ランクル200系 タイヤサイズの結論
- 純正サイズ: 285/60R18(AX系) / 285/50R20(ZX)
- カスタム限界: 外径+20mm(例: 285/65R18)までなら車検対応・干渉なし
- 絶対条件: ロードインデックス110以上を選ぶこと
ランクル200系のタイヤ交換時期が近づき、見積もりを見て「えっ、タイヤだけでこんなにするの?」と驚愕していませんか?工賃込みで20万円近い金額を提示され、二の足を踏んでしまうのも無理はありません。
あるいは、「せっかく高いお金を払うなら、もう少しワイルドでカッコいいタイヤを履かせたい」という野心と、「でも、あの『魔法の絨毯』のような乗り心地が悪くなるのは嫌だ」という迷いの間で揺れていないでしょうか。
はっきり申し上げます。
「タイヤ選びを間違えると、ランクル200系の魅力は半減します」。
安易に見た目だけでタイヤを選ぶと、200系特有の静粛性は完全に崩壊します。それどころか、車重に耐えきれずバーストしたり、車検に通らず数十万円の損失を被るリスクさえあります。
この記事では、「大地のコンパス」編集長である私が、以下のポイントを解説します。
- 車検対応・干渉なしで履ける「ギリギリのサイズ」
- 純正の快適性を維持する「コンフォートタイヤ」
- 見た目の迫力と実用性を両立する「オールテレーンタイヤ」
- ネットを活用して「交換費用を3〜5万円安くする」裏ワザ
維持費は賢く抑えつつ、安っぽい車にはしたくない。そんな誇り高いオーナーのために、失敗しないタイヤ選びの「最適解」を提示します。
【結論】ランクル200系のタイヤ選び「失敗しない鉄則」

銘柄選びの前に、ランクル200系ならではの「絶対条件」を提示します。これを無視すると、確実に後悔します。
鉄則1:ロードインデックス(LI)は「110以上」を選ぶ
ランクル200系の車両重量は約2.5〜2.7トン。
人や荷物を載せれば3トンに迫ります。
タイヤには耐荷重性能を示す「ロードインデックス(LI)」という数値があります。200系の場合、「LI 110(1060kg)」以上のタイヤを選ぶのが鉄則です。これを下回ると、偏摩耗や高速走行時のバースト(破裂)リスクが跳ね上がります。
鉄則2:サイズアップは「外径+20mm」までが安全圏
「少し大きく見せたい」場合でも、むやみなサイズアップは禁物です。
200系のタイヤハウスは意外とタイトで、外径が大きすぎるとハンドル全切り時に干渉します。
ノーマル車高・ノーマルフェンダーで安全に履けるのは、純正外径に対して「+20mm程度」まで。これを超えると、干渉対策や車検不適合のリスクが高まります。
専門家のワンポイントアドバイス
「見た目」と「快適性」はトレードオフです。
多くのオーナー様が「ゴツくて静かなタイヤ」を探しますが、物理的に不可能です。ブロックタイヤ(A/T、M/T)を選ぶなら、以下の「不都合な真実」を覚悟してください。
- 燃費悪化: 接地抵抗が増え、実燃費で0.5〜1.0km/Lほど悪化します。
- 騒音増大: 「ゴーッ」というロードノイズが発生し、高級サルーン並みの静寂性は失われます。
- 雨天時の不安: 排水性が純正より劣り、雨の高速道路の継ぎ目などでズルっと滑る瞬間があります。
これらを受け入れる覚悟がないなら、悪いことは言いません。純正準拠のタイヤを選んでください。
グレード別・純正サイズと「入るサイズ」の限界値

まずはご自身のグレードの純正サイズと、車検対応の限界サイズを確認しましょう。
純正・限界サイズ一覧表
| グレード | 純正サイズ | 外径 | カスタム限界サイズ | 外径差 |
|---|---|---|---|---|
| ZX | 285/50R20 | 794mm | 275/55R20 | +16mm |
| AX / AX-G | 285/60R18 | 799mm | 285/65R18 | +28mm |
| GX | 275/65R17 | 790mm | 265/70R17 | +13mm |
【車検対応】ノーマル車高で履ける「ちょい上げ」サイズ
リフトアップせずに「少し大きく見せたい」場合のおすすめサイズです。
18インチの限界:285/65R18(AX/AX-G向け)
外径が約827mmとなり、純正より約3cm大きくなります。
車高は約1.5cmアップ。見た目のムッチリ感が増し、四駆らしさが強調されます。
20インチの限界:275/55R20(ZX向け)
純正より幅を少し狭くし、扁平率を上げる選択です。
北米仕様などで採用されるサイズで、海外ブランドのタイヤ選択肢が増えます。
専門家のワンポイントアドバイス:サイズ選びの落とし穴
よくネット掲示板などで「285/70R17(外径830mm超)も入る」という書き込みを見かけますが、鵜呑みにしないでください。
確かに「直進時は」入りそうに見えますが、ハンドルを全切りした瞬間に泥除け(マッドガード)やインナーライナーにガッツリ干渉します。
これを履くには、ドライヤーでインナーを炙って変形させたり、泥除けを外すといった「DIY加工」が必須です。ポン付けで安心して乗りたいなら、上記の限界サイズ表を守るのが鉄則です。
【目的別】ランクル200系におすすめのタイヤ10選

ここからは、「大地のコンパス」編集部が厳選したおすすめタイヤを目的別に紹介します。
1. 「純正の静寂と高級感を守る」コンフォート派(3選)
「家族を乗せるし、街乗りや高速道路での移動が9割」という方はこちら。
200系の「高級車」としての価値を損ないません。
| タイヤ銘柄 | 静粛性 | ウェット性能 | 価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ALENZA LX100 | ★★★ | ★★☆ | 高い | 究極の静粛性 |
| Premier LTX | ★★☆ | ★★★ | 高い | 高速・雨に強い |
| GRANDTREK PT5 | ★★☆ | ★★☆ | 普通 | コスパ優秀 |
① BRIDGESTONE ALENZA LX100
- 特徴: 「SUV専用レグノ」とも呼ばれる、圧倒的な静粛性。
- メリット: 200系の遮音性と相まって、車内が無音に近い空間になります。
- デメリット: 価格は高め。オフロード性能は皆無。
② MICHELIN Premier LTX
- 特徴: 高速道路での安定性が抜群のミシュラン。
- メリット: 「エバーグリップテクノロジー」により、摩耗しても排水性能が落ちにくい設計です。
- デメリット: ゴム質がやや硬めで、低速時の突き上げを感じる場合があります。
③ DUNLOP GRANDTREK PT5
- 特徴: 性能と価格のバランスが良い優等生。
- メリット: 操縦安定性が高く、ふらつきやすい200系の挙動を抑えてくれます。
- デメリット: 特出した性能はないが、欠点もない「無難」な選択。
2. 「見た目の迫力と実用性」オールテレーン(A/T)派(4選)
「キャンプ場も走る」「見た目をワイルドにしたい」「でも普段使いも捨てられない」。
そんな欲張りなニーズに応えるカテゴリーです。
| タイヤ銘柄 | 迫力 | 静粛性 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| BFGoodrich KO2 | ★★★ | ★☆☆ | 重い | カスタムの王道 |
| Open Country A/T III | ★★☆ | ★★☆ | 普通 | バランス最強 |
| GEOLANDAR A/T4 | ★★☆ | ★★☆ | 普通 | 雨に強い |
| MONSTA | ★★★ | ★☆☆ | 普通 | 白文字がデカい |
④ BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 / KO3
- 特徴: 四駆タイヤの王様。サイドウォールのデザインが最高。
- メリット: 履くだけで「カスタムした感」が爆上がりします。パンクにも強い。
- デメリット: 非常に重いです。純正よりバネ下が重くなるため、燃費悪化とブレーキの効き始めが遅れる感覚があります。
⑤ TOYO OPEN COUNTRY A/T III
- 特徴: 今、最も売れている「新世代」オールテレーン。
- メリット: グッドリッチより軽量で、オンロードの静粛性が驚くほど高いのが特徴。
- デメリット: 人気すぎて、他のランクルやプラドと被りやすいこと。
⑥ YOKOHAMA GEOLANDAR A/T4
- 特徴: 日本の道路事情を知り尽くしたヨコハマの新作。
- メリット: オフロード感を強めつつ、日本の雨が多い舗装路でも安心して踏める信頼感があります。
- デメリット: サイドウォールのデザインは比較的おとなしめです。
⑦ MONSTA TERRAIN GRIPPER
- 特徴: オーストラリア発のタイヤ。ホワイトレターが特徴。
- メリット: 「太字」のホワイトレターが強烈なインパクトを与えます。
- デメリット: 砂地向け設計のため、日本の濡れた舗装路ではグリップ力がやや劣ります。
3. 「コスパと潜在ニーズ」格安&オールシーズン(3選)
維持費を抑えたい、タイヤ交換の手間を減らしたい方へ。
| タイヤ銘柄 | ジャンル | 雪道 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| CrossClimate 2 | オールシーズン | ○ | 高い | 履き替え不要 |
| RENEGADE AT-5 | 格安A/T | △ | 安い | 圧倒的コスパ |
| Terra Grappler | ラグジュアリー | △ | 普通 | 大径サイズ豊富 |
⑧ MICHELIN CrossClimate 2 SUV
- 特徴: 雪も走れる「オールシーズンタイヤ」。
- メリット: 急な降雪規制ならそのまま走れます。タイヤ保管場所がないマンション住まいに最適。
- デメリット: 凍結路面(アイスバーン)ではスタッドレスに敵いません。
⑨ RADAR RENEGADE AT-5
- 特徴: シンガポールのブランド。驚異的な安さ。
- メリット: 1本あたりの価格が国産の半額以下になることも。
- デメリット: ゴムの劣化が早めです。数年でひび割れが出やすいので割り切りが必要。
⑩ NITTO TERRA GRAPPLER G2
- 特徴: 北米で大人気。トーヨータイヤの海外向けブランド。
- メリット: ラグジュアリーなSUVカスタムに似合う、独特のトレッドパターンがお洒落です。
- デメリット: 取り扱い店舗がやや少ないこと。
タイヤ交換をお得に済ませる「賢い買い方」

ディーラーや量販店で買うと、工賃込みで15万〜20万円以上かかることも珍しくありません。
しかし、「ネット購入」+「直送取り付け」なら3万〜5万円ほど安くなります。
ご自身の状況に合わせて、以下の2パターンから選ぶのが正解です。
購入ルート使い分け比較表
| 購入ルート | 価格メリット | 手間・予約 | 保証 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 1. TIREHOOD | ◎ (安い) | 楽ちん (購入と同時に予約完了) | ◎ (パンク保証あり) | 「面倒なやり取りは嫌! 全部スマホで完結させたい」 |
| 2. Amazon/楽天 | 最強 (最安) | △ (自分で店を探す必要あり) | △ (店による) | 「ポイントを使いたい! 手間を惜しんでも安さ重視」 |
1. TIREHOOD(タイヤフッド)【推奨】
購入と同時に「近所のガソリンスタンド等」での取り付け予約まで完了します。重いタイヤを運ぶ必要も、電話で工場を探す手間もありません。
専門家のワンポイントアドバイス:ネット購入の不安を解消
「ネットのタイヤは古いのでは?」と心配な方も多いですが、TIREHOODのような回転率の高い大手なら基本的に鮮度は高いです。
そもそもタイヤは適正保管なら、3年前の製造でも性能に差が出ないことがメーカー検証で実証されています。
むしろ警戒すべきは、オークションの「個人出品(長期在庫)」です。命を乗せるタイヤだけは、信頼できるショップ経由で購入してください。
TIREHOODでランクル200のタイヤを探す(工賃込み価格を見る)
2. Amazon / 楽天市場
ポイント還元を含めると実質価格が最も安くなるケースが多いです。「タイヤ交換チケット」対応商品なら予約も比較的スムーズです。
ランクル200系のタイヤ交換に関するQ&A

オーナー様からよく頂く、細かいけれど重要な疑問にお答えします。
足回りを極めるなら知っておくべきこと(関連記事)

タイヤサイズが決まったら、次はホイールや足回りのメンテナンスも重要です。「大地のコンパス」では、以下の詳細記事でサポートしています。
「もっとデカいタイヤを履きたい!」
リフトアップが必要です。2インチアップの方法や費用はこちら。

「純正ホイールのデザインに飽きてきた…」
200系に似合う強度重視のホイール選び。

「冬の北海道やスキー場に行きたい」
2.5トンの巨体を止めるスタッドレスの選び方。

「長く乗るためのメンテナンス」
タイヤ交換ついでにチェックしたいブッシュ等の話。

まとめ

ランクル200系にとって、タイヤは単なる消耗品ではありません。車の「性格」と「品格」を決定づける最も重要なパーツです。
- 静粛性最優先: ALENZA、PT5
- 迫力・トレンド: オープンカントリー、KO2
- サイズアップ: 18インチなら285/65R18、20インチなら275/55R20まで
ご自身のライフスタイルに合わせて、後悔のない一本を選んでください。
足元が決まれば、ランクルへの愛着はさらに深まります。
参考リンク・公的情報
本記事のスペック数値および車検適合基準は、以下の公式サイト・ガイドラインに基づき作成しています。


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