「買ったばかりの缶コーヒーを置く場所がない…」
結局、股の間に挟んで運転し、ブレーキを踏んだ瞬間にシートにこぼして大惨事。
ランクル80オーナーなら、誰もが一度は通る「収納ゼロ」という洗礼ですよね。
結論から言います。
ランクル80の深刻な収納不足は、
「ドア掛けドリンクホルダー」と「コンソール専用トレイ」のたった2つのアイテムで劇的に解決します。
本記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、総走行距離50万kmを走破した私(編集長・大地)が、実体験に基づく「本当に使える収納アイテム」と「やってはいけないDIYの罠」を解説します。
この記事を読めば、同乗者に「荷物が置けない」と文句を言われる不便な車内を、現代のSUVに負けない快適空間へとアップデートできます。
【この記事の要約(3秒でわかる不都合な真実)】
- ドリンクホルダー: 純正は廃番&使えない。エアコンルーバーへの後付けは破損リスク大。「ドア掛け」が一択。
- コンソール: 他車種の移植は配線ショートや車両火災の地獄。「専用トレイ」の追加が最も安上がりで安全。
- ラゲッジ: 広すぎて荷物が暴れる。専用ネットと収納ボックスで強固に固定せよ。
なお、内装全体のレストアやシート交換などの全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル80の収納事情|絶望的な少なさと不都合な真実

結論から言うと、ノーマルのランクル80の収納力は「ほぼゼロ」です。
メリットをお伝えする前に、まずはランクル80の収納に関する不都合な真実と向き合いましょう。
【ランクル80 収納事情の比較表(現代SUVとの違い)】
| 収納箇所 | ランクル80の現実 | 現代のSUV(参考) |
|---|---|---|
| ドリンクホルダー | × 装備なし(OPのみ) | ◎ 各席に1〜2個完備 |
| センターコンソール | △ 深すぎるただの穴 | ◎ トレイ・USB完備 |
| ドアポケット | × 薄い(分厚い財布不可) | ○ ペットボトル収納可能 |
表を見てわかる通り、ランクル80の収納力は「現代の軽自動車以下」という悲惨なレベルです。
特にドリンクホルダーが存在しないのは、運転中のストレスに直結します。
「とりあえず百均のホルダーで済ませよう」と妥協すると、後で痛い目を見ることになります。
ドリンクホルダー増設の正解は「ドア掛け」一択

ランクル80の収納改善において、最優先すべきはドリンクホルダーの増設です。
主に「エアコン吹き出し口」と「ドア掛け」の2パターンがあります。
まずは下記の比較表を見てください。
【ランクル80 ドリンクホルダー増設位置 比較表】
| 取付位置 | 編集長評価 | 致命的なデメリット・懸念点 |
|---|---|---|
| エアコンルーバー | × 危険 | 経年劣化でルーバー(羽)が割れる |
| ドア掛け・窓枠 | ◎ 推奨 | 窓の開閉時に少しだけ干渉する |
ご覧の通り、エアコンルーバーへの取り付けは、愛車を守るためにも極力避けていただきたいのが本音です。
【非推奨】エアコンルーバー取付は破損リスク大
最もポピュラーな方法ですが、ランクル80で行うには多大なリスクが伴います。
経年劣化でプラスチックが脆くなっているため、重いペットボトルを乗せた瞬間にルーバーがバキッと割れてしまう可能性が高いです。
【推奨】ドア掛け・窓枠タイプで安全・確実に固定
私が強く推奨するのは、窓枠の隙間にステーを差し込む、あるいはドアポケットに引っ掛けるタイプです。
内装の樹脂パーツに負荷をかけず、しっかりと固定できます。
選び方のポイントと車検の注意点
- スマホも同時に置ける「多機能タイプ」を選ぶ。
- 走行中のガタつき音を防ぐため、底面にクッション材があるものを選ぶ。
- 吸盤でフロントガラスや窓に貼り付けるタイプは「保安基準違反(車検NG)」となるため絶対に選ばない。
▼ 大地編集長のワンポイントアドバイス
私も昔、80のセンターエアコン吹き出し口にドリンクホルダーを付け、満タンの500mlペットボトルを置いていました。
林道を走った際の振動で、ルーバーのツメが根本から「ポキッ」と折れた瞬間の絶望感は今でも忘れられません。
ランクル80の内装パーツはすでに廃番が多く、ヤフオクで中古ルーバーを血眼になって探し、数千円も払う羽目になりました。
エアコンルーバーへの後付けは内装破壊の元凶になりかねません。おとなしくドア掛け式か、コンソール付近に固定するタイプを選んだ方が安心ですよ。
センターコンソールのブラックホール化を防ぐ整理術

ランクル80のセンターコンソールは、とにかく深くて広いです。
しかし、仕切りが一切ないため、CD、サングラス、小銭、ゴミが混ざり合う「ブラックホール」と化してしまいます。
【ポン付け】専用・汎用トレイで2段収納へアップデート
解決策は非常にシンプルです。
コンソールの上部に引っ掛ける「コンソールトレイ」を追加するだけです。
トレイ導入のメリット
- 2段収納化: 下段に普段使わない物、上段にスマホや小銭を置ける。
- コインホルダー: ETCがない時代に設計された車特有の小銭問題を解消。
- 配線穴付き: スマホの充電ケーブルを下から通せるモデルが便利。
専用品が見つからない場合は、採寸してAmazon等で売られている汎用トレイや、百均のプラケースを組み合わせてシンデレラフィットさせるDIYも、80オーナーの醍醐味です。
【警告】他車種コンソールの移植は車両火災の罠
「トレイ追加程度じゃ物足りない。いっそランクル100系や他社ミニバンの多機能コンソールをごっそり移植しよう」
そう企むDIY派もいるでしょう。
しかし、これは生半可な覚悟で手を出すと思わぬ痛手を受けます。
ここからは、難易度の高い移植作業となる4つのステップを解説します。
10mmソケットでボルトを数本外してポンと載せ替えるだけの簡単な作業ではありません。
80の純正コンソールを撤去すると、無骨なフロアトンネルの鉄板とリアヒーターの配管がむき出しになります。
さらに、30年分のホコリと謎のベタつき汚れの清掃というスタートが待っています。
他車種のコンソールを置こうとしても、フロアの起伏が全く合わずシーソーのようにグラグラします。
電動グラインダーでコンソール裏の樹脂を削り飛ばし、鉄板を曲げてワンオフのステー(土台)を自作し、車体にボルト留めする泥臭い金物作業が必須です。
軽い気持ちで手を出すと、元の状態に戻せなくなるリスクがあります。
流用コンソールにあるUSBポートやシガーソケットを生かすため、フロアカーペットの下を通して電源を引っ張る必要があります。
この配線処理をエレクトロタップ等で適当に済ませると、走行時の振動で被膜が破れショートし、最悪の場合は車両火災を引き起こします。
また、リアヒーターの風道を潰さない緻密な計算もサボれません。
苦労して移植しても、シート位置やシフトノブと干渉して「結局使いにくい」というオチが待っていることも多々あります。
この加工作業に自信がないなら、無理な移植は諦めるのが賢明です。
結果的に、既存のコンソールを活かせる「高品質な市販の隙間収納や専用グッズ」を専門ショップで揃えるのが、一番安全で安上がりです。
デッドスペースを活かす小物収納とポケット追加

ランクル80の助手席側アシストグリップや、頭上のサンバイザー、極端に薄いドアポケット周辺。
これらのデッドスペースは、工夫次第で立派な収納スペースに早変わりします。
【助手席】グリップ用バッグでスマホや小物を固定
アシストグリップにベルクロ(マジックテープ)で巻き付けるタイプの小型バッグです。
スマホ、モバイルバッテリー、ボールペン、サングラスなど、ちょっとした小物を入れておくのに最適です。
ダッシュボード上に物を置くと、オフロード走行時や急ブレーキで凶器となって飛んでくるため、しっかりと固定できるバッグに収納するのが鉄則です。
【後部座席】シートバック収納でミリタリー感を演出
モールシステム(MOLLE)対応のシートバックカバーを取り付ければ、ミリタリーテイストを演出しつつ収納力を劇的に向上させることができます。
- ティッシュボックス
- ウェットティッシュ
- ペットボトル
- 折りたたみ傘
これらを後部座席の乗員がすぐに取り出せるようになります。
本格的なアウトドアブランドのカラビナや小型ポーチを組み合わせれば、収納力は無限大です。
「とりあえず百均のカラビナで間に合わせよう」と妥協すると、重みでプラスチックが割れ、大切なギアが車内で散乱する悲劇を招きかねません。
\ 割れて後悔する前に、過酷な環境に耐える本物のアウトドアギアで武装せよ /
【頭上】サンバイザーポケットでカード類を整理
ランクル80の大きなサンバイザーには、カードホルダー付きの収納ポケットを取り付けるのが定番です。
ガソリンスタンドの会員カードや、駐車券をサッと挟むのに重宝します。
純正のドアポケットが薄すぎて財布が入らなくても、これなら安心です。
広大すぎるラゲッジルームの整理とカーゴネット活用

ランクル80のラゲッジルーム(荷室)は広大ですが、広すぎるがゆえに荷物が盛大に暴れます。
キャンプ道具や洗車道具が走行中に転がり回るのはストレス以外の何物でもありません。
【固定】カーゴネットと頑丈なボックスで荷物暴れを防ぐ
ラゲッジの床面にあるフック(タイダウンフック)を活用します。
- カーゴネット: 荷物全体を上から押さえつけるように固定します。伸縮性のある太いゴム製がおすすめです。
- 折りたたみ式収納ボックス: 洗車道具、牽引ロープ、ブースターケーブルなどの「常備品」は、頑丈なボックスにまとめて隅に固定します。
【拡張】専用パイプを使って無骨な2段収納棚を自作する
さらに収納力を極めるなら、広大なラゲッジの形状に合わせて「自作の2段・収納棚」を組むのが80オーナーの定番カスタムです。
重い木材で適当に組むと、走行中の急ブレーキで棚ごと崩壊し、後頭部を直撃する凶器になりかねません。
安全かつ軽量に組むなら、専用のパイプとジョイントを使うのがプロの鉄則です。
\ 木材加工の手間と安全性の不安を解消し、ミリ単位で完璧な無骨空間を構築する /
なお、泥だらけのキャンプ道具や洗車用品を積む際のラゲッジルームの汚れ対策、そして専用設計のマット選びの具体的な方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル80の収納をより深く知るための関連記事

ランクル80の収納を改善していくと、必ず「次の世代はどうなっていたのか?」と気になるはずです。
世代が上がるにつれて、トヨタがどれだけ収納に本気を出してきたかを知るのも面白いですよ。
ランクル100系の劇的に進化した収納事情については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル80の収納・ドリンクホルダーに関するよくある質問

ランクル80の収納問題を完全解決!快適空間を作るための総まとめ

冒頭でお約束した通り、適切なアイテムを選べば、ランクル80は現代のSUVレベルの快適空間に生まれ変わります。
最後にもう一度、「収納不足を解消する鉄則」を復習しましょう。
- ドリンクホルダーは「ドア掛け」一択(エアコンルーバー破損の絶望を回避する)
- コンソールには「専用トレイ」を追加(ブラックホール化を防ぐ)
- 他車種のコンソール移植は絶対に避ける(素人DIYは車両火災のリスク大)
- ラゲッジの荷物は「カーゴネット」で固定(走行中のストレスをゼロにする)
で、結局何から始めればいいの?
まずは今すぐ、運転中の最大のストレスである「ドリンクホルダーの増設」と「コンソールトレイの追加」から始めてください。
設計が古く、収納が全くないという不便さも、手をかければかけるほど自分好みの空間に染まっていくのがランクル80最大の魅力です。
最新の車では味わえない、無骨で最高な相棒とのドライブを、ぜひ快適に楽しんでください。
ここで最後に、絶対に外せない収納改善アイテムを格付けしておきます。
【ランクル80 おすすめ収納改善アイテム 比較表】
| 改善アイテム | 期待できる効果・解決する悩み | 編集長評価(予算) |
|---|---|---|
| ドア掛けドリンクホルダー | ルーバー破損リスク回避・こぼし防止 | ◎ 必須 (約1,000円〜) |
| コンソール用トレイ | 小物や小銭の迷子防止・2段収納化 | ◎ 必須 (約1,500円〜) |
| シートバック収納 | 後部座席の利便性向上・ミリタリー感 | ○ 推奨 (約3,000円〜) |
ご覧の通り、まずは「ドア掛けドリンクホルダー」と「コンソール用トレイ」の導入が◎必須レベルです。
この2つを数千円で追加するだけで、股に熱いコーヒーを挟む危険な運転や、穴の中で小銭を探すストレスから即座に解放されます。
他車種のコンソール移植という過酷な道に進む前に、まずは専用の便利グッズを揃えてみてください。
\ 自作コンソールで車両火災を起こす前に、ポン付けの快適さを手に入れる /
なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

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ランクル80の総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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