「オイル交換くらい自分でやりたいけど、再再販のディーゼルにはどんなオイルを買えばいいの?」
「昔乗っていた丸目と同じように、安いトラック用オイル(DH-2)を入れても大丈夫?」
結論から言います。
再再販モデル(1GDエンジン)に、適合外のディーゼルオイルを入れるのは、エンジンにとって非常に危険な行為です。
少しでもオイル代を節約しようとした結果、排ガス浄化装置(DPF)が詰まり、
「約30万円の超高額修理」
に直面するオーナーが後を絶ちません。
歴代ランクル70は、搭載されているエンジンによって指定されるオイルの規格と量が全く異なります。
この記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、自宅の駐車場で何十回とペール缶からオイルを注ぎ続けてきた私(編集長・大地)が、
ランクル70(1GD/1GR/1HZ)の正確なオイル量、粘度、そして絶対に間違えてはいけない規格の真実を暴露します。
この記事を読めば、無駄な修理費30万円を回避し、
DIYで賢く維持費を抑えながら確実に愛車の心臓を守り抜くことができます。
【この記事の要約(3秒でわかるオイル交換の真実)】
- 再再販(1GD): 「DL-1規格」以外は絶対NG。DH-2はDPF破壊の元。
- 丸目(1HZ): オイル量は約9.3L。異常な量を飲み込むためペール缶必須。
- フィルター交換: オイル交換2回に1回、指定トルクでの締め付けが必須。
- グリスアップ: 下回りに潜ったら「プロペラシャフトのグリスアップ」を必ずセットで行う。
※ランクル70の税金や車検代を含む年間維持費の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

1GD(再再販)のオイル交換は「DL-1規格・7.7L」が絶対条件

再再販ランクル70(GDJ76W)の1GD-FTVエンジンには、
必ず「DL-1」規格(またはACEA C2)のオイルを使用しなければなりません。
1GDエンジンのオイル規格選びを適当に済ませると、
エンジンの寿命を著しく縮めるどころか、排ガス浄化装置を破壊します。
【結論】DH-2など規格外オイルはDPFを破壊する
近年のクリーンディーゼルは、マフラーの途中にDPFという装置が付いています。
DPF(Diesel Particulate Filter)とは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるスス(微粒子物質)を捕集して燃焼させる浄化装置のことです。
DPF装着車で絶対にやってはいけないのが、
トラックなどでよく使われる「DH-2」規格や、旧型ディーゼル用の安いオイルを入れることです。
DL-1以外のオイルは燃焼した際に「灰(アッシュ)」が多く出ます。
この灰がDPFのフィルターに蓄積して目詰まりを起こすと、最悪の場合はDPFアッセンブリー交換となり、
部品代と工賃で約30万円が吹き飛びます。
【証拠】1GDエンジンのオイルスペック・交換量表
絶対に間違えないよう、以下の数値を守ってください。
【ランクル70(1GD・再再販) オイル規格・交換量表】
| ランクル70(1GD) オイル項目 | 推奨スペック・量 | 必須度 |
|---|---|---|
| 指定規格 | DL-1 (ACEA C2) | ◎ (絶対) |
| 推奨粘度 | 0W-20 / 5W-30 | ○ |
| オイルのみ交換 | 約7.2L | – |
| フィルター同時 | 約7.7L | ゲージ確認 |
ご覧の通り、1GDエンジンにとって「DL-1」規格は絶対の掟です。
「DH-2(×)」などを入れると、一発でDPFが詰まり、30万円の修理費が確定します。
交換量も7.7Lと多いため、ペール缶買いが基本になります。
1HZ(丸目)と1GR(再販)のオイル粘度と異常な交換量

ガソリンエンジンの1GR(再販)と、旧型ディーゼルの1HZ(丸目)は、
最新の1GDほど神経質になる必要はありませんが、1GRエンジンと1HZエンジンが飲み込むオイルの量は桁違いです。
【結論】1HZは9.3Lを飲み込むためペール缶買いが常識
1HZは「地球上で最も頑丈なエンジン」の一つですが、
オイル管理を怠ると白煙を吹き、ターボ後付け車などはタービンブローのリスクが高まります。
高価な化学合成油にこだわる必要はありませんが、フィルター交換時には、
「約9.3L」
という異常な量のオイルを飲み込みます。
カー用品店で毎回4L缶を買うとコストがかさむため、
ペール缶(20L)でのまとめ買いが多くのオーナーに選ばれています。
【比較】1GR(ガソリン)と1HZ(旧ディーゼル)のスペック表
【ランクル70(1GR / 1HZ) オイル粘度・交換量表】
| 歴代ランクル70 エンジン | 推奨粘度 | フィルター込交換量 |
|---|---|---|
| 1GR (再販・ガソリン) | 0W-20 | 約6.1L |
| 1HZ (丸目・ディーゼル) | 10W-30 | 約9.3L〜 |
1GR(再販ガソリン)も約6.1Lと大容量です。
大排気量NAエンジンのため、シビアな規格指定はありませんが、
定期的な交換(5,000km毎)がそのままエンジンの寿命に直結します。
オイルフィルターの交換手順|2回に1回は必須の作業

【免責事項】
本記事で紹介するDIYメンテナンス(ジャッキアップ、オイル交換等)は、編集長の実体験に基づく情報ですが、作業に伴う怪我や車両の破損について当メディアは一切の責任を負いません。
必ず安全な平坦地でウマ(リジッドラック)を使用し、すべて自己責任において実施してください。
【理由】フィルター交換を怠ると新品オイルが即座に汚れる
オイルフィルター(エレメント)は、エンジン内部の鉄粉や汚れを濾過する重要なパーツです。
オイル交換2回につき1回のペースで必ず交換してください。
古いフィルターを放置したまま新しいオイルを入れると、フィルター内に溜まった汚いオイルと混ざり、
新品のオイルが即座に劣化してしまいます。
【手順】アンダーカバー外しからレベルゲージ確認まで
特に再再販(1GD)や再販(1GR)は、下回りのスキッドプレート(アンダーカバー)を外す、またはサービスホールを開ける必要があります。
ドレンボルト(14mm等)を外し、オイルを完全に抜き取ります。勢いよく飛び出すので、大きな廃油受け(10L以上)を準備してください。
フィルターレンチを使用して緩めます。1GDはカートリッジ式(中身のろ紙だけ替えるタイプ)なので、Oリングの交換と指定トルクでの締め付けが必須です。
オイルを入れ、エンジンを数分回した後に停止し、レベルゲージで「F」と「L」の間にあることを確認します。
プロペラシャフトのグリスアップ不足は「十数万円の異音修理」を招く

オイル交換のために下回りに潜ったら、
絶対にセットで行うべき作業が「プロペラシャフトのグリスアップ」です。
プロペラシャフトのグリスアップを怠ると、深刻なダメージに直結します。
【恐怖】「カンッ!」という異音はスパイダー摩耗のサイン
ランクルのプロペラシャフトには、前後合わせて複数の「グリスニップル」が付いています。
グリスニップルへのグリス注入を怠ると、発進時や変速時に下回りから、
「カンッ!」「ドンッ!」という金属の打音(異音)が発生します。
この打音はスパイダーやスリップジョイントが摩耗している悲鳴であり、
放置するとプロペラシャフト本体の交換(十数万円)に繋がります。
【対策】オイル交換のついでに新しいグリスを注入する
オイル交換のついでに、グリスガンを使って古いグリスが「ムニュッ」と押し出されるまで、
新しいリチウムグリス(またはモリブデングリス)を注入してください。
泥臭い下回りのメンテナンスを無事に終えたら、次は外装です。
せっかく中身の血液(オイル)を綺麗にしたのに、ボディの「くすみ」や「泥汚れ」を放置して、
愛車をただのポンコツに見せたくはありませんよね。
\ せっかくの愛車、水垢を放置して数年後の査定額を落としたくない方へ /
大地編集長のワンポイントアドバイス

「オイル交換は自分でやるべきですか?」とよく聞かれます。
私は「廃油の処理と、下回りに潜る泥臭さを楽しめるなら絶対やるべき」と答えています。
抜いたオイルの色や、ドレンボルトの磁石に付いた鉄粉の量を見るのは、エンジンの健康状態を知る「血液検査」のようなものだからです。
ただし、一つだけ本音を言わせてください。
再再販(1GD)や再販(1GR)の重たいスチール製アンダーカバーを、寝板の上でボルトを外しながら支える作業は、控えめに言って地獄です。泥が目に入り、腕はプルプル震えます。
「DIYは好きだけど、あのカバー外しだけは苦痛だ…」という方は、無理をする必要はありません。
オイルだけネットで安く(20Lのペール缶で)買い、持ち込み交換を快く引き受けてくれる近所の整備工場に頼むのが、時間と体力を節約する最も賢い選択ですよ。
ランクル70のオイル交換・維持費をさらに深掘りする関連記事

ランクル70のエンジンを守るためには、オイルの知識と排ガス浄化システムへの理解が欠かせません。
「そもそもDL-1とDH-2って、成分的に何がどう違うの?」と疑問に思った方は、
ディーゼルエンジンオイルの規格の違いと選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

また、再再販モデル(1GDエンジン)に乗っている方は、オイル管理と同じくらい「アドブルー」の管理が重要になります。
アドブルーの補充タイミングと警告灯の注意点については、下記の記事で詳しく解説しています。

さらに、同じ1GDエンジンを搭載しているプラド150系や、最新のランクル250へ乗り換えを検討している方、あるいは車仲間にアドバイスしたい方は、各車種特有のオイル交換手順も知っておくと役立ちます。
それぞれのアンダーカバーの形状や作業の難易度の違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。


ランクル70のオイル交換に関するよくある質問(Q&A)

まとめ:ディーラーでの高額オイル交換を卒業し、ペール缶で賢く維持する

最後にもう一度、「愛車の心臓と財布を守る鉄則」を復習しましょう。
- 再再販(1GD)は「DL-1規格」以外絶対NG(DPF修理費30万円の回避)。
- 1HZのオイル量は約9.3L。毎回4L缶を買うのはコストの無駄。
- オイル交換時は「プロペラシャフトのグリスアップ」をセットで行う。
- DIYなら、アンダーカバー外しの地獄を避ける「上抜き」も有効。
で、結局どうすればいい?
どのモデルに乗っていようと、ランクル70のオイル交換量は一般的な車の比ではありません。
まずは今日、自分のエンジンの「指定規格」と「交換量」をメモしてください。
そして、毎回カー用品店やディーラーで高いオイル代を払うのはやめましょう。
ランクル70に最適かつ、最も維持費を安く抑える第一歩は、
「トヨタ純正 キャッスル(20Lペール缶)」をネットで手に入れることです。
維持費の高さや泥臭いメンテナンスの手間はかかりますが、
それこそがランクル70と対話する至福の時間であり、一生モノの相棒を育て上げる醍醐味です。
\ 毎回4L缶を買う手間と、年間数万円の維持費の無駄を省きたい方へ /
>>【楽天市場で最安値を見る】トヨタ純正 キャッスル ディーゼルエンジンオイル DL-1 0W-30 20Lペール缶
ただし、20Lのペール缶やフロアジャッキ、寝板などのDIY工具は想像以上に場所を取ります。
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なぜ私がここまで口酸っぱく「不都合な現実」や「泥臭いメンテナンス」について語るのか?
私自身の過去の高額修理の失敗や、ランクル歴の全貌は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。

この記事が、あなたのランクルライフの「コンパス」になれば幸いです。
「ペール缶を買って自分でやってみた!」「アンダーカバー外しで心が折れた…」といったリアルな体験談がありましたら、ぜひSNSでのシェアやメッセージで教えてください。
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ランクル70の税金や保険料、タイヤ代を含む総合的な維持費の解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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