結論から言います。ランクル200系の「後期仕様」は、前期・中期モデルの寿命を10年延ばす最高のアンチエイジング術です。
しかし、知識ゼロで安物に手を出すと「車検に通らない」「雨漏りしてライト内で金魚が飼える」「チリが合わず事故車扱いされる」という三重苦を味わうことになります。
「休日のイオンモール。隣にピカピカの現行ルックや300系が停まった瞬間、自分の丸っこい200系が急に色褪せて見え、逃げるように発進した…」
「300系への乗り換えを妻にプレゼンしたが、『1000万?教育費どうするの』と秒殺された…」
そんな、誰にも言えない劣等感を抱える同志へ。
歴代ランクルを乗り継ぎ、数々のカスタムで給料を溶かし、失敗も成功も味わってきた編集長の大地が、「買い替えの1/10の予算」で愛車を最新の表情に生まれ変わらせる「後期仕様」の真実を、泥臭い現場の視点ですべて公開します。
「後期仕様」とは?800万円の顔を安く手に入れる裏技

後期仕様とは、前期・中期モデル(2007〜2015年)の外装パーツを交換し、見た目を最終型(2015〜2021年)にするカスタムのことです。
ランクル200系は14年間にわたり販売されましたが、中身のラダーフレームやキャビン(居住空間)の基本形状は驚くほど変わっていません。
つまり、外側のパーツさえ交換してしまえば、物理的に「最終型(後期)」と同じ見た目にすることが可能なのです。
乗り換え vs 後期仕様!コストパフォーマンス比較
なぜ今、賢いオーナーは後期仕様を選ぶのか。理由は明白、「圧倒的なコスパ」です。
| 項目 | 300系へ乗り換え | 200系後期へ買い替え | 後期仕様カスタム |
|---|---|---|---|
| 必要予算 | 1,000万円〜 | 600万円〜 | 20〜50万円 |
| 納期 | 未定(受注停止中) | 即納 | 部品さえあれば即 |
| 愛車の行方 | 手放す | 手放す | 乗り続けられる |
| 家族の説得 | 「絶対に無理!」 | 「なんで中古に?」 | 「修理だよ(小声)」 |
エンジンも調子が良く、家族との思い出が染み付いた今の車を手放す必要はありません。
浮いた数百万円で、家族旅行に行くもよし、子供の塾代に回すもよし。これが「賢いパパ」のランクルライフです。
そもそも「200系の維持費やグレードごとの違い」をもう一度整理したい方は、まずは基本の教科書である下記記事に目を通しておいてください。

【警告】こんな人は後期仕様にしてはいけません

具体的なリスクを話す前に、私のスタンスを明確にしておきます。
以下に当てはまる人は、後期仕様をやめるか、おとなしく総額100万円以上かけて「純正パーツ」を使ってください。
神経質な人(チリのズレが許せない人)
社外品は純正のように「ピタリ」とは付きません。数ミリの隙間は「仕様」です。
DIYですべて安く済ませようとする素人
塗装、光軸調整、配線加工。これらをプロ並みにこなす技術がないと、必ず失敗します。
「車検対応」の文字を鵜呑みにする人
ネットの「車検対応」は「車検に通る形状」という意味で、「光軸が出るとは言っていない」ケースが多々あります。
「中途半端な後期仕様なら、ボロくても純正の前期の方がマシだ」というのが、私の偽らざる本音です。
【毒あり】やる前に知れ!後期仕様の「3つの地獄」

良いことばかり言うつもりはありません。ショップがあまり語りたがらない「地獄(リスク)」を先に伝えます。
私は過去、安物の社外ヘッドライトに手を出して痛い目を見ました。あなたには同じ失敗をしてほしくありません。
1. 「光軸が出ない」車検落ちの恐怖
これが最大のリスクです。Amazonやオークションで売られている「左右セット4万円」のような格安中華製ヘッドライトには、致命的な欠陥があります。
配光ムラ:
点灯すると手前だけ異常に明るく、肝心の遠くが暗い。夜の高速道路で命の危険を感じるレベルです。
カットライン不適合:
日本の左側通行用に設計されておらず、対向車からパッシングの嵐を受けます。
これらは、独立行政法人自動車技術総合機構が定める審査事務規程の「前照灯の基準」を満たせず、車検場のテスターで「光量不足(6400カンデラ以下)」と判定され、門前払いされます。
2. 「チリ」が合わない恥ずかしさ
「チリ」とは、ボンネットやフェンダー、バンパーなどのパーツ同士の隙間のことです。
フルフェイスチェンジの場合、社外ボディパーツの精度は純正に劣ります。
- ヘッドライトとバンパーの間に小指が入るほどの5mm以上の隙間ができる。
- ボンネットを閉めるたびに、純正の「ドムッ」という重厚音ではなく、「バイン!」という安っぽい金属音が響く。
近くで見ると「あ、これ事故車?」と思われかねない仕上がりになることがあります。
これを防ぐには、ポン付けではなく「板金屋の職人技(加工調整)」が必須ですが、その修正工賃だけで5万円〜10万円が追加で飛んでいきます。
3. 中期オーナー泣かせの「センサーエラー」
特に中期モデル(2012〜2015年)オーナーは要注意です。
フロント周りにある「クリアランスソナー」や、エンブレム裏の「ミリ波レーダー(プリクラッシュセーフティ)」が、社外グリルやバンパーと干渉し、メーターパネルが警告灯だらけになることがあります。
このあたりの「中期モデル特有の電子制御の難しさ」や「4.6Lエンジンの特性」については、下記の記事で詳しく解説しています。エラーが出てからでは遅いので、必ず確認してください。

【編集長・大地の失敗談コラム】
「私のヘッドライトは水槽になりました」
かつて私が200系前期に乗っていた頃、ネットで見つけた激安の「後期風ヘッドライト(3万円)」を取り付けました。
見た目は最高でしたが、取り付けから1週間後の雨上がり。ライトを見ると、レンズの内側に水滴どころか「水たまり」ができていたのです。
慌てて外してみると、コーキング(防水処理)が甘く、そこから雨水が侵入していました。さらに配線もショートして焦げ臭い匂いが…。
結局、純正ライトに戻す羽目になり、「パーツ代3万円+取り付け工賃+廃棄処分代」をドブに捨てました。
「安物買いの銭失い」とは、まさにこのことです。
予算別!3つのカスタムコース(松・竹・梅)

あなたの予算と「どこまでやるか」の覚悟に合わせて、3つのプランを提示します。
| コース | 内容 | 予算目安 | 難易度 | 見た目の変化 |
|---|---|---|---|---|
| 【松】 | フルフェイスチェンジ (ボンネット/フェンダー/バンパー/ライト/グリル) | 40〜60万円〜 | 高 (要板金) | 激変 プロでも見分け不可 |
| 【竹】 | ライト&グリル交換 (後期”風”パーツを使用) | 15〜25万円 | 中 (DIY可) | 大 顔つきは現行風に |
| 【梅】 | ライトのみ交換 (インナーブラック/ファイバーLED) | 5〜10万円 | 低 (DIY可) | 中 古臭さは消える |
【松】本物を目指すならこれ
前期・中期の面影を完全に消し去ります。ただし、未塗装パーツの塗装費用や、フィッティング調整の工賃が高額になるため、信頼できるカスタムショップへの依頼が必須です。
【竹】コスパ最強の選択肢
ボンネットやフェンダーは今のまま(前期・中期形状)で、「形状は前期・中期だが、デザインは後期」というアイデア商品を使います。
バンパー交換などの大掛かりな作業が不要なため、最も人気のある手法です。
顔面をリフレッシュしたら、次は足元も気になってくるはずです。後期仕様に似合うホイールやタイヤ選びについては、下記記事でまとめていますので、トータルコーディネートの参考にしてください。

失敗しないパーツ選びとショップ探し

ここが運命の分かれ道です。
「どこで買うか」で、手元に届くパーツの品質(ゴミか、宝か)が決まり、「どこで付けるか」で、仕上がりの美しさが決まります。
1. パーツ購入は「ショップの信頼性」で選ぶ
ネット通販には「安さ優先の魔境」と「保証重視のセーフティゾーン」があります。あなたのリスク許容度に合わせて選んでください。
| サイト | 特徴 | メリット | デメリット・注意点 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天市場 | 専門店が豊富 | 保証付きパーツが多い 楽天ポイントが貯まる | Amazonより納期がかかる場合がある | 失敗したくない人 保証重視の人 |
| Amazon | 安さ・早さ | 最安値が見つかる 配送が早い | ハズレ(粗悪品)が多い 出品者の質が玉石混交 | DIY上級者 返品処理に慣れている人 |
| Yahoo! | マニア向け | 老舗パーツ屋が多い PayPayが使える | 送料設定が複雑な場合がある | こだわりの逸品を じっくり探したい人 |
特にヘッドライトやグリルなどの電装系パーツは、初期不良対応がしっかりしている楽天市場やYahoo!ショッピングの「専門店」から購入することを強く推奨します。
数千円の差をケチって、私のように水槽を作るのはやめましょう。
▼ ランクル200系 後期仕様パーツの価格をチェックする
楽天市場で「保証付き」パーツを探す
※「レビュー件数順」で並べ替えると失敗しにくいです。
Amazonで「最安値」パーツを探す
※「出荷元:Amazon」の商品を選ぶと返品が楽です。
Yahoo!で「こだわりの逸品」を探す
※PayPayユーザーならポイント還元率が高いです。
2. 「持ち込みお断り」を回避するショップ選び
巨大なバンパーやボンネットをネットでポチって、いきなり近所の整備工場に持ち込むのはマナー違反です。多くの工場は「適合の保証ができない」「作業スペースを取る」という理由で断ります。
「せっかくパーツを買ったのに、取り付けてくれる店が見つからない…」
そんな「カスタム難民」にならないために、下記の記事で「持ち込みOKな神ショップの探し方」と「断られないための交渉術」を伝授しています。
購入ボタンを押す前に、必ずこの記事を読んで「取り付け先の確保」をしておいてください。
カスタムと一緒に読みたい「転ばぬ先の杖」

見た目が新しくなっても、中身は走行距離を重ねた200系です。特に前期型は、ラジエーターやオルタネーターの寿命が近づいています。
「見た目はピカピカだけど、高速道路で止まった」なんてことにならないよう、下記の記事で弱点を予習し、浮いた予算の一部を予防整備に回すことを強くおすすめします。

よくある質問(FAQ)

【結び】愛車への「再プロポーズ」

ランクル200系の後期仕様カスタム。それは単なる見栄っ張りではありません。
苦楽を共にしてきた愛車に対し、「まだまだこれからも、俺の相棒でいてくれ」と伝える、オーナーなりの愛情表現、いわば「再プロポーズ」です。
300系を買うのも良いですが、手塩にかけた200系がリフレッシュして帰ってきた時の感動は、新車納車にも負けないものがあります。
どうか、「安物パーツ」にだけは気をつけて。
信頼できるパーツとショップを選び、あなただけの「理想の200系」を作り上げてください。
【問いかけ】
あなたの200系は今、どんな仕様ですか?後期仕様への計画や、過去のカスタム失敗談などがあれば、ぜひページ下部のコメント欄で教えてください。すべてのコメントに編集長が目を通します!
執筆・監修:大地のコンパス編集長 大地
歴代ランクル(80/100/200)を乗り継ぎ、総走行距離50万kmオーバー。ディーラーが言わない「維持費の現実」と「泥臭いカスタム論」を発信中。

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