「ボディカラーなんて、好きな色を選べばいい」
そんな甘い言葉を信じて契約書のハンコを押すと、3年後の査定で50万円をドブに捨てることになります。
ランドクルーザー250において、色は単なる好みではありません。それは「数百万円の資産運用の分岐点」であり、納車後の休日を「洗車で潰すか、遊びに使うか」を決める重大な決断です。
この記事では、歴代ランクルで50万kmを走破し、黒ソリッドの維持で精神を病みかけた編集長の大地が、カタログの美麗なCG画像では分からない「色の不都合な真実」と「現場のリアル」を暴露します。
後悔したくないなら、この現実を見てから決めてください。
▼ この記事の要約(忙しい人向け)
- リセール命なら「白」一択。 ただし盗難リスクは最大級、セキュリティ費用は必須経費。
- 「黒(202)」は地獄への片道切符。 屋根付き車庫と週1手洗い洗車ができないなら、絶対にやめとけ。
- 実用最強は「ブロンズ」。 半年洗わなくてもバレないステルス性能は、ズボラなあなたの救世主。
結論:2025年版、選ぶべき「正解」はこの3択

結論を断言します。あなたの優先順位(資産・時間・見栄)によって、選ぶべき色は以下の3つに絞られます。これ以外は「趣味」と割り切れる人だけの領域です。
| 優先順位 | 推奨カラー | 理由・不都合な真実 |
|---|---|---|
| リセール命 | プラチナホワイト(089) | 鉄板の資産価値。ただしCANインベーダーの標的No.1。 |
| 手入れ重視 | アバンギャルドブロンズ | 傷・汚れが消える魔法の色。おじさん臭との戦い。 |
| 250らしさ | サンド×ライトグレー | カタログの顔。ただし納期遅延と板金費用の覚悟が必要。 |
250系ボディカラー全色レビュー【毒と本音】

ショールームの完璧なライティングに騙されてはいけません。日本の狭い駐車場、泥はね、そして過酷な西日の下でどう見えるか。忖度なしで解説します。
1. プラチナホワイトパールマイカ (089)
- 設定: ZX / VX / GX
- オプション: +33,000円
- リセール期待度: ★★★★★
- 盗難リスク: ★★★★★
【編集長の毒舌評価】
「迷ったらこれ」の思考停止カラーにして、最強の資産防衛策。
膨張色で全長4.9mの巨体がさらに大きく見え、所有満足度は高いです。リセールは間違いなく最強ですが、それゆえに窃盗団のオーダーリスト最上位に入ります。
また、ドアノブ下から垂れる水垢(バーコード汚れ)は黒く目立ちます。「白だから汚れない」は大間違いです。
専門家のワンポイント
白を選ぶなら、納車直後のセキュリティ施工(IGLA等で約25〜30万円)は「オプション」ではなく「必須装備」です。これをケチると、朝起きたら駐車場が空っぽになります。
2. ブラック (202)
- 設定: ZX / VX / GX
- オプション: 無料
- リセール期待度: ★★★★★
- 維持管理難度: 地獄級
【編集長の毒舌評価】
ランクルの黒は、メタリックを含まない純粋な「ソリッドブラック」です。
磨き上げた瞬間の美しさは別格ですが、その輝きは納車日がピークです。タオルで拭くだけで傷がつき、猫が乗れば爪痕が残り、雨が降ればウォータースポットができる。
「完全屋内保管」と「純水手洗い洗車」を捧げられないなら、手を出してはいけません。西日に照らされた無数の洗車傷を見て、精神を病みます。
実体験コラム:黒の奴隷
私が200系の黒に乗っていた時、洗車機に入れたことは一度もありません。それでも半年後にはヘアラインスクラッチだらけになりました。私は車のオーナーではなく、塗装の奴隷でした。
3. アバンギャルドブロンズメタリック (4V8)
- 設定: ZX / VX
- オプション: 無料
- リセール期待度: ★★★☆☆
- ズボラ度: ★★★★★
【編集長の毒舌評価】
プラド時代からの玄人色。土埃と同化するため、半年洗車しなくても汚れがバレません(実証済み)。
枝傷も目立たないため、実際に林道を走る人や、洗車機にガンガン入れたい多忙な人には最強の選択肢。「おじさん臭い」と言われますが、この楽さを知ると他の色には戻れません。
ただし、リセールは白黒に比べて10〜20万円落ちる覚悟が必要です。その差額を「洗車からの解放代」と思えるかどうかです。
4. サンド (5C8) × ライトグレー (1G3)
- 設定: ZX(メーカーオプション)
- オプション: +55,000円
- リセール期待度: ★★★★☆
- 納期リスク: 遅延注意
【編集長の毒舌評価】
250系の象徴。レトロで道具感があり、非常にカッコいい。
しかし、営業マンが言いにくい真実として「ツートンは塗装工程が増えるため、納期が遅れがち」という傾向があります。
また、万が一擦った場合、板金塗装の費用は単色の1.5倍近くかかります。「塗り分け工賃」が高いのです。見た目の代償は安くありません。
※サンド単色は「First Edition」等の限定車のみ。標準グレードでは選べません。
5. スモーキーブルー (8X0)
- 設定: ZX / VX
- オプション: 無料
- リセール期待度: ★★☆☆☆
【編集長の毒舌評価】
FJクルーザーを彷彿とさせるお洒落カラーですが、リセール市場(特に海外輸出)では評価が分かれます。
パキスタンやマレーシアなど主要輸出先では「白・黒・ベージュ」が好まれるため、青系は減額対象になるリスクがあります。「乗り潰す」覚悟がある人向けです。
リセールバリューの「白黒論争」に終止符を打つ

「結局、白と黒どっちが高く売れるんだ?」
この永遠のテーマに対して、輸出市場の動向から結論を出します。
結論:僅差で「白(089)」の勝利です。
理由はシンプルで、「黒(202)は塗装状態の維持が困難だから」です。
中古車査定の現場では、黒ソリッド特有の洗車傷やウォータースポットは厳しく減点されます。どんなに高値が付く色でも、ボディの状態が悪ければ意味がありません。
一方、白(パール)は傷が目立ちにくく、多少雑に扱っても「B評価(標準)」以上がつきやすい。結果として、平均的な買取相場は白が安定して高くなります。
「それでもリセールの詳細な金額差や、3年後・5年後の残価率を知りたい」
そんな慎重派のあなたのために、グレード別・年数別のリセールデータを別記事で完全シミュレーションしました。

傷と汚れの「隠蔽率」ランキング

週末、あなたは洗車に時間を費やしたいですか? それとも泥だらけになって遊びたいですか?
ライフスタイルに合わせた「汚れとの付き合い方」を提案します。
| 順位 | カラー | 隠蔽性能 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| 1位 | ブロンズ | 神 | 洗車嫌い、林道アタッカー、現場仕事 |
| 2位 | サンド | 優 | キャンプ好き、泥汚れを「味」と捉える人 |
| 3位 | シルバー | 良 | 実用性重視(※250には設定なし、参考) |
| 4位 | ホワイト | 可 | 水垢は目立つが、洗車傷は見えにくい |
| 5位 | ブラック | 論外 | 埃、黄砂、雨染み、全ての汚れが際立つ |
意外な落とし穴:DIY補修の難易度

「傷ついたらタッチペンで直せばいい」と思っていませんか?
実は、プラチナホワイトパールマイカ(089)のDIY補修は激ムズです。3コートパール(下地、パール、クリア)のため、タッチペンで塗るとそこだけ色が浮いてしまい、余計に目立ちます。
逆に、ブラック(202)やブロンズ(4V8)は比較的色が合いやすく、爪楊枝の先でチョンと塗れば目立たなくなります。
「維持は大変だが、補修は楽な黒」か、「維持は楽だが、補修が難しい白」か。整備士視点ではここも悩みどころです。
カスタム前提なら「ツートン」には要注意

もしあなたが、納車後に「モデリスタ」や「JAOS」のエアロパーツ装着を考えているなら、ボディカラー選びはさらに重要になります。
特にサンド×ライトグレーのツートンカラーを選ぶ場合、エアロパーツも塗装済み設定がないケースがあり、「素地パーツを買って、板金屋で色合わせ塗装をする」という高額な工賃が発生するリスクがあります。
逆に、白や黒は最初から「塗装済みエアロ」が設定されていることが多く、ポン付けで安くカスタムを楽しめます。

【編集長のアドバイス】黒(202)を選んで泣いた夜の話

「黒を買うなら、奴隷になる覚悟を持て」
私はかつて、200系のブラック(202)に乗っていました。「リセールが良いから」「迫力があるから」という安易な理由でした。
結果は悲惨でした。納車翌週にはヘアラインスクラッチ(微細な洗車傷)が入り、西日が当たるたびにその傷がギラギラと光って私の心を削りました。
ガソリンスタンドの洗車機なんて論外。手洗い専門店にお金を払い続け、雨が降るたびにガレージに走る日々。私は車のオーナーではなく、塗装の奴隷でした。
ズボラな性格の私には、現在のブロンズカラーが天国です。傷も汚れも「味」になる。これこそが、道具としてのランクルのあるべき姿だと今は確信しています。
それでも黒を選ぶというなら、私は止めません。その代わり、「キーパーコーティング(最低でもダイヤモンド以上)」だけは納車日に施工してください。それが唯一の救いです。
よくある質問(Q&A)

まとめ:色選びは「生き方」選びだ

最後に、もう一度だけ問います。
あなたはランクル250と、どんな時間を過ごしたいですか?
- 資産価値を守り、スマートに乗り換えたい → プラチナホワイトパールマイカ
- 手間を惜しまず、漆黒の輝きを愛でたい → ブラック
- 泥汚れを勲章とし、ラフに使い倒したい → アバンギャルドブロンズ
- トレンドを楽しみ、所有欲を満たしたい → サンド(ツートン)
色は、あなたがランクルとどう生きていくかを映す鏡です。リセール金額も大切ですが、駐車場に停めた愛車を振り返った時、「こいつにして良かったな」とニヤけられる色が、あなたにとっての正解です。
「まだ決められない…」というあなたへ
記事を読んでもまだ迷いが晴れない場合は、記事下のコメント欄で私に直接メッセージを投げてください。
「キャンプメインで、妻は白がいいと言ってるけど、自分はブロンズが…」
「ガレージはあるけど、週末しか乗らないなら黒でもいける?」
そんな生々しい相談、大好物です。
編集長の大地が、あなたのライフスタイルを聞いた上で、忖度なしで「あなたにとっての正解」を回答します(時には優しく、時には厳しく背中を押します)。
一人で悩んで契約する前に、まずは先輩オーナーである私に声をかけてください。
次のアクション:現実的な「差額」を知る

色の決断がついたら、次は資金計画です。
ディーラーの下取り査定を鵜呑みにしていませんか? 下取り額が適正かどうかを知らずに契約するのは、目隠しで株を買うようなものです。
自分の愛車の「本当の価値」を把握してから、営業マンと対峙してください。その数十万円の差が、今回悩んだ「オプション色代(3〜5万円)」どころか、最強のセキュリティやカスタムパーツ代に化けます。
▼ あなたの状況に合わせた最適な売却戦略
| あなたの状況 | 推奨サービス | 特徴・メリット |
|---|---|---|
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※査定しても売却の義務はありません

この記事を書いた人
大地(Daichi)
『大地のコンパス』編集長 / ランクル・ライフアドバイザー
歴代ランドクルーザー(80/100/200)を乗り継ぎ、地球12周分(総走行距離50万km超)を走破した現場主義の編集長。「ランクルはカタログスペックより、整備記録簿がすべて」が信条。
自らレンチを握り、維持費の痛みからカスタムの泥沼まで、すべてを実体験として発信中。ディーラーが言わない「故障リスク」と「リアルな維持費」を包み隠さず伝えます。


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