「ランクル300の70周年記念車、まだ注文できますか?」
結論から言います。ランクル300系に「70周年記念特別仕様車」というグレードは存在しません。
ネット上の噂や、プラドの記念車と混同してディーラーで赤っ恥をかく前に、この記事にたどり着いて正解です。車両設定はありませんが、トヨタはオーナーの心をくすぐる「70周年記念パーツ(エンブレム・フロアマット)」を密かに用意しています。
この記事では、歴代ランクルで50万kmを走破してきた私が、多くの人が誤解している「特別仕様車の有無」の真実と、総額約10万円で愛車をアニバーサリー仕様に仕立て上げるための「純正品番・入手方法」を泥臭く解説します。
▼ この記事でわかること(要約)
- 【悲報】ランクル300に「70周年特別仕様車」の設定はない。
- 【朗報】純正「70thエンブレム(約2.7万円)」は後付け可能。
- 【注意】ネットの偽物に注意。入手には車検証が必要な場合も。
ランクル300「70周年特別仕様車」とは

まず定義を明確にします。ランクル300の70周年特別仕様車とは、メーカー公式ラインナップには存在しない架空のグレードです。
残酷な事実ですが、日本国内のランドクルーザー300系ラインナップに「70th Anniversary Limited」のような特別仕様車は設定されていません。ネット上で見かける情報は、主に以下の2つの誤解に基づいています。
- 弟分である「プラド(150系)」の70周年記念車との混同
- 海外(中東など)で一部販売された仕様の情報
プラドには確かに、専用ホイールやサドルタン本革シートを装備した豪華な記念モデルが存在します。しかし、フラッグシップである300系は、デビュー年(2021年)自体が70周年の節目。「300系そのものが記念碑的モデルである」というのがトヨタの答えです。
もし「特別仕様車だからリセールが良いはず」と期待しているなら、その前提は崩れます。300系のリセールは、グレード(ZX/GR-S)とメーカーオプション(JBL/リアエンター)で9割決まります。
「特別仕様車がないなら、どのグレードが一番損しないのか?」
300系のリセールに直結する「本当に必要な装備」の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。
\ 3年後、100万円損したくない人だけ見てください /

70周年記念パーツ|エンブレム・フロアマットの魅力

特別仕様車はありませんが、ディーラーオプションとして「70周年記念パーツ」は実在します。これらを装着することで、ノーマルの300系に「歴史的な重み」を付加できます。
主なアイテムと、オーナーとしての「買い」の判断は以下の通りです。
| アイテム名 | 概算価格(税込) | 特徴 | 編集長の判定 |
|---|---|---|---|
| 70周年エンブレム | 約27,000円 | リアピラー等に貼る象徴的なバッジ | 【推奨】 満足度高し |
| フロアマット | 約70,000円 | 「70th」刺繍入り。3列分セット | 【微妙】 汚すのが怖い |
| カーテシイルミ | 約34,000円 | ドアを開けると70周年ロゴを投影 | 【趣味】 自己満足の世界 |
※価格は販売店や購入時期により変動します。品番:PZ316-60095(エンブレム参考)
70周年エンブレムの所有感
もっとも手軽で、かつ視覚効果が高いのがエンブレムです。通常のメッキとは異なり、ゴールドや専用フォントがあしらわれており、Dピラー(車の後方側面)などに貼り付けるのが定番です。
「たかがプラスチックの板に2万円オーバー?」
そう思うかもしれません。しかし、ランクル乗りにとってこのバッジは、70年の歴史を背負う勲章。飲み代を3回我慢すれば手に入る「歴史」と考えれば安いものです。
70周年フロアマットの実用性
フロアマットにも記念ロゴが入ったモデルが存在します。ただし、こちらは「汚すのが怖い」という本末転倒な悩みを抱えることになります。
泥だらけのブーツでガンガン乗り込むなら、記念マットはおすすめしません。7万円も出して「靴の泥を落とさなきゃ」と気を使うくらいなら、数千円のゴム製防水マットの方が100倍実用的です。これはあくまで、街乗りメインで優越感に浸りたい人向けのアイテムです。
70周年記念パーツの入手方法と注意点

これらのパーツを手に入れるには、主に2つのルートがあります。
- トヨタディーラーで注文する(推奨)
- 確実かつ定価です。ただし、最近は転売対策のため「車検証の提示」を求められるケースが増えています。「300系のオーナーであること」を証明できないと売ってくれない場合があります。
- ネット通販(Amazon/楽天)で購入する
- 手軽ですが、定価よりも高値で販売されているケースが散見されます。また、悲しいことに「精巧な偽物」も出回っています。ロゴのフォントが微妙に違う粗悪品を掴まされないよう注意が必要です。
エンブレム貼り付けの儀式【免責事項あり】
ネットで購入してDIYで貼る場合、位置決めは命です。数ミリずれただけで、見る人が見れば「あ、これ素人の後付けだな」と即座にバレます。マスキングテープで厳密に位置出しをしてください。
※免責事項:DIYによる貼り付けミス、ボディへの傷、走行中の脱落等については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。自信のない方は必ずプロに依頼してください。
また、貼り付け前の「脱脂」と「洗車」は絶対に手抜きしないでください。ボディが汚れた状態で貼ると、走行風で剥がれ落ちます。2万円をドブに捨てるようなものです。
どうせなら、エンブレムを貼るタイミングでボディ全体を鏡面に仕上げてしまうのが、オーナーとしての嗜みです。
\ どうせ貼るなら、鏡面ボディに仕上げてから /
位置出しに自信がなければ、素直にディーラーに工賃(数千円)を払ってお願いするのが賢明です。
大地編集長のワンポイントアドバイス

正直に言いますね。「エンブレムチューン」について、皆さんが夜な夜な悩んでいることはわかっています。
「後付けって、ダサくないか?」 ということですよね。
私も過去に、見栄を張って上位グレードのエンブレムを貼ったことがありますが、信号待ちで本物に並ばれた時のあの恥ずかしさと言ったらありません。穴があったら入りたかったです。あれはダサいです。
ただ、今回の「70周年エンブレム」に関しては、「ランクルという歴史を祝う」という意味合いが強いので、後付けでも全く恥ずかしくないと私は断言します。むしろ、「俺はランクルが好きなんだ」という主張として粋ですよね。堂々と貼ってください。
ただし、転売屋から倍の値段で買うのだけはやめましょう。そのお金があるなら、家族と美味しいご飯を食べるか、良いエンジンオイルを入れてあげてください。車も家族も、その方が喜びます。
【参考】300系にはない「本物の特別仕様車」たち

ここまで300系の70周年パーツについて解説してきましたが、兄弟車であるプラドや、過去のモデルの記念車についても気になる方がいるかもしれません。
特にプラドの70周年記念車は、中古車市場でも非常に人気が高く、300系にはない「本物の特別仕様車」としてのオーラを放っています。また、先代200系の特別仕様車も名車として語り継がれています。
プラドの70周年特別仕様車の詳細や、歴代の特別仕様車については、下記の記事で詳しく解説しています。
\ 中古市場で爆騰中!本物の70th記念車 /
\ 今こそ狙い目?名車200系の最終形 /
70周年パーツに関するよくある質問(FAQ)

最後に:70年のバッジは「自己満足」でいい。

ランクル300には特別仕様車はありませんが、パーツでその精神を受け継ぐことは可能です。
- 300系に「70周年特別仕様車」というグレード設定はない。
- エンブレムやフロアマットなどのディーラーオプションが存在する。
- ネットでの高額転売や模倣品には十分注意する。
- リセールアップ目的ではなく、純粋にランクルを愛する証として楽しむ。
「たかがエンブレム、されどエンブレム」。
正直、エンブレムを貼ったからといって、車の性能が上がるわけでも、売却額が跳ね上がるわけでもありません。他人から見れば「自己満足」以外の何物でもないでしょう。
でも、それでいいじゃないですか。
朝、車に乗り込む時にチラッと見える70周年の文字。それだけで「今日も頑張ろう」「俺はランクルに乗っているんだ」と思えるなら、数万円の投資は決して高くありません。その「自己満足」こそが、長く険しいカーライフを楽しむための燃料になります。
あなたのランクルライフが、より豊かで、泥臭いものになることを願っています。
なぜ私がここまでパーツ一つにこだわり、辛口なことを言うのか。それは私自身が数々の失敗をしてきたからです。私の過去の失敗談と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。
\ 私がランクルで500万円以上溶かした失敗談 /

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ランクル300の価格や基本スペックなどの総合的な解説に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。
\ カタログより詳しい300系の教科書 /


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