▼ この記事の結論(30秒で理解)
- 後から丸目化は全グレード可能だが、総額約30万円かかる。
- 上位グレード(ZX)は、最新のアダプティブハイビーム(AHS)機能を失う。
- DIYは電子制御のエーミング(校正)が不可能なため、絶対に推奨しない。
「抽選でFirst Editionが外れてしまい、泣く泣く角目の通常グレードを買った」
「納車されたけど、やっぱりあのレトロな丸目が忘れられない」
そんな悩みを抱き、夜な夜なスマホで「丸目 交換」と検索しているのはあなただけではありません。250系の最大の魅力である「原点回帰」のデザイン。その象徴とも言える丸目ヘッドライトですが、後から交換するにはあまりにも大きな壁が立ちはだかります。
先に結論を言います。後から丸目にすることは可能です。しかし、その代償は安くありません。
約30万円という費用は、家族旅行ならハワイに行ける金額です。奥様に「ただライトの形を変えるだけで30万?」と詰められた時、あなたは論理的に反論できますか?
さらに、最上級グレードのZXにおいては「機能のダウングレード」という痛みを伴います。
ランクル歴30年、歴代モデルを乗り継ぎ、数々のカスタムで失敗もしてきた私、編集長の大地が断言します。
この記事では、ディーラーのカタログだけでは見えてこない「丸目化の総額(工賃込み)」と「失う機能」、そして交換に必要な純正品番について、現場の視点で容赦なく解説します。
30万円を支払ってでも顔を変える覚悟があるか、まずはこの記事で現実を確認してください。
なお、ランクル250のカスタム全体の方向性については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル250の丸目化とは?対象グレードとディーラー対応

まず、「誰が」「どうやって」丸目にできるのか、定義をはっきりさせましょう。
結論から言うと、全グレードで「ディーラーオプション」として丸目への換装が可能です。
違法改造ではなく、トヨタ純正部品として「丸目LEDヘッドランプセット」が用意されています。しかし、これは新車注文時にメーカーオプションで選ぶものではなく(GXなどを除く)、基本的には販売店オプションです。
つまり、「部品を取り寄せて、工場のメカニックがバンパーをバラして付け替える」という大掛かりな手術になります。
「丸目」と「角目」の決定的な違い
ただのデザイン違いだと思ったら大間違いです。中身の性能が異なります。
- 丸目(Bi-Beam LED):
ハイビームとロービームを1つの光源で切り替えるタイプ。シンプルでクラシカルですが、配光制御は大味です。 - 角目(3眼LED / リフレクターLED):
ZXなどに採用される3眼タイプは、対向車を遮光するAHS(アダプティブハイビームシステム)など、最新技術の塊です。
つまり、丸目にするということは、最新の光学技術を捨てて「デザイン」を取るという選択になります。
ランクル250丸目の純正交換費用は30万円?総額と不都合な真実

ここからが本題です。「いくらかかるのか」。
夢を見るのは良いですが、現実の数字を見ましょう。純正部品を使ってディーラーで施工した場合の目安は以下の通りです。
| 項目 | 費用の目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 丸目LEDヘッドランプセット | 約187,000円 | 部品代のみ(左右セット) |
| 交換工賃 | 約40,000円〜60,000円 | バンパー脱着含む(1時間あたり9,000円換算) |
| エーミング調整費用 | 約20,000円〜30,000円 | TSS(安全装備)の再調整に必須 |
| 合計 | 約25万〜30万円 | ※店舗により工賃レートは異なる |
この金額を見て「高い」と感じたなら、今は時期ではありません。この30万円があれば、スタッドレスタイヤと最高級のホイールセットを買ってお釣りが来ます。
悲報:ZXオーナーが失うもの
特にZXオーナーは要注意です。ZXの標準装備である「3眼フルLEDヘッドランプ」は、夜間の視認性が極めて高い高級装備です。これを丸目に交換すると、以下のリスクがあります。
- AHS(アダプティブハイビーム)の機能制限:
丸目ユニットはAHSに対応していないケースが多く、オートマチックハイビーム(AHB)に機能が低下する可能性があります。 - 雨の夜の視認性低下:
3眼LEDの明るさに慣れた目が、Bi-Beam(単眼)に戻ると「暗い」と感じるはずです。家族を乗せて雨の夜道を走る時、「前のライトの方が見やすかった」と後悔しても、もう戻れません。 - 「ダサい」と言われるリスク:
「無理してFirst Edition風にしている感」が出ると、一部のマニアからは冷ややかな目で見られることも。「角目の方が250らしい強さがある」という意見も根強いのが現実です。
ランクル250丸目化に必要な純正品番と発注手順

それでも「丸目にしたい!」という熱意あるオーナーのために、発注に必要な情報を整理します。
※品番は変更になる可能性があるため、必ず注文前にディーラーの共販システムで車台番号と照合してください。
交換の具体的な手順とDIYの無謀さ
- ディーラーへ相談: 「販売店装着オプション」として設定されているか確認。
- 部品発注: 在庫がない場合、納期が数ヶ月かかることもザラです。
- 入庫・施工: 作業時間は約3時間〜半日。
- エーミング作業: ミリ波レーダーやカメラの調整。これをやらないと、プリクラッシュセーフティが正常に作動しません。
ここで「工賃を浮かすためにDIYでやろう」と考えた方へ。
絶対にやめてください。
あなたの駐車場に、外した巨大なフロントバンパーを傷つけずに置いておけるスペース(毛布2枚分)はありますか?
冬空の下、プラスチックの爪を「バキッ」と折る音を聞いた時の絶望感を知っていますか?
そして何より、安全装置のエーミング機材を持っていますか?
万が一、作業中にセンサー類を破損させたり、取り付け不備で事故を起こした場合、メーカー保証は一切受けられません。 全て自己責任となる覚悟がない限り、大人しくプロに工賃を払いましょう。それが「ランクル乗り」の嗜みであり、家族の命を守るための必要経費です。
大地編集長のワンポイントアドバイス

正直に言いますね。「なんとなく流行ってるから」という理由だけで丸目にするのは、お金の無駄です。
私は歴代ランクルを見てきましたが、250系の角目は、実は歴代の中でもかなり完成されたデザインです。特にZXの3眼LEDは、夜の山道での明るさが段違いなんですよ。それを30万円かけて、わざわざ暗い(機能が落ちる)ライトに交換する。これは「ドレスアップ」ではなく「デチューン(性能低下)」です。
それでも「丸目じゃなきゃ愛せない!」というなら止めません。車は愛してなんぼですから。ただ、外した角目ヘッドライト、絶対に捨てないでくださいね。売却時や車検時に、その「角目」があなたの財布を助けてくれる日が必ず来ますから。
ランクル250丸目とセットで検討したいグリル交換とFirst Edition仕様

30万円かけてヘッドライトを丸くしたとしましょう。
しかし、グリルが標準のシルバー塗装のままだったら?
それはまるで、タキシードを着ているのに足元がサンダルのような、強烈な違和感を生みます。
丸目ヘッドライトは、クラシカルな「TOYOTA」ロゴグリルと組み合わさって初めて、その真価(原点回帰)を発揮するのです。
「結局、First Edition仕様にするにはいくらかかるんだ?」
そう思った方のために、グリルの品番と交換費用、そして「なんちゃってFirst Edition」を作るためのロードマップを別の記事にまとめました。ライト交換と同時に依頼すれば、工賃を節約できるかもしれません。
グリルの交換費用や品番については、下記の記事で詳しく解説しています。

また、「こんなにお金がかかるなら、最初からFirst Editionを買えばよかった」と後悔している方へ。
まだ遅くありません。市場には新古車のFirst Editionが出てきています。今の車を売って乗り換える場合の「差額」と「カスタム費用」を天秤にかけてみてください。
First Editionの市場価値と特別装備については、以下の記事で比較検討してみてください。

【参考】歴代ランクルの「丸目」事情と比較
「丸目こそがランクルの魂だ」と信じるあなたへ。
その熱い想いは、歴代の先輩ランクルたちも証明しています。
70系、100系、そして伝説の60系。それぞれの時代で「丸目」がどう愛され、どうカスタムされてきたのか。これを知れば、あなたの250カスタムにも「歴史の重み」というスパイスが加わるはずです。
ランクル70(再再販)のグリルと顔面カスタム
70系ならではの無骨な丸目デザインの極意を解説します。
ランクル100を丸目換装する費用と方法
高級路線だった100系を、あえてレトロな丸目にする「クラシックコンプリート」の世界。
元祖丸目!ランクル60の顔面遍歴と角目の魅力
「丸目=善、角目=悪」ではない。60系が教えてくれる、角目のかっこよさと歴史的背景。
ランクル250丸目化に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、ディーラーの営業マンには聞きづらい、しかし誰もが気になる疑問に、現場の本音でお答えします。
まとめ:ランクル250丸目レトロスタイルを実現するための最短ルート

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ランクル250の丸目化は、単なるパーツ交換ではありません。最新の機能を捨ててでもスタイルを取るという、ある種の「覚悟」が試されるカスタムです。
本記事の要点まとめ:
- 費用: 部品・工賃・エーミングで約30万円を用意する。
- リスク: ZXなどの上位グレードでは夜間の視認性が下がることを許容する。
- 鉄則: 電子制御の塊であるため、必ずプロ(ディーラー推奨)に任せる。
もし、あなたがこの30万円を捻出するために「奥様の説得」という高いハードルを越えなければならないなら、一つの提案があります。
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ランクル250の総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。

※免責事項:本記事に記載されている部品価格や品番は、執筆時点(2025年)のメーカー希望小売価格および情報に基づきます。価格改定や仕様変更が行われる可能性があるため、発注の際は必ずディーラーにて最新情報をご確認ください。

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