ランクル250の納車、本当におめでとうございます。ついに手に入れた相棒と、「週末は景色の良い場所で車中泊を」と計画を練っている頃ではないでしょうか。
しかし、水を差すようで申し訳ありませんが、一つだけ警告させてください。
カタログの「フルフラット」という言葉を鵜呑みにして、布団一枚で寝ようとしていませんか? その考えは、捨てた方が賢いです。ランクル250の荷室には、安眠を妨げる「魔の段差」と「傾斜」が存在するからです。
何も対策せずに家族を連れて行ったらどうなるか?
翌朝、底冷えと腰の激痛で不機嫌になったパートナーに「もう二度と車中泊なんてしない」と宣言され、せっかくのランクルライフに暗雲が立ち込める……そんな未来が、私には見えます。
この記事では、ランクル250で車中泊をするための「正確なフルフラット寸法」と、私が現場で導き出した「段差を解消する具体的なアイテム」を、忖度なしで解説します。
この記事の要約
- 結論: 7人乗りは「厚手マット」、5人乗りは「専用ベッドキット」が必須。
- 現実: 2列目には約40mmの段差と、頭に血が上る傾斜がある。
- 対策: ホテル代3回分と考えれば、30万円の純正キットより10万円の社外キットが賢い選択。
なお、ランクル250の総合的なスペックや納期情報については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル250で車中泊はできる?フルフラット寸法と段差の真実

結論から申し上げます。ランクル250での車中泊は「可能ですが、工夫が必要」です。
特にグレード(5人乗りか7人乗りか)によって、難易度が天と地ほど変わります。
7人乗りと5人乗りの決定的な違い
車中泊において、この2つは全く別のクルマだと考えてください。
- 7人乗り(ZX/VX):
3列目を格納し、2列目を倒せば、比較的フラットな空間が生まれます。車中泊向きです。 - 5人乗り(GX/一部VX):
2列目を倒すだけでは荷室との間に巨大な段差ができます。かといって座面を跳ね上げる(タンブル)と、今度は寝るスペースの長さ(荷室長)が足りなくなります。ハッキリ言いますが、そのままでは車中泊には不向きです。
フルフラット時の実測寸法と「魔の段差」
7人乗りモデルで、2列目・3列目を倒した状態の実測値(目安)は以下の通りです。
| 項目 | 寸法(約) | 評価 |
|---|---|---|
| 荷室長 | 1,760mm 〜 2,100mm | 大柄な男性でも足は伸ばせます。合格。 |
| 荷室幅 | 1,100mm 〜 1,390mm | 大人2人が並んで寝るにはギリギリです。 |
| 室内高 | 800mm 〜 900mm | あぐらをかくには頭がつかえます。 |
数字だけ見れば寝られそうですが、問題は「質」です。
2列目の背もたれ部分には、リアに向かって緩やかな傾斜が残ります。さらに、2列目と3列目のつなぎ目には約40mmの段差が発生します。
この「わずかな傾斜と段差」が、睡眠中にじわじわと体力を奪っていくのです。
おすすめの車中泊マットとベッドキット(自作 vs 市販品)

この段差と傾斜を解消するための選択肢は、大きく分けて3つあります。予算(と奥様の顔色)と相談して決めてください。
| 選択肢 | 費用感 | 快適度 | おすすめ層 |
|---|---|---|---|
| 1. 純正・専用ベッドキット | 20〜30万円 | ★★★ | お金で解決したい人 |
| 2. 社外ベッドキット | 8〜15万円 | ★★★ | コスパと快適性を両立したい人 |
| 3. 厚手マットでの調整 | 1〜2万円 | ★★☆ | ソロ泊・コスト重視の人 |
純正オプションは高すぎる?社外品との比較
トヨタ純正(トイファクトリー製など)のベッドキットは、品質は間違いなく最高峰です。しかし、約30万円という価格は、正直言って車中泊エントリー層にはハードルが高すぎます。
もしあなたが「たまに寝るだけ」なら、MGR Customsや工房リンクスといった、定評のある社外メーカーのベッドキット(約10万円前後)で十分お釣りが来ますし、浮いたお金で旅に出た方が幸せになれます。
コスパ最強!8cm以上のインフレーターマット
「ベッドキットまでは大袈裟だ」という方には、キャンプ用のインフレーターマットをおすすめします。
ただし、ホームセンターの薄い銀マットではあの段差は消せません。厚さ8cm〜10cmのウレタン入りマットを選んでください。これなら、40mmの段差も傾斜も、マットの厚みで吸収して気にならなくなります。
私が実際に使ってみて、「これなら腰が痛くならない」と確信したのが、車中泊専用に開発されたこちらのマットです。自動で膨らむので準備も一瞬です。
DIYで自分だけの寝床を作る
「市販品は高いし、サイズも微妙…」というDIY精神旺盛なオーナーなら、イレクターパイプとコンパネを使って自作するのも一つの手です。
ホームセンターを回るのが面倒な場合は、パイプとジョイント専門のオンラインショップを活用すると、必要な長さにカットされた部材が届くので非常に効率的です。
>>DIYにおすすめ!パイプとジョイントでアイデア無限大【スパクリショップ】
※免責事項:DIYによるベッド製作は、強度不足による破損や怪我のリスクがあります。走行中の異音や、万が一の事故時の安全性については、全て自己責任となる点を十分にご理解ください。
大地編集長のワンポイントアドバイス

「俺はどこでも寝れるから大丈夫」
そう言って薄いヨガマット一枚で初めての車中泊に挑んだ私が、翌朝どうなったと思いますか?
腰がバキバキで、アクセルを踏む足に力が入らないんですよ。
250の2列目の傾斜は、見た目以上に身体に負担をかけます。頭が下がった状態で寝ると翌日顔がパンパンに浮腫みますし、何より睡眠不足での運転は事故の元です。
「寝床」への投資は、翌日の安全運転を買うようなものです。悪いことは言いません、マットだけはケチらず良いものを買ってください。
快適な睡眠のための目隠し・サンシェード

寝床が確保できても、外から丸見えでは落ち着いて寝られませんよね。
特にランクル250は窓が大きく、夜間のSA/PAの街灯や、隣の車のヘッドライトが結構眩しいです。
タオルを挟むだけの応急処置は、朝起きると落ちているのでおすすめしません。断熱性が高く、車種専用に設計されたサンシェードを使うのがスマートです。冬場の冷気もシャットアウトしてくれるので、一石二鳥ですよ。
>>日焼け、防寒、防犯対策に!完全車種別【高断熱ブラインドシェード】
また、毎回吸盤で貼り付けるのが面倒だという方には、ロールスクリーンのように常時取り付けておける革新的なシェードもあります。これなら「寝よう」と思った瞬間に、片手で目隠しが完了します。
>>サンシェードの常識を覆す 常時取付け型の新しいサンシェード【シンシェード】
この「窓の目隠し(シェード)」の選び方や、さらに詳しいアイテム比較については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル250車中泊の「よくある誤解」を解く

【結論】ランクル250で”極上の朝”を迎えるために

ランクル250での車中泊は、単なる「節約」ではありません。
朝、窓を開けた瞬間に広がる絶景。コーヒーを沸かす音。そして相棒(愛車)の中で目覚める高揚感。これらは、高級ホテルでは絶対に味わえないプライスレスな体験です。
しかし、準備不足はそのすべてを「苦行」に変えてしまいます。
- 7人乗り:厚さ8cm以上のインフレーターマットを奢ってやってください。
- 5人乗り:段差解消のためのベッドキット導入を強く推奨します。ここはケチる場所ではありません。
- 予算配分:純正キットに30万出すなら、社外キット(10万)+ポータブル電源(10万)+旅費(10万)に使うのが賢い選択です。
「安く済ませたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、体を壊しては元も子もありません。
もし私の過去の失敗談(安物買いの銭失い)をもっと詳しく知りたい方は、下記のプロフィールで赤裸々に語っていますので、ぜひ反面教師にしてください。

この記事が、あなたの車中泊ライフを「腰痛地獄」から救うきっかけになれば、編集長としてこれ以上の喜びはありません。SNSで「快適に寝れたよ!」という報告、待ってます!
状況別おすすめ車中泊アイテム比較

| アイテム名 | 価格目安 | 特徴・メリット | リンク |
|---|---|---|---|
| 車中泊専用マット | 〜2万円 | 厚さ10cmで段差を無効化 自動膨張で準備も一瞬。 | 詳細を見る |
| MGR Customs | 〜10万円 | コスパ最強の専用設計 純正の半額以下でこの品質。 | 在庫を確認する |
| 趣味職人シェード | 〜2万円 | 圧倒的遮光性と断熱性 外気を遮断し結露も防ぐ。 | 詳細を見る |
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車中泊グッズを揃えたら、次は増え続ける荷物の「収納」問題が出てきますよね。限られたスペースを活かすパッキング術については、下記の記事へどうぞ。

ランクル250の総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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