎが必要。
ロッカーパネルA10万〜20万円サイドステップ奥。強度が落ちる原因。
リアゲートB5万〜15万円上下開きの下側が特に腐りやすい。
窓枠(ゴム下)A10万〜30万円ガラス脱着工賃だけで高額になる。

ルーフドリップレール(雨どい)の崩壊

60系で最も恐ろしいのがここです。

雨どいのシーリングが劣化し、内部に水が浸入。気づいた時には屋根の鉄板が腐り落ちています。

ここは構造上、部分的な修理が非常に難しく、完璧に直すなら「屋根ごとの交換(ドナー車が必要)」や、高度な板金技術による「新規製作」が必要になります。私が知る限り、ここの修理見積もりを見て膝から崩れ落ち、泣く泣く60を降りたオーナーは一人や二人ではありません。

リアフェンダーアーチの「浮き」

タイヤハウスのアーチ部分に、塗装の「浮き」や「水ぶくれ」が見えたら要注意です。

これは内側から錆が進行し、鉄板に穴が開く寸前のサインです。表面を削っても穴が開くだけなので、腐った部分を切り取り、新しい鉄板を溶接する「切り継ぎ加工」が必要です。

安く直して」と頼んでも、まともな板金屋なら断るでしょう。後で必ず再発してクレームになるからです。

購入時の錆チェック方法と板金修理の判断基準

これから60を買う人、あるいは今乗っている人が、どう判断すべきかの手順を解説します。

遠慮は無用です。数百万の買い物をするのですから、徹底的に見てください。店員の顔色を伺っている場合ではありません。

1. ルーフの雨どいを指でなぞる

全周を指で押し、グズグズした感触や、シーラーのひび割れがないか確認します。

塗装が浮いていたり、指が入るような穴があったりする場合は、購入を見送るべき危険信号です。その個体は、残念ながら「終わって」います。

2. カーペットをめくる(超重要)

荷室や足元のカーペットをめくり、フロアに穴が開いて地面が見えていないか確認します。

特にリアゲート付近のフロアは水が溜まりやすく、腐食の定番箇所です。クリップが古くて割れるかもしれませんが、構わずめくってください。クリップ代数百円で、数十万の損失を防げるなら安いものです。

もし販売店でこれを嫌がられたら、その車はやめた方が賢明です。隠したい「何か」がある証拠ですから。

3. 磁石(マグネット)を使う

フェンダーやドア下部に磁石を当てます。

パテ埋めで誤魔化している場所は磁石がつきません。厚盛りパテはいずれ割れて水分を含み、内部から爆発的な錆を誘発します。「レストア済み」という言葉を鵜呑みにせず、物理法則で確認してください。

4. 下回りのシャシーブラック塗装を疑う

真っ黒にテカテカと塗られた下回りは、錆を隠すための「厚塗り」である可能性があります。

塗装の奥にある「地肌の質感」を見てください。ボコボコとした肌触りであれば、錆の上から塗っている証拠です。本物の極上車は、塗装の下の鉄肌がスムーズです。

錆の少ない良質な個体は、ネットに掲載される前にマニアの間で売買されたり、専門店のバックオーダーで消えていったりするのが現実です。

もし、ご自身で探すのが不安な場合や、市場に出回っていない「錆の少ない極上車」を優先的に探したい場合は、プロに依頼して非公開在庫から探してもらうのも一つの賢明な手段です。

ガリバーなら、市場に出る前の「非公開在庫」から条件に合う車両を探してくれます。

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錆以外のエンジンや内装のチェックポイントを含めた「中古車選びの全貌」については、下記の記事で解説しています。

\ 買ってはいけない60の特徴、全部教えます /

大地編集長のワンポイントアドバイス

私が過去に見てきた中で最も悲惨だったのは、「全塗装済みで極上!」と謳われて高値で購入されたランクル60でした。

納車から半年後、ルーフの塗装が割れてきたので剥がしてみると、そこにあったのは鉄板ではなく、腐食して無くなった屋根を形成していた「新聞紙と大量のパテ」の塊でした。まるで張りぼてです。

信じられない話ですが、見かけを良くするためだけの悪質なレストア(もどき)は実在します。そして、それを掴まされた時の絶望感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

錆びていない60は、今の日本ではユニコーンのような存在です。「多少は錆びている」のが前提ですが、「直せる錆」と「死に至る錆(廃車直結の錆)」を見極める眼力を持ってください。エンジンは載せ替えられますが、ボディ骨格の腐食はお金で解決できない(あるいは新車以上のコストがかかる)泥沼です。

購入時は、塗装の艶よりも「鉄の硬さ」を確認すること。これが鉄則です。

錆対策と防錆に関する関連記事

錆から愛車を守るためには、購入後のメンテナンスも欠かせません。

下回りの防錆塗装(ノックスドールなど)や、オールペイント時の注意点、フレームの状態確認については、それぞれの専門記事で深く掘り下げています。錆との戦いは総力戦です。

下回りの具体的な防錆処理や塗料の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

\ シャシーブラックの厚塗りに騙されないために /

全塗装(オールペン)をする際の錆処理の重要性については、下記の記事で詳しく解説しています。

\ 見た目だけの全塗装は金の無駄? /

(参考)次世代のランクル80系における錆事情と比較したい方は、下記の記事も参考にしてください。

\ 次世代80系の錆事情もチェック /

ランクル60の錆に関するよくある質問(Q&A)

浮き錆とはどのような状態ですか?

浮き錆とは、塗装の内側で金属が腐食し、ガスや錆の体積で塗装が水ぶくれのように膨らんでいる状態です。 見た目は小さな膨らみでも、内部では広範囲に腐食が進行していることが多く、放置すると穴が開きます。

板金修理で完全に錆は止まりますか?

完全に止めることは困難です。腐食部分を切除しても、見えないミクロの錆の根(腐食核)が残っていれば再発します。「遅らせる」という認識が正しいです。延命治療に近いですね。

錆止め塗料(転換剤)は効果がありますか?

表面の軽微な錆には効果があります。

しかし、内部から腐食している「浮き錆」の上から塗っても、中で進行し続けるだけで意味がありません。

屋根付き車庫は必須ですか?

必須です。

雨ざらしの保管は、ランクル60の寿命を著しく縮めます。特にルーフの雨どいに水を溜めないことが最重要です。

また、雨漏りする車内は梅雨時期になると強烈な「カビ臭さ」に包まれます。こうなると、奥様やお子様から「臭いから乗りたくない」と拒絶される未来が待っています。

まとめ:その錆と心中する覚悟はあるか?

ランクル60選びにおいて、エンジンの調子以上に優先すべきなのが「ボディの状態」です。

  • ルーフ(雨どい)の腐食は、修理費100万円コースの致命傷になり得る。
  • フェンダーの浮き錆は、内側からの腐食サインであり切り継ぎ修理が必要。
  • 「全塗装済み」=「錆がない」ではない。パテ埋めの可能性を疑うこと。
  • 購入時はカーペットをめくり、磁石を使って鉄板の状態を確認する勇気を持つこと。

もし、今お乗りの60がすでに末期的な腐食を起こしており、修理見積もりが100万円を超えて維持が現実的でない場合は、「勇気ある撤退」も選択肢の一つです。

ボロボロの状態でも、ランクル60であれば「部品取り」や「海外輸出」の需要があるため、専門業者なら値段がつくことがあります。1社で諦めず、特徴に合わせて選んでください。

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特徴カーネクストハイシャル
強み海外輸出網が強く、不動車でも高価買取の可能性大。どんな状態でも0円以上を保証。
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もし、あなたが今検討している60が、塗装はボロボロでもボディの鉄板がしっかり生きているなら、それはピカピカのパテ埋め車よりも遥かに価値がある「原石」です。

見た目の綺麗さに惑わされず、骨格の健康状態を見極めてください。

錆と付き合うには、お金も時間も、そして何より「」が必要です。

それでもなお、この不便で錆びやすい車に乗りたいと思うなら、私はあなたを全力で応援します。手のかかる子ほど可愛いというのは、あながち嘘ではありませんから。

なぜ私がここまで「」に対して神経質になるのか。それは私自身が過去に安い個体に飛びつき、修理費で泣きを見た経験があるからです。私の詳しい車歴と失敗談は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

もしこの記事が、あなたのランクル60選びの「転ばぬ先の杖」になったなら、ぜひSNSでシェアや感想をいただけると嬉しいです。「あの時チェックしてよかった」という報告が、次のディープな記事を書く原動力になります!

ランクル60の中古車選びや維持費の全体像に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。

\ ランクル60の維持費と燃費の現実を知る /

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