結論から言えば、ランクル60に乗るための現代の賢い選択は、
「中身が新しい後期型(角目)を買い、顔だけ丸目に換装(フェイスチェンジ)する」
ことです。
「愛嬌のある丸目が欲しいけど、古い車は修理代で毎月何万も飛ぶって聞くし…」と、
維持費の不安で一歩を踏み出せずに悩んでいませんか?
本記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、旧車の酸いも甘いも噛み分けてきた私(編集長・大地)が、
実体験を元にランクル60の丸目と角目の決定的な違いと、後期の換装費用を解説します。
これを読めば、無駄な修理地獄を回避し、
憧れの丸目スタイルを現実的な維持費で手に入れる「正解ルート」が明確になります。
【この記事の要約(3秒でわかる不都合な真実)】
- 丸目(前期)の現実:部品廃番とキャブ車の気難しさで維持費が地獄。
- 角目(後期)の恩恵:電子制御インジェクション(EFI)で現代でも普通に乗れる。
- 最強の最適解:中身が後期の車両をベースに、プロの手で丸目に換装する。
なお、丸目換装を含む、ランクル60のカスタム全般の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

それでは、現場のリアルな数字と共にお伝えします。
ランクル60の丸目と角目の決定的な違い|前期はキャブ・後期はEFI

ランクル60の丸目と角目の最大の違いは、「製造年式(前期か後期か)」です。
単なるデザインの違いではなく、中身のメカニズムも大きく進化しています。
【前期・中期】愛嬌の丸目と鉄板むき出しのレトロ感
1980年のデビューから昭和62年(1987年)のマイナーチェンジ前までが「丸目2灯」です。
まさに「ザ・昭和の四駆」というクラシカルな顔立ちで、今でも圧倒的な人気を誇ります。
ただし、エンジンはキャブレター仕様(※機械式でガソリンと空気を混ぜるアナログな装置)が多く、
インパネ周りも鉄板むき出しのレトロな設計です。
【後期】精悍な角目4灯と現代的なEFIエンジン
昭和62年(1987年)のマイナーチェンジ以降が「角目4灯」です。
顔つきがシャープで精悍になっただけでなく、
ガソリン車はインジェクション(EFI:電子制御による燃料噴射)化され、エンジン始動性や燃費が劇的に改善されました。
インパネも乗用車ライクな近代的なデザインに変更されています。
「見た目は前期(丸目)が良いけど、中身は後期(角目)が安心」というのが、ランクル60選びの最大のジレンマなのです。
ランクル60の丸目と角目の維持費比較|後期が圧倒的に安い

綺麗なカタログ写真には載っていない、維持費と実用性の「リアルな数字」を比較します。
| 比較項目 | ランクル60 前期(純正丸目) | ランクル60 後期(純正角目) |
|---|---|---|
| 年式 | 1980年〜1987年 | 1987年〜1989年 |
| 燃料供給(ガソリン) | キャブレター | EFI |
| 実燃費 | 4.0〜5.0km/L | 5.0〜6.0km/L |
| NOx・PM適合 | × 絶望的(ガス検100万円〜) | ○ 適合(ガソリン車のみ) |
| 部品供給 | × 廃番(ヤフオク頼み) | △ 欠品多数 |
| 編集長の総合評価 | ×(維持地獄) | ○(現代でも乗れる) |
ご覧の通り、実用性と維持費で選ぶなら、
「後期(角目)」の圧倒的勝利です。
前期(丸目)はロマンがありますが、部品が出ないため「故障=不動」になるリスクが高すぎます。
「どうしても丸目顔が良い!」という人は、
中身が壊れにくい後期の車両を探し、顔だけ丸目に換装する
のが現代の唯一の正解です。
\ 希少な丸目換装済み車両は、一般市場に出る前に裏で即売れします /
妥協して状態の悪い車両を掴まされ、毎月修理代で数十万を溶かす地獄に堕ちたくないなら、今のうちにプロの非公開在庫に網を張っておいてください。
ランクル60角目から丸目への換装費用|キットと工賃で約25万円

だからこそ、現在の主流は、
「高年式・高機能な後期(角目)をベースにして、顔だけ丸目に換装する」手法です。
純正丸目パーツは廃番。FRP換装キットが現実的
純正の丸目パーツ(グリルやライトベゼル)はすでにメーカー欠品(廃番)の嵐です。
ヤフオクでサビだらけの中古部品を高値で落札するより、
専門店から販売されているFRP製の「丸目換装キット」を使用するのが現実的です。
- 部品代(キット): 約15万円〜20万円
- 塗装・取付工賃: 約10万円〜20万円
- 総額の目安: 約25万円〜40万円
安くはありません。
だからといって「費用を抑えようと安易にDIYで換装しよう」と考えているなら、
少し立ち止まってそのリスクを確認してください。
【警告】DIYでのフェイス交換に潜む4つの罠
単にグリルとヘッドライトを数本のネジで付け替えるだけの、簡単な作業ではありません。
バンパー、コーナーレンズ、そしてコアサポート周辺まで、
フロントの「顔」を構成するすべてを剥ぎ取り、車体を一度「ドンガラ」にする大工事です。
ドンガラにした後、角目専用のライトバッフル(台座)の切断や板金加工が待っています。
さらに、30年以上風雨に晒されたボルトは完全にサビて固着しており、工具を入れると「バキッ」と爪が折れ、
最終的にサンダーで火花を散らしてボルトを切り飛ばすハメになります。
配線も角目と丸目ではカプラー形状が違うため、
泥まみれになりながら配線を1本ずつ引き直す地獄が続きます。
顔の寸法(全長)が±3cmを超えると「構造変更」が必要になりますが、素人作業では書類審査すら通せません。
さらに、チリ(隙間)の合わない安いFRPキットを無理やりビス止めすると、走行中の振動ですぐに割れます。
最悪なのは、ヘッドライトの「光軸」が永遠に出ず、
車検で弾かれて「違法改造車」扱いになり公道を走れなくなることです。
途中で心が折れて自走不能になった60を板金屋に持ち込めば、
通常の工賃に加えて「尻拭い代」として数十万円が上乗せされます。
設備と経験に自信がないなら、迷わず工具を置いてください。
結果的に一番安上がりで確実なのは、
最初からプロの手で完璧に仕上がった「丸目換装済み」の車両を探すことです。
希少な換装済み車両はネットに出回る前に裏で売れてしまうため、まずは非公開在庫からプロに探してもらいましょう。
▼ 大地編集長のワンポイントアドバイス
昔の私のように「気合と根性で丸目化してやる!」と息巻くのは自由です。
でも、駐車場でオイルと泥にまみれ、外したバンパーを置く場所すらなくて家族から白い目で見られる現実は想像以上にキツいです。
餅は餅屋。顔面移植のような大手術は、おとなしくランクル専門店に任せるのが「確実な選択」ですよ。
ランクル60の顔面カスタムをさらに深掘りする関連記事

ランクル60の顔面カスタムは、丸目換装だけではありません。
ヘッドライトそのもののアップデートや、他モデルの丸目化など、選択肢は多岐にわたります。
暗い純正ハロゲンから、車検対応の最新LEDヘッドライトへ交換する具体的な方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

また、「60は古すぎるから、もう少し新しくて壊れにくいモデルで丸目に乗りたい」という方には、
ランクル80の丸目換装もおすすめです。
ランクル80の丸目換装の具体的な手法については、下記の記事で詳しく解説しています。

もし「丸目にはこだわらないが、フロントフェイスで個性を出したい」という場合は、
ランクル70系のフロントグリル交換という選択肢もあります。
ランクル70系のフロントグリル交換の具体的な方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル60の丸目・角目に関するよくある質問(Q&A)

まとめ|ランクル60は後期ベースの丸目換装が正解

最後にもう一度、「後悔しないランクル60選びの鉄則」を復習しましょう。
- 前期(丸目)は部品廃番とキャブ車で維持費が地獄。
- 後期(角目)はEFI化されており現代の交通事情でも安心。
- 最適解は「後期ベースの丸目換装」。
- 換装費用はキット+工賃で約25万〜40万円が目安。
- DIYは法的な罠(構造変更)があるため、プロに任せるのが一番安い。
で、結局どうすればいい?
まずは、規格品の丸目ライトがどれくらいの価格で手に入るのか、今のうちに相場感を頭に叩き込んでおいてください。
\ 部品供給はすでに絶望的。中古相場がさらに高騰してしまう前に /
>>Amazonでランクル60用の丸目ヘッドライトを確認する
そして、これからベースとなる状態の良い「後期型(角目)」や、すでにプロの手で仕上げられた「丸目換装済み」の車両を探すなら、
ネットに出回る前の「非公開在庫」からプロに探してもらうのが一番の近道です。
現代の車と比べれば維持費はかかりますが、ランクル60の無骨なスタイルは、
それ以上の圧倒的な所有感と一生モノの思い出をくれる最高の相棒になります。
\ 「いつか極上の60が出たら買おう」と夢を見ている人へ /
その「いつか」は永遠に来ません。良質な60は一般市場に出る前に、プロのネットワークで秒殺されています。 本気で探す覚悟ができたなら、まずはプロに希望を伝えて枠を押さえてください。
なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

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ランクル60の総合的なカスタム解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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