「ランクル250、520万円からって聞いたけど、意外と安いじゃん」
もし今、あなたがそう思ってディーラーに向かおうとしているなら、悪いことは言いません。一度足を止めてください。その認識のまま商談席に座ると、提示された見積書を見て冷や汗をかき、恥をかくことになります。
カタログに載っている車両本体価格は、あくまで「裸」の数字です。
ここには、マットもバイザーも、現代のランクルに必須級のメーカーオプションも、そして愛車を窃盗団から守るための数十万円のセキュリティ費用も入っていません。
実情を言ってしまうと、上位グレードのZXを選べば乗り出しは850万円に迫り、逆にガソリンモデルなら600万円強で収めることも可能です。
歴代ランクルを3台乗り継ぎ、維持費の支払いで食費を削った経験のある私(大地)だからこそ断言します。この「残酷な格差」と「隠れたコスト」を知らずに予算を組むと、納車後の家計は確実に破綻します。
この記事では、ディーラーが出したがらない「リアルな乗り出し価格」と、私が身銭を切って学んだ「削っていいオプション・ダメなオプション」を、実際の見積もりシミュレーション形式で完全公開します。
▼ この記事の要約(30秒で結論)
- 520万円のGXは業務用。 一般ユーザーが買うべきは545万円のVXガソリンから。
- ZXの乗り出しは850万円覚悟。 必須オプションとセキュリティ(IGLA等)で100万飛ぶ。
- 予算650万円ならVXガソリン一択。 初期費用を200万抑えるのが賢い選択。
※なお、ランクル250の全体像やスペックの違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル250の価格グレード一覧と「520万円」の正体

結論から言うと、ランクル250の価格設定は「ガソリン車はバーゲンセール、ディーゼル車は高級車」という明確な棲み分けがされています。
まず、2025年時点での車両本体価格(税込)を見てみましょう。
| パワートレイン | グレード | 車両本体価格 | 定員 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2.8L ディーゼル | ZX | 7,350,000円 | 7人 | 最上級。全部入りだが高額。 |
| VX | 6,300,000円 | 7人 | バランス型。一番人気。 | |
| GX | 5,200,000円 | 5人 | 業務仕様。装備は簡素。 | |
| 2.7L ガソリン | VX | 5,450,000円 | 7人 | コスパ最強。街乗り最適解。 |
「ガソリンとディーゼル、結局どっちが得なの?」
この究極の選択について迷っている方は、燃費や維持費を含めて徹底比較した下記の記事を先に読んでおくと、グレード選びがスムーズになります。

520万円のGXグレードは「罠」なのか
「520万円〜」という広告塔になっているGXグレードですが、これは一般ユーザー向けではありません。
フェンダーモールは黒樹脂で安っぽく見え、内装もプラスチッキー。何より3列目シートがありません。あくまで「ワークホース(働く車)」としての仕様です。
「ランクルに乗っている」という所有欲を満たしたいなら、実質的なスタートラインはVXガソリン(545万円)からとなります。
※特別仕様車「First Edition」について
初期ロット限定のファーストエディションは、標準グレードとは異なる価格設定と専用装備が盛り込まれていました。もし中古市場でこれらを狙っている場合は、下記の記事で当時の価格と装備差を確認してください。

ランクル250の乗り出し価格シミュレーション【見積もり公開】

ここからが本題です。車両価格に「税金」「諸費用」「必須オプション」、そして営業マンが見積もりに入れない「セキュリティ費用」を加えた、リアルな「乗り出し価格」をシミュレーションします。
多くの人が驚愕するのが、このZXとVXガソリンの「250万円近い差」です。
| 項目 | ZX (ディーゼル) | VX (ガソリン) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 車両本体価格 | 7,350,000円 | 5,450,000円 | |
| 税金・諸費用概算 | 約250,000円 | 約350,000円 | ディーゼルは免税恩恵あり |
| 必須メーカーOP | 400,000円 | 0円 | ※丸目、デジタルインナー等 |
| ディーラーOP概算 | 100,000円 | 100,000円 | マット・ETC等(最低限) |
| 社外セキュリティ | 300,000円 | 300,000円 | ※CANインベーダー対策 |
| 乗り出し総額 | 約8,400,000円 | 約6,200,000円 | 差額:約220万円 |
恐るべき「隠れコスト」の正体
はっきり言います。ランクル250を買って、そのまま青空駐車場に停めるのは「どうぞ盗んでください」と言っているようなものです。
ディーラーの見積書には載ってきませんが、「IGLA(イグラ)」や「Panthera(パンテーラ)」といった社外セキュリティの導入(約20〜40万円)は、オプションではなく「必須経費」です。
これをケチると、納車された翌朝に駐車場が空っぽになっているリスクと隣り合わせになります。実際に私の知り合いも、納車1週間でプラドを盗まれました。あの絶望は二度と見たくありません。
つまり、ZXグレードを狙うなら、車両代だけでなく「850万円」を用意する覚悟が必要なのです。もはや「プラドの後継」という感覚で買える車ではありません。
ただし、支払額が高くても「売却時の戻り(リセールバリュー)」が大きければ、実質の負担額は減ります。
「高いけど、結果的に安い」のがランクルZXの魔力です。そのリセール期待値については、以下の記事で冷静に分析しています。

VXガソリンの圧倒的コストパフォーマンス
一方で、VXガソリンモデルはセキュリティ費用を足しても600万円台前半で収まります。
「ランクルというブランド」と「250の最新デザイン」を手に入れるチケット代としては、破格と言えます。リセール率(残価率)だけで見ればZXが優秀ですが、初期投資を200万円抑えられるという事実は無視できません。
ランクル250の価格を抑えるための「オプションの削り方」

見積もりが予算オーバーした場合、営業マンは「ローンの回数を増やしましょう」「残クレなら月々楽ですよ」と提案してきますが、それは危険です。それは借金を先送りしているに過ぎません。
まずは「不要なオプションを削る」のが鉄則です。私が実際に取捨選択したリストを公開します。
削っていいもの(後付け可能・社外品あり)
- フロアマット:
純正(約4〜5万円)は高すぎます。楽天で売っている社外品(1.5万円)なら半額以下で、品質も遜色ありません。 - サイドバイザー:
デザインを損ねますし、高速走行時の風切り音(ヒューヒュー音)の原因になります。私は付けません。 - 高額なボディコーティング:
ディーラー施工(10万円〜)は中間マージンが乗っています。専門店(キーパーラボ等)に直接持ち込んだ方が、同じ金額で数段上のコーティングが施工できます。 - スカッフイルミネーション:
足元が光るだけの完全な自己満足の世界です。予算が厳しいなら、迷わずカットです。
削ってはいけないもの(後付け不可・リセール直結)
- メーカーオプション全般:
サンルーフ、デフロックなどは製造ラインでしか装着できません。これらをケチると、売却時に数十万円単位で損をします。 - 安全装備(TSS):
家族の命を守るコストです。ここは削る場所ではありません。
大地編集長のワンポイントアドバイス

辛口な本音を言わせてもらいますね。
「予算が厳しいから」といって、必要なメーカーオプションやセキュリティ費を削ってまで上位グレード(ZX)を買うのは、一番のお金の無駄遣いです。
以前、無理をしてランクルを買った知人が、予算圧縮のためにオプションをケチった「素のグレード」を買いました。しかし3年後の下取り査定で、「えっ、サンルーフもデフロックもないんですか…これだと相場より50万は下がりますね」と営業マンに絶望的な顔をされたのを見てきました。
さらに、セキュリティをケチって盗難に遭えば、ローンだけが残る最悪の結末です。
予算850万が出せないなら、潔くVXガソリンにするか、頭金を貯める期間を作るべきです。「見栄のためのグレード選び」は、身を滅ぼしますよ。
ランクル250の価格に対する支払い方法と残価設定

「総額はわかったけど、月々いくら払えば乗れるの?」
ここが最も重要です。850万円を一括でポンと払える人は少数派でしょう。
多くのオーナーが選ぶのが「残価設定型クレジット(残クレ)」ですが、ここは声を大にして言いたい。
営業マンの言う「月々3万円」という魔法の言葉を信じてはいけません。
その裏には、「高額なボーナス払い(年2回・各20万円など)」や、とんでもない額の「金利手数料」が隠されています。
長期ローンを組めば組むほど、あなたが銀行に支払う利息は膨れ上がり、最終的には軽自動車が一台買えるほどの金額(50万円以上)をドブに捨てることになります。
ただ、ランクル250のように「数年後の価値(残価)」が極めて高い車に限っては、残クレが最強の武器になるケースもあります。
「金利を払ってでも手元に現金を残すべきか?」「いや、銀行ローンで低金利を狙うべきか?」
このあたりの際どい判断基準と、損をしないためのシミュレーションは、下記の記事で徹底的に解説しています。契約書にハンコを押す前に、必ず目を通してください。

ランクル250価格に関するよくある質問(Q&A)

まとめ:予算に合わせたベストなグレード選び

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「意外と高いな…」と肩を落とされたかもしれません。でも、それが現実です。520万円の広告に踊らされてディーラーに行き、恥をかくよりはずっと良かったはずです。
ランクル250は、グレード選び一つで「乗り出し価格」が200万円以上変わる車です。
最後に、私なりの「予算別・最適解」を提示して締めくくります。
予算850万円〜: 迷わずZX(ディーゼル)。
最強のリセール、最強の装備、そして何より「一番いいやつに乗っている」という圧倒的な所有満足感が手に入ります。
※この価格帯なら、兄貴分のランクル300や、兄弟車のレクサスGXも射程圏内に入ってきます。比較検討用に価格情報を置いておきます。
予算650万円以内: VX(ガソリン)一択。
維持費(燃料代)はかかりますが、初期費用を200万円抑えて「ランクルライフ」を始められます。浮いたお金でキャンプギアを買うもよし、カスタムを楽しむもよし。賢い選択です。
予算550万円以内: 撤退する勇気も必要です。
無理して買っても、維持費で苦しむだけです。新車は諦めて、熟成された中古のプラド150系を狙うか、もう少し頭金を貯める期間を作りましょう。
「自分の予算で本当に買えるのか?」
「今の愛車を下取りに出せば、夢のZXに手が届くのではないか?」
そう思ったら、まずは自分の車の「現在の価値」を正確に把握することから始めてください。
ここだけの話、ディーラーの下取り査定は、市場相場より数十万円安く叩かれるのが業界の構造上の常識です。
私は過去に、ディーラーの「頑張ってこの価格です」を信じて、買取専門店ならもっと高く売れたはずのプラドを安く手放してしまい、50万円近く損をした経験があります。
あのお金があれば、最強のスタッドレスタイヤとホイールが買えたのに…と、今思い出しても悔しくて眠れなくなります。
あなたには、私と同じ失敗をしてほしくありません。
ディーラーに行く前に、必ず一括査定で「武器(本当の相場)」を手に入れてください。
MOTAなら、よくある「申し込み直後の電話ラッシュ」もありません。上位3社(高額査定店)だけとやり取りできるので、精神的にも楽です。
これだけで、セキュリティ費用やオプション代くらいは、一瞬で浮きますよ。
なぜ私がここまでお金の話にシビアなのか。
それは、私自身が過去に維持費で苦しみ、愛車を手放しかけた経験があるからです。
「車は買った後が本番」。私の赤裸々な車歴と失敗談は、下記のプロフィールで包み隠さず語っています。

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次の記事を書く原動力になります!
※本記事に記載しているシミュレーション結果や価格は、執筆時点での概算です。実際の見積もり額は、地域や販売店、時期によって異なります。
ランクル250の総合的な解説(サイズ・燃費・内装など)に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。


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