結論から言います。
レクサスGX550に乗るためには、
最低でも「1,450万円」
の現金、または与信枠を用意してください。
カタログにある「車両本体1,235万円」という数字は、あくまで入場料に過ぎません。
「予算1,300万円で収まると思っていた」
「抽選に当たってから考えればいい」
そう甘く見ていると、いざ商談の席で青ざめ、冷や汗をかくことになります。
私が初めて見積もりを見た時も、思わず「うわっ…」と声が出ましたから。
必須級のメーカーオプション、重量級SUVならではの高額な諸費用、容赦ない税金。
そして何より、「盗難対策(セキュリティ)」という、カタログには載っていない隠れたコスト。
これらを積み上げると、乗り出し価格は軽く1,400万円を超え、こだわりによっては1,500万円の大台に到達します。
この記事では、ランクル歴20年・総走行距離50万kmを走破し、現在はランクル250を所有する筆者が、
「GX550の乗り出し価格の不都合な真実」
を包み隠さず公開します。
これを読めば、あなたが用意すべき「本当の現金」が1円単位まで分かります。
【この記事の要約:GX550購入の結論】
- 乗り出し目安:Overtrail+で約1,450万円〜(値引きゼロ)
- 必須OP:マークレビンソン+寒冷地仕様(リセールへの影響大)
- 隠れコスト:社外セキュリティ(IGLA等)に約30万円必須
- グレード選び:リセール・資産価値なら「Overtrail+」一択
- 注意点:全幅1,980mm。立体駐車場はほぼ不可。
GX550のグレードと価格|1235万円で「Overtrail+」を選ぶべき理由

まず結論から言います。
GX550のグレード選びに「安価なエントリーモデル」という選択肢は存在しません。
日本仕様は現在2グレード展開ですが、どちらを選んでも価格は同じです。
しかし、その「資産価値(リセール)」には天と地ほどの差があります。
【価格】日本仕様は2グレードとも同額設定
| グレード | 車両本体価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| GX550 “Overtrail+” | 12,350,000円 | オフロード特化(5人乗り)。E-KDSS、オールテレーンタイヤ標準装備。 |
| GX550 “Luxury” | 12,350,000円 | 街乗り・快適性特化(3列7人乗り)。22インチホイール、豪華内装。 |
上記の通り、定価は全く同じです。
「3列シートが必要だからLuxury」と決めるのも正解ですが、次の「資産価値」の事実は知っておいてください。
【資産価値】リセールを狙うならOvertrail一択
「価格が同じなら、どっちを選んでも損得はない」
というのは、経営者として少し甘い考えです。
市場で圧倒的な人気を博し、将来的な高リセールバリューが期待されているのは、オフロード性能を強化した
「Overtrail+(オーバートレイル)」です。
ここには、「E-KDSS」というレクサスの最新技術が標準装備されています。 これは、路面の状況に合わせてスタビライザー(揺れを抑える棒)を電子制御するシステムです。 簡単に言えば、「オンロードでは高級セダンのように滑らかに、オフロードでは足が驚くほど伸びて踏ん張る」という魔法のような機能です。
この機能の有無が、海外輸出時の評価額を大きく分けます。
当メディアとしては、資産防衛(売却時の損切りライン)の観点からこちらを推奨します。
一方、Luxuryは「売却額を気にせず、長く愛車として乗り潰す」という、芯の通ったオーナーに向けたグレードと言えます。
オプション総額150万円|見積もりを跳ね上げる「必須装備」の罠

車両価格1,235万円に対し、レクサス特有の高額オプションが容赦なく加算されます。
「せっかくのレクサスだから」と全てにチェックを入れると、軽自動車がもう一台買える金額になります。
【メーカーOP】マクレビ・寒冷地は投資として必須
これらは単なる贅沢品ではなく、売却時の査定額を守るための「投資」です。
後で「付けておけばよかった」と後悔しないために、ここだけは予算を割いてください。
特に「寒冷地仕様」をケチると、売却時に海外バイヤーから見向きもされなくなります。
主要メーカーオプション価格(概算)
| オプション名 | 価格(税込) | 必要性 | 大地のコメント |
|---|---|---|---|
| マークレビンソン | 約28万 | ★★★ | 必須。 リセール時の査定額に直結します。音質以上の投資価値あり。 |
| デジタルインナーミラー | 約6万 | ★★★ | 絶対必要。 四角いボディと巨大なヘッドレストで、後方視界は絶望的です。 |
| 寒冷地仕様 | 約3.5万 | ★★★ | 鉄板OP。 たった数万円で、売却時の海外需要を逃さずに済みます。 |
| ルーフレール(黒) | 約3万 | ★★☆ | Overtrailには標準ですが、Luxuryの場合はスタイルアップに効果的。 |
| おくだけ充電 | 約3万 | ★☆☆ | 便利ですが、充電速度やスマホの熱問題を考えると優先度は低め。 |
【ディーラーOP】フロアマット14万円は社外品で回避せよ
ディーラーオプションは利益率の塊です。
特にフロアマット(タイプA:約14万円)は、品質は最高ですが価格も最高級です。
泥だらけの靴で乗るSUVに、ペルシャ絨毯を敷く必要はありません。ネットで買えば3万円で十分な品質のものが手に入ります。
また、テレビキャンセラー等の電装系も、ディーラーで頼むと高額な上に「走行中はナビ操作不可」などの制限が残るケースがあります。
専門店で施工する方が安く、機能制限も解除できるケースが大半です。
※ナビキャンセラー等の使用は、助手席・後席同乗者のためのものです。運転手が走行中に画面を注視することは道路交通法で禁止されています。
\ 「走行中にTVが見れない」家族からのクレームをゼロに /
>>純正カーナビやカーAVにplusして「できない」を「できる」に!【ナビ男くん】
乗り出し価格シミュレーション|総支払額は「1450万円」を超える

では、最も人気のある「Overtrail+」を購入する場合の、現実的な乗り出し価格を計算します。
前提として、値引きは「ゼロ」です。
そして、この車には「セキュリティ」という見えない必須コストが存在します。
【現実】Overtrail+の標準的な見積もり公開
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 12,350,000円 | Overtrail+ |
| メーカーOP計 | 約 450,000円 | マクレビ、寒冷地、デジタルインナーミラー等 |
| ディーラーOP計 | 約 350,000円 | フロアマット、ドラレコ、ETCセットアップ等 |
| 税金・諸費用計 | 約 450,000円 | 自動車税、重量税、環境性能割、リサイクル料 |
| 社外セキュリティ | 約 300,000円 | ★必須計上(IGLA2+スキャナー等) |
| レクサスケア | 0円 | 新車3年間のメンテパックは車両代に含まれる |
| 乗り出し総額 | 約 13,900,000円 | 最低ライン |
特筆すべきは「社外セキュリティ」です。
レクサス車、特にGX/LXクラスは、CANインベーダーなどのデジタル窃盗団に常に狙われています。
純正セキュリティだけでは、「朝起きたら駐車場が空だった」という悪夢を防げません。
新車の配線を切って割り込ませる「IGLA(イグラ)」などのデジタルイモビライザー施工は、オーナーにとって「安心を買うための税金」だと思ってください。
私も自宅にシャッターを付けましたが、それでも出先では不安になります。ここはケチってはいけない部分です。
【泥沼】JAOS・モデリスタ追加で1500万円コース
もしあなたが、オートサロンに出展されたような「JAOS仕様」に仕上げたい場合、ここからさらに追加費用がかかります。
- JAOS フロントバンパーガード:約10万円
- JAOS スキッドプレート:約4万円
- フェンダーガーニッシュ:約10万円
- 工賃:約10万円〜
これらを加味すると、
総支払額は1,450万円〜1,500万円に到達します。
これぞ「大人の趣味」の極み、楽しい泥沼の世界です。
足を踏み入れたら最後、もう戻れませんよ(笑)。
大地編集長のワンポイントアドバイス

私は普段、ランクル250に乗っていますが、このGX550の見積もりを見た時は正直「高いな」と唸りました。
ランクル300の最上級グレードZX(ガソリン)ですら、乗り出し1,000万円弱で収まります。
つまり、GX550はランクル300より400万円以上高いのです。
「プラド(ランクル250)と同じプラットフォームの車に、1,500万円払う価値があるのか?」
多くの人がここで悩みます。
しかし、レクサスのブランド力、専用設計のV6ツインターボの吹け上がり、そして何より「ランクル300ほど盗難リスクに怯えなくて済む(現時点では)」という精神的コストまで含めれば、法人需要としては十分に「買い」です。
ただし、無理してローンで買う車ではありません。
カツカツで買うと、リッター6km前後の燃費とハイオク代で維持ができなくなりますよ。
3年後のリセールバリュー|「輸出仕様」を作らないと大損する

1,500万円という金額は巨額ですが、出口戦略(売却)まで考えると話は変わります。
レクサスGXは「乗って楽しむ車」であると同時に、
「資産」
としての側面も強烈に持っています。
【海外需要】北米・中東人気が支える驚異の残価率
具体的な金額の言及は避けますが、ランクル300やLX600の動向を見る限り、新車価格に近い、あるいはプレ値が付く可能性すら否定できません。
特に「Overtrail+」は、海外バイヤーが札束を持って奪い合う対象になります。
初期投資は高くても、実質的な所有コストは意外と抑えられる可能性が高いのです。
「海外バイヤー様様」ですね。
【警告】寒冷地仕様をケチると査定で泣くことになる
数万円の「寒冷地仕様」を惜しんだばかりに、売却時に数十万円のマイナス査定を食らう。
これが輸出対象車の怖いところです。
「俺は東京住みだから寒冷地なんていらない」というのは通じません。
迷ったら「全部載せ」。これが鉄則です。
GXのリセール事情や、グレードによる資産価値の違いについては、下記の記事で詳しくシミュレーションしています。
\ 3年後、200万円損したくない人だけ見てください /

また、ベースとなる「ランクル250」との価格差や仕様の違いについては、以下の記事で比較しています。
\ 「半額のランクル250」でも十分満足できるかも? /
GX550購入のQ&A|年収・駐車場・燃費の「不都合な真実」

まとめ|1500万円の価値はあるが「無理して買う車」ではない

最後にもう一度、GX550の「お金の現実」を復習しましょう。
新しい情報は何もありません。ただ、この数字を直視するだけです。
- 車両本体は「入場料」:1,235万円では乗れません。
- 現実は1,450万円〜:諸費用、OP、セキュリティで200万円は上乗せされます。
- 買うなら「Overtrail+」:資産価値(リセール)が段違いです。
- ランクル250の2倍:性能差はないが、ブランドと満足感は2倍以上です。
GX550は、経済的なゆとりと、
「多少の不便(燃費やデカさ)すらも楽しむ心」
を持った人だけが乗れる車です。
維持費もかかりますし、燃費も悪いです。洗車だって一苦労です。
しかし、その圧倒的な存在感と、どんな道でも走破できる信頼感は、1,500万円払ったオーナーだけが得られる特権です。
人生の最後に「あの車に乗ってよかったな」と思えるかどうか。
そう思える自信があるなら、この「最高の泥沼」に飛び込んでみてください。
こちらの沼でお待ちしています。
「で、何から始めればいい?」
もし本気で購入を考えているなら、まずは
「今乗っている車の本当の価値(売却額)」
を知ることから始めてください。
下取り査定額と買取相場の差額(数十万円〜)が、そのままメーカーオプション代になります。
戦場(ディーラー)に向かう前に、まずは手元の武器(資金)を最大化しておきましょう。
それが、賢いオーナーの最初の仕事です。
▼ おすすめの車買取サービス比較
| サービス | 特徴 | 大地のおすすめ度 | 一言コメント |
|---|---|---|---|
| ユーカーパック | オークション形式 | ★★★★★ | 電話は1社だけ。「富裕層のスマート売却」ならこれ一択。 |
| カーネクスト | 電話一本で完結 | ★★★★☆ | どんな古い車でも0円以上。「手間をかけたくない人」向け。 |
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「さすがに1,500万円は予算オーバーだ」と感じた方は、一度ランクル300や250の価格も確認してみてください。
特に250は、GXの半額で購入できる現実的な選択肢です。
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▼ 免責事項
- 本記事に記載されている価格や見積もりシミュレーションは、執筆時点(2025-2026年モデル)の情報を基にした概算であり、実際の見積もり額を保証するものではありません。
- リセールバリューに関する予測は、過去の市場動向に基づいた筆者の見解であり、将来の買取価格を約束するものではありません。
- ナビキャンセラーや社外セキュリティの施工は、ディーラーの保証対象外となる場合があります。施工は自己責任において、信頼できる専門店へご依頼ください。
なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

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GX550の総合的な情報や、他のランクルシリーズとの比較に戻る場合は、下記の親記事を参考にしてください。


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