「ランクル80を買うなら、絶対にお洒落なベージュがいいな…」
そうやって中古車サイトの「格安全塗装車」を眺めているあなた、ちょっと待ってください。
結論から言います。
ランクル80の色選びは、「資産価値最強の純正色」を維持するか、「100万円かけて高品質な全塗装」をするかの2択です。
市場に溢れる「30万円で塗られた全塗装車」の多くは、深刻なサビや事故歴を隠すための厚化粧。
1年後には窓枠のゴムから塗装が割れ、内側からサビが爆発する悪夢が待っています。
また、現在の希少価値を知らずに「純正ツートン」を塗り潰してしまい、
将来の査定で数十万円をドブに捨てることになってしまうオーナーも少なくありません。
本記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、50万kmを走破してきた私(編集長・大地)が、
「絶対に買ってはいけない地雷カラー」と「リセールを守る色選び」を解説します。
これを読めば、粗悪な全塗装車を掴まされて、
家族との楽しい週末を修理に奪われるリスクを完全に回避できます。
【この記事の要約(3秒でわかる不都合な真実)】
- 資産価値:多少クリアが剥げていても「未再塗装の純正ツートン」が最強。
- 全塗装の罠:安価な全塗装車はサビ隠し。1年で塗装が割れて鉄屑になる。
- 正しい色選び:塗るなら100万円かけて定番のアースカラー(ベージュ等)一択。
色選びで失敗する前に、まずは80系全体のカスタムの「やってはいけないNG事例」を知らないと、チグハグな見た目になり後悔します。

【ランクル80 色】純正ツートンが最強の資産価値を持つ

結論から言います。
現在のランクル80市場において、最も資産価値が高いのは「オリジナルの純正色を維持している個体」です。
| ランクル80 純正色リセール評価 | 状態 | 査定への影響 |
|---|---|---|
| 純正ツートン | 未再塗装 | ◎ (大幅プラス) |
| 純正単色 | 未再塗装 | ○ (プラス維持) |
| 他色への塗り潰し | 格安全塗装 | × (大幅マイナス) |
結論:多少クリアが剥げていても、絶対に「未再塗装の純正」を維持すべきです。
1990年代の純正ツートンが海外マニアにより価格高騰
1990年代当時、ランクル80の高級グレード(VXリミテッド等)では、
ボディ上下で色が異なる「ツートンカラー」が主流でした。
ダークグリーンマイカ×グレーのツートンや、ワインレッドマイカなどが代表的です。
10年前までは「古臭いおじさんカラー」として敬遠され、多くの車が単色に全塗装されてしまいました。
しかし現在、1990年代のネオクラシックブームにより、
この「当時のままの純正ツートン」が熱狂的なマニアや海外バイヤーから再評価されています。
下手に色を塗るよりも、屋根のクリアが少し剥げていても純正塗装を残している方が、
査定額が数十万高くなる逆転現象が起きています。
未再塗装=事故・サビ無しの証明となり査定額アップ
ランクル80の純正塗装は、現代のコストカットされた水性塗料とは比べ物にならないほど分厚く、強固に作られています。
「新車時からの未再塗装」というだけで、それは車歴が明確である(大きな事故歴やサビ隠しがない)ことの証明になり、中古車市場での信頼性が跳ね上がります。
【ランクル80 全塗装】ベージュ等アースカラーが大人気

純正色が圧倒的な資産価値を持つ一方で、「自分だけの一台を作りたい」というオールペン(全塗装)のロマンも痛いほどよく分かります。
特に、無骨でクラシックな印象を与える「アースカラー」や「ソリッドカラー」が現在のトレンドです。
ベージュやアルルブルーなど定番カラーが圧倒的人気
アウトドアシーンに溶け込む色合いは、ランクル80の四角いボディラインを美しく際立たせます。
- ベージュ系:
圧倒的1番人気。ランクル40や70の純正色を流用することが多く、レトロ感を出すのに最適です。 - アルルブルー:
ランドローバー・ディフェンダーの純正色。くすんだ青みがかったグレーで、都会的かつ泥臭い絶妙なバランスを持ちます。 - アンヴィル:
ジープ・ラングラーの純正色。ソリッドなグレーで、無骨なミリタリー感を強調したい層に支持されています。
最新RAV4の純正色「アーバンカーキ」の流用もトレンド
最新のランクルに採用されている色を、あえて80に塗るスタイルも増えています。
代表的なのは、RAV4などに設定されている「アーバンカーキ」です。
現代的な色味でありながら、80のクラシックなフォルムにも驚くほどマッチします。
【ランクル80 費用】格安全塗装は罠!本格塗装は100万円

全塗装を検討する際、絶対に知っておくべきは「初期費用をケチって後悔する」リスクです。
「30万円で全塗装!」と謳うような施工は、高い確率で後悔に繋がります。
| ランクル80 全塗装の費用比較 | 金額目安 | 耐久・クオリティ |
|---|---|---|
| 本格オールペン | 80万〜120万円 | ◎ (新車同等) |
| 格安オールペン | 30万〜50万円 | × (1年で剥がれる) |
結論:愛車を長く守るなら、プロに依頼する「100万円の本格塗装」一択です。
【注意】30万円の安い全塗装済み中古車はサビ隠しの厚化粧
中古車市場に並ぶ「全塗装済み・ピカピカのランクル80」の中には、
販売店が利益を出すために「格安オールペン」を施しただけの粗悪な個体が混ざっています。
酷いものになると、屋根のクリア剥げやフェンダーのサビを削り落とすことなく、そのまま上から塗料を吹き付けています。
これらは数ヶ月で塗装の内側からサビが浮き上がり、修復不可能な状態に陥ります。
100万円かかる「本格全塗装」地獄の作業4ステップ
なぜ本格的な全塗装に100万円以上の費用がかかるのか?
そして、なぜDIYで安上がりに行おうとすると破滅するのか。
ランクル80を美しく、かつ安全に塗り替えるための「泥臭い現実」を解説します。
「マスキングテープを貼って、上から好きな色をシューッと吹き付けるだけ」という甘い幻想は今日捨ててください。
ランクル80の本格塗装は、前後バンパー、窓ガラス、ドアノブ、オーバーフェンダー、そして経年劣化でカチカチになったウェザーストリップ(窓枠のゴム)まで、外せる部品を全てむしり取る「全バラシ」から始まります。
これをサボって上塗りしただけの車は、1年以内に必ずゴムの隙間から塗装がパリパリと剥がれ落ちます。
ドンガラになったボディの古い塗装とクリア層を、ダブルアクションサンダーでひたすら削り落とします。
粉塵まみれになる過酷な作業ですが、本当の地獄はここから。
削った下から、ランクル80特有の「リアフェンダーアーチ」や「フロントガラスのフチ」に潜む深刻なサビ(腐り)が必ず顔を出します。
これをサンダーで切り飛ばし、鉄板を溶接してパテで成形する、鉄の匂いと泥臭さの入り混じる過酷な板金作業が延々と続きます。
塗装が完了しても安心できません。
最大の難関は、外した何百というパーツを寸分違わず元に戻す「組み付け」です。
ここで経年劣化したクリップをケチって再利用したり、ガラスのシーリング(防水処理)を1ミリでもミスすれば、次の台風の日に車内が「水没」します。
コンピューターが水に浸かれば数十万円の修理費が飛びます。
現在、トヨタのGRヘリテージパーツで一部復刻されているとはいえ、80系は欠品部品だらけです。
クリップ一つ割っただけで作業が数ヶ月ストップする恐怖を抱えながらの作業になります。
DIYで青空塗装をすれば、虫やホコリが張り付いて見るも無惨な姿になり、愛車の査定額はゼロになります。
ランクル80の全塗装は、専用ブースと熟練の技術を持つプロの板金屋に「最低でも100万円」を支払って依頼するのが、結果的に一番安上がりで安全です。
もし「100万円の塗装費用なんて、一括で捻出するのは厳しい…」と悩んでいるなら、
今の愛車を下取りに出す前に、適正な相場を知っておくことが防衛策になります。
\ 予算の都合で全塗装を諦めるくらいなら、今の愛車がいくら化けるか相場だけ抜いておけ /
【ランクル80 リセール】マット塗装は暴落!定番色を守れ

全塗装で好きな色を楽しむのは素晴らしいカーライフですが、
出口戦略(リセール)を考えるなら、避けるべき色が存在します。
【警告】マット塗装は手入れが地獄で買取査定も数十万下がる
リセールバリューを大きく下げる要因になりやすいのが「マット(艶消し)塗装」です。
マットブラックやマットカーキは、ミリタリー感が出て非常にかっこいいですが、
以下の理由から買取査定ではマイナス(数十万円の減額)となるケースが多いです。
- 手入れが地獄: コンパウンド(研磨剤)が使えず、軽い擦り傷でも修復不可能。
- 汚れが落ちない: 表面の微細な凹凸に汚れが入り込み、水垢が取れなくなる。
- 万人受けしない: 買う人を選ぶため、中古車販売店が在庫リスクを恐れて買い叩く傾向がある。
買取価格が落ちない定番色か純正アーバンカーキを選べ
全塗装車でリセールを落とさないためには、「誰が見てもお洒落と感じる定番色」を選ぶことです。
ベージュ、アルルブルー、そしてトヨタ純正のアーバンカーキなどは、中古車市場でも常に需要があるため、
買取価格が暴落しにくい手堅い選択と言えます。
▼ 大地編集長のワンポイントアドバイス
私自身、過去にランクル80を安く全塗装して痛い目を見ています。
全塗装済みの中古車を買う時は、絶対に「ドアを開けて内側の色」を見てください。外はベージュなのに、内側がワインレッドだったら即刻パスです。
また、「ウェザーストリップ(窓枠の黒いゴム)」の縁も要注意。ここにボディカラーと同じ塗料がうっすら付着している車は、パーツを外さずにマスキングテープだけで手抜き塗装された証拠です。
塗装の質は、車の寿命そのものです。
予算を抑えるために手抜き工事の車を選び、雨漏りする車内を見た時の家族の冷たい視線は、想像以上にキツいものです。
愛する家族を乗せる車だからこそ、塗装の質にはこだわってください。
【ランクル80 色】失敗しないための関連記事一覧

ランクル80の色選びで悩んでいる方は、全塗装の具体的な工程や、他世代のランクルの色事情も併せて知っておくことで、より広い視点で選択ができるようになります。
安物買いをして雨漏り地獄に落ちないための、絶対に失敗しないショップ選びの基準はこちらです。
80の次世代モデルであるランクル100の人気色事情や、80とは異なる塗装の特徴に興味があるなら、下記の記事を読んでください。

クラシック路線の最高峰、ランクル60の全塗装事情や、オリジナルカラーの文化財レベルの希少性についてはこちらで暴露しています。
【ランクル80 色】全塗装に関するよくある質問(Q&A)

まとめ:【ランクル80 色】選びは純正維持か100万塗装の2択

最後にもう一度、「資産価値を守り、手抜き工事による後悔を防ぐ鉄則」を復習しましょう。
- 資産価値なら「純正ツートン」を多少ボロくても維持する。
- 「30万以下の格安全塗装車」はサビ隠しのリスクが高いと認識する。
- 塗るなら「ベージュ等のアースカラー」を100万かけてプロに頼む。
- リセールが下がりやすい「マット塗装」は覚悟を持って選ぶ。
で、結局これからどうすればいい?
もしあなたが今別の車に乗っていて全塗装の軍資金で悩んでいるなら、まずは今の愛車の「本当の価値(最高額)」を調べてください。
ディーラーの下取り査定額を鵜呑みにせず、一括査定やオークションを活用するだけで、憧れの100万円の全塗装費用がポンと浮くことは珍しくありません。
ランクル80は古い車ゆえに、サビや塗装劣化との戦いは永遠に続きます。維持費もかかります。
しかし、完璧に仕上がったその姿は、現代のエコカーには逆立ちしても出せない圧倒的なオーラと、一生モノの思い出をあなたと家族に与えてくれる最高の相棒になります。
妥協せず、後悔のない選択をしてください。
なぜ私がここまで口酸っぱく「安い全塗装に注意しろ」と言うのか?
私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

| ランクル80 買取査定サービス比較 | 強み・特徴 | 編集長評価 |
|---|---|---|
| カーセンサー | 提携数国内最大・限界の最高額 | ◎ |
| ユーカーパック | 営業電話なし・オークション形式 | ○ |
結論:1円でも高く売って全塗装の軍資金にしたいなら「カーセンサー」、電話ラッシュが嫌なら「ユーカーパック」を選んでください。
\ 下取り査定額をそのまま鵜呑みにして、数十万円の損を被る前に /
\ 鳴り止まない営業電話の恐怖から逃れつつ、最高値だけを知りたいなら /
ランクル80のカスタム全般の泥臭い現実に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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