結論から言います。
ランクル60の全塗装(オールペン)を、次の20年を共に歩む「一生モノ」として仕上げるなら、
100万円という大金が最低ラインの投資になります。
「朝、駐車場でカサカサに剥げたルーフを見るたびに溜息が出る…」
そんな悩みを持つあなたに、同じオーナーとしてあえて厳しい現実をお伝えします。
ネットで見かける「20万円の格安全塗装」に手を出すのは、
結果的に高くつく「安物買いの銭失い」になりかねません。
本記事では、歴代ランクルで50万kmを走破し、自らも整備を行う私(編集長・大地)が、
ランクル60の全塗装における「不都合な真実」と「失敗しないための鉄則」をすべて暴露します。
この記事を読めば、無駄な再塗装で資金を失う悲劇を回避し、
愛車に新車のような輝きを取り戻す「正しい選択」がわかります。
【この記事の要約:3秒でわかる結論】
- 費用相場: まともな仕上がりなら100万〜150万円がリアル。
- 格安の罠: 20万のマスキング塗装は数年で剥がれるリスク大。
- 必須作業: ガラス脱着とゴム類新品交換を含む「フルペイント」が絶対条件。
- 次の一手: 予算が合わないなら、サビが深刻化する前に「査定」で現状の価値を知る。
なお、ランクル60のカスタム全体の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル60全塗装の費用相場は「100万円」が最低ライン

全塗装(オールペイント)とは、単に上から色を塗るだけでなく、
外装パーツや窓ガラスを外し、劣化した下地を削り落として、
新車時と同等の美しい塗膜を形成し直すボディのレストア(復元)作業のことです。
ランクル60の全塗装を「職人が納得し、オーナーが後悔しないレベル」で仕上げるなら、
最低でも80万円〜150万円の予算が必要です。
仕上がりと寿命は、
「どこまで部品を外して、下地を処理するか」で180度変わります。
塗装手法別の費用一覧と寿命(推奨はフルペイント)
以下の比較表を見てください。
| ランクル60 塗装手法 | 費用相場 | 評価・寿命 |
|---|---|---|
| 格安マスキング(外側のみ) | 20万〜40万円 | × 絶対NG 数年で剥離・境界に段差 |
| 同色ペイント(部品脱着あり) | 50万〜80万円 | △ 同色限定 窓ゴム劣化のリスク残存 |
| 色替えフルペイント | 80万〜120万円 | ◎ 推奨 新車の輝き・窓ゴム新品 |
| 剥離・レストア塗装 | 150万円〜 | ○ 究極 一生モノ・サビ完全根絶 |
で、結局どれが正解?
ランクル60を長く愛でるつもりなら、ガラスを外してゴム類を新品にする
「色替えフルペイント(80万円〜)」が最低ラインの正解です。
20万円の格安塗装は、数年後に塗装がパリパリと剥がれ落ち、
せっかくの愛車の見栄えがさらに悪化してしまいます。
しかし、「100万円以上は家族の理解が得られない…」と肩を落とした方もいるでしょう。
その場合は、サビが進行して修理費が跳ね上がってしまう前に、
今のボロボロの状態で「実はいくらで売れるのか?」という、
リアルな相場を把握しておくことを強くおすすめします。
\ 【100万円の見積もりに足踏みしている方へ】サビが深刻化する前に、愛車の『本当の資産価値』を確認しておく /
20万円の「格安全塗装」が安物買いの銭失いになる理由
マスキングテープで覆うだけの安い全塗装は、
窓枠のゴム(ウェザーストリップ)とボディの境界線に必ず「段差」ができます。
洗車のたびにそこに水が溜まり、最悪の場合はそこから塗装が浮き、
パリパリと剥がれていきます。
車を大切にしたいなら、この方法は避けてください。
ランクル60全塗装の泥臭い工程と注意点(必須4ステップ)

「よし、100万払ってでも高品質な全塗装をしよう」と決意したあなたへ。
ここからは、ショップの裏側で実際に行われている、生々しい全塗装の現実を解説します。
単に窓枠にマスキングテープを貼って塗るだけの簡単な作業ではありません。
前後バンパー、グリル、ドアノブはもちろん、フロントガラスからクォーターガラスまで、外せるものはすべて抜き取る大工事です。
私の経験上、35年経過したプラスチックのクリップ類は次々と粉々に割れ、
再利用できない部品の山が積み上がります。
ドンガラになったボディにダブルアクションサンダーを当て、カサカサになった旧塗膜を削り落としていきます。
全身が削り粉まみれになる過酷な作業です。
そしてここで、フロントガラスの縁やリアゲートの下部から、
高確率で「隠れサビ」や鉄板の「腐り穴」が顔を出します。
これを削り取り、鉄板を切り継ぎ溶接する板金作業を素人が見よう見まねでやると、後々大きな後悔を生みます。
ここが絶対にサボれない急所です。
サビを封じ込め、美しい塗料を吹き終わった後、ガラスを戻す際に「古い硬化した窓ゴム」をケチって再利用するとどうなるか。
大雨の日に隙間から水が漏れ、
ダッシュボード裏のECUや配線がショートして数十万の修理費が飛ぶリスクがあります。
ゴム類の新品交換費用は、全塗装における「必須の保険代」と考えてください。
万が一DIYでサビ処理や防水コーキングをミスすれば、
数ヶ月で塗装の内側からサビが進行し、車内への浸水など致命的なダメージに繋がります。
この過酷な工程とリスクを背負う自信がない場合は、
迷わず旧車のレストア実績があるプロショップに依頼してください。
もし、「100万以上の見積もりと隠れサビの恐怖」に心が折れたなら、
無理をして泥沼にハマる必要はありません。
ランクル60は海外需要が爆発しており、塗装がヤレていても驚くような値段がつきます。
悪徳業者に安く買い叩かれて損をする前に、まずは適正な相場を確認して冷静に次の選択肢を探ってください。
\ サビ修理で数十万の追加費用に悩むくらいなら、需要が高騰している「今」の価値を確かめる /
ランクル60全塗装の人気カラー選び(アースカラーvs純正色)

ランクル60の直線的でクラシカルなボディラインには、
彩度を落とした「アースカラー」や、歴史を感じる「純正色」がよく似合います。
| ランクル60 人気カラー | 系統 | 評価・特徴 |
|---|---|---|
| ベージュ(純正系) | アースカラー | ◎ 大定番 土っぽさ・汚れ目立たない |
| アーバンカーキ | ミリタリー系 | ○ 最新風 キャンプ映え・無骨 |
| アルルブルー | クラシック青 | ○ 爽やか 重厚感・デモカー人気 |
| 純正色(ブラウン等) | オリジナル | ◎ 希少 マニア熱狂・リセール高 |
【王道】土っぽさが似合う「サンドベージュ」
旧車ランクルの大定番です。
40系から受け継がれる土っぽいカラーは、メッキバンパーとの相性が抜群。
汚れが目立ちにくいのも実用的なメリットです。
【最新風】ミリタリー感溢れる「アーバンカーキ」
RAV4など最新のトヨタ車でも採用されているカラー。
ミリタリー感を持ちつつ洗練された印象を与え、キャンプ場でも最高に映えます。
【爽やか】クラシックな重厚感「アルルブルー」
ランドローバー等で使われるグレーがかった青。
海にも山にも似合う爽やかさと、クラシックな重厚感を両立できます。
【希少価値】歴史を尊重する「純正色」への回帰
「当時のオリジナル」にこだわる層に支持されているのが、純正色への回帰です。
ランクル60のカタログを飾っていた「フリーウェイ・トーニング(ブラウンのツートン)」や、
「トラディショナル・ベージュ(ゴールド系)」などは、今見ると非常にシブく、レトロなオーラを放ちます。
最新のカラーで個性を出すのも素晴らしいですが、
「当時のままの姿で、新車のようにピカピカ」という選択肢も、将来的なリセールバリューを含めて非常に魅力的です。
▼ 大地編集長のワンポイントアドバイス
色選びでよくあるのが、外装を最新SUV風のカラーにして、
内装の「昭和レトロな茶色のモケットシート」と少し雰囲気がズレてしまうケースです。
もちろん個人の自由ですが、60は内装の個性が強烈なので、
コーディネートが難しく、チグハグに感じてしまうリスクがあります。
迷った時は、内装と喧嘩しない「純正色のソリッド」か「サンドベージュ」を選ぶと、全体にまとまりが出やすいですよ。
ランクル60全塗装をより深く知るための関連記事

ボディがピカピカになると、他の部分のヤレが途端に目立ち始めます。
全塗装の工程で見つかる「サビ」への根本対策は、下記の記事が参考になります。

また、外装に負けない下回りの美しさを保つためのマフラー交換についてはこちら。
80系の人気カラーも、60の色選びのヒントになります。

ランクル60全塗装に関するよくある質問(構造変更など)

まとめ:ランクル60を一生モノにする全塗装の最終決断

最後にもう一度、「財布と愛車を守るための鉄則」を復習しましょう。
- 格安塗装は選ばない:20万円の塗装は数年で剥がれるリスク大。
- 100万円の覚悟を持つ:ガラス脱着・ゴム類交換・サビ修復は必須。
- 内装との相性を考える:ドアを開けた時の統一感も忘れずに。
- 完成後は即コーティング:100万円の投資を紫外線から死守する。
で、結局どうすればいい?
まずは、あなたの60に「あと20年乗る覚悟」があるか自問自答してください。
あるなら、信頼できるショップを見つけ、100万円の予算を組んでください。
もし、「そこまでの大金は出せない…」と迷うなら、まずは現状の価値を正しく把握しましょう。
ボロボロでも価値がつくランクルだからこそ、損切りして次のオーナーへ繋ぐのも愛の形です。
100万円という金額は確かに高いですが、新車のように蘇った60とのドライブは、
その金額を忘れさせるほどの感動をくれるはずです。
\ 100万の塗装を紫外線で台無しにしないために、納車された「その日」に自分でバリアを張る /
\ 全塗装を諦めるなら、需要が高騰している今のうちに、次のステップへ向けた資金計画を立てる /
なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?
私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

ランクル60の総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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