「再再販のランクル70、喉から手が出るほど欲しい。でも3ナンバー化で維持費が倍増したって本当?」
「税金が安い1ナンバー(再販)の中古を買った方が、妻を説得しやすいんじゃないか?」
今、あなたは深夜のベッドの中で、スマホの電卓を叩きながらそう葛藤していませんか。
世帯年収や子供の教育費を天秤にかけ、月々の固定費は1円でも削りたい。その気持ち、痛いほどわかります。
なぜなら、私自身がかつて維持費の計算を甘く見積もり、家庭内ローンが焦げ付きかけた経験があるからです。
歴代ランクルで地球12周分(50万km)を走破してきた私が、先輩としてハッキリ言います。
表面上の税金だけを見て1ナンバーを選ぶと、「金銭的なトータルコスト」と「時間という資産」の両方を失うことになります。
【この記事の結論(3行要約)】
- 総額比較: 税金は1ナンバーが安いが、燃料代と車検の手間で年間10万円以上高くつく。
- 時間コスト: 1ナンバーの「毎年車検」は、平日の有給消化を強いる見えない高額出費だ。
- 結論: 忙しいサラリーマンは迷わず3ナンバー(再再販)を買え。
この記事では、カタログやディーラーでは絶対に教えてくれない「維持費の泥臭いリアル」を暴露します。
税金、燃費、車検の手間、そして高速料金の罠。すべてを実測値で計算し、あなたのライフスタイルにおける「正解」を断定します。
ランクル70の年間維持費シミュレーション

結論から言います。
「平日に休みが取れないサラリーマンは、黙って3ナンバー(再再販)を買え」
「手間を愛せる変態と、週末を捨てられる人だけが、1ナンバー(再販)に乗れ」
これが現場の真実です。
「1ナンバーは税金が安いからお得」というのは、昭和の価値観か、実際に維持して計算したことがない人の戯言です。
以下に、再再販(GDJ76・3ナンバー)と、再販(GRJ76・1ナンバー)のリアルな年間維持費を比較しました。
【年間維持費比較表】
※年間走行1万km、実燃費換算、任意保険20等級、駐車場代除く概算
※車両の状態、車検依頼先、地域により変動します。
| 項目 | 再再販 (GDJ76) | 再販 (GRJ76) | 決定的な違い |
|---|---|---|---|
| 区分 | 3ナンバー (乗用) | 1ナンバー (貨物) | ライフスタイルの差 |
| 自動車税 | 51,000円 | 16,000円 | 1Noが圧倒的勝利 |
| 重量税 | 20,500円/年 | 12,300円/年 | 1Noは年額換算 |
| 自賠責 | 17,650円/年 | 20,370円/年 | 1Noの方が高い |
| 車検手数料 | 約50,000円 (2年に1回) | 約50,000円 (毎年) | 最大の落とし穴 |
| 燃料代 | 約145,000円 (軽油) | 約283,000円 (ハイオク) | 倍近く違う |
| AdBlue代 | 約3,000円 | 0円 | 新型のみ必要 |
| 合計目安 | 約287,150円 | 約381,670円 | 実は新型が安い |
見てください。「税金が安い1ナンバー」の方が、トータルで年間約10万円も高いのです。
この事実を突きつけられた時、あなたは妻になんと説明しますか?
「税金は安いんだ!」と力説しても、通帳から消えていく金額は1ナンバーの方が多い。これでは家庭内稟議は通りません。
「でも、自分はもっと安く維持できるはずだ」と思いましたか? その甘い考えが命取りになります。年収別のシミュレーションで、現実を直視してください。
\ 年収400万でも維持できる? /
それぞれの内訳にある「毒」と「罠」を、さらに深く掘り下げていきます。
1ナンバーと3ナンバーの「税金」の圧倒的差額

維持費の中で唯一、1ナンバーが輝くのが「自動車税」です。ここだけ見れば、確かに神がかった安さです。そもそも、両者の法的な定義はどう違うのでしょうか。
【定義】1ナンバーと3ナンバーの違い
- 1ナンバー(普通貨物自動車)とは: 荷物を運ぶことを主目的とした車両。荷室面積が広く、積載量が確保されている必要がある。税制優遇がある反面、毎年車検が義務付けられる。
- 3ナンバー(普通乗用自動車)とは: 人を運ぶことを主目的とした車両。乗り心地や居住性が重視される。車検は2年ごと(新車時は3年)だが、排気量に応じた自動車税が課される。
自動車税の比較
- 3ナンバー (2.8Lディーゼル): 年額 51,000円
- 1ナンバー (4.0Lガソリン): 年額 16,000円
この差額、年間35,000円。
4.0Lの大排気量車に乗っているのに、コンパクトカー以下の税金で済む。これは確かに快感です。「国に税金を払いたくない」という反骨精神がある人にはたまらないでしょう。
しかし、これは「悪魔の契約」です。
たった3.5万円の安さと引き換えに、あなたは「毎年の車検」と「高速道路の休日割引なし」という十字架を背負うことになります。
そもそも「貨物登録(1ナンバー)」のメリット・デメリットを根本から理解せず契約すると、後で取り返しのつかないことになります。
\ 知らないと車検で思わぬ出費を強いられます /
「毎年車検」という1ナンバー最大のコスト

1ナンバーを選ぶ際、覚悟しなければならないのが「毎年やってくる車検の絶望」です。
3ナンバー(乗用)は新車登録から3年後、以降は2年ごとに車検です。
対して、1ナンバー(貨物)は、新車時から制度上、例外なく毎年車検です。
あなたの時給はいくらですか?
「ユーザー車検なら法定費用だけで済むから安い」と主張する人がいます。確かに金銭コストは下がります。
しかし、平日の日中に陸運局へ行くために、会社を有給で休むコストを計算に入れていますか?
- 有給休暇1日分の価値(あなたの時給 × 8時間 ≒ 約2〜3万円)
- 慣れないライン検査での精神的ストレス
- 光軸ズレなどで再検査になった時の絶望感
- 整備記録簿を自分で書く手間
これらを「趣味」として楽しめる人以外にとって、毎年車検は「ただの苦行」です。整備工場に丸投げすれば、毎年数万円の手数料が確実に飛んでいきます。
■ 大地の実録:ユーザー車検の落とし穴
私も昔は「手数料がもったいない」とユーザー車検に通っていました。しかしある年、ヘッドライトの光軸がわずかにズレており検査不合格。
近くのテスター屋(予備検査場)に駆け込み、数千円の追加出費。さらに再検査の列に並び直し、半日がつぶれました。
焦りと疲労でグッタリして帰宅した時、思いました。「プロに頼んで、その時間働いた方が安かったな」と。
さらに、長く乗るためには車検だけでなく、日々のメンテナンスコストも無視できません。特にオイル交換はエンジンの寿命に直結します。
\ エンジンを壊したくない人限定 /
大地編集長のワンポイントアドバイス

私は歴代ランクルで1ナンバーも3ナンバーも経験してきましたが、はっきり言います。
「毎年車検」を決して甘く見てはいけません。
最初の1〜2年は「愛車の健康診断だ」と楽しめますが、3年目くらいから本当に面倒になります。
特に、カスタムを楽しみたい人。「今回はこのパーツで通るか?」「構造変更が必要か?」という不安が毎年襲ってきます。
忙しいサラリーマンの方にとって、「2年間、何もしなくていい(法的義務がない)」という3ナンバーの権利は、税金の差額35,000円以上の価値がある。私はそう確信しています。
高速料金の罠「休日割引」の有無

ここが見落とされがちな、地味かつ強烈なボディブローです。
ランクル70に乗るあなたは、週末に家族や友人とキャンプや釣りに出かけるはずです。
- 3ナンバー: 休日割引(30% OFF)が適用される。
- 1ナンバー: 休日割引が適用されない。
1ナンバー(普通貨物)は、深夜割引などは適用されますが、土日祝日の30%割引対象外です。
例えば、週末に片道3,000円の高速道路を使ってキャンプに行くとします。
往復6,000円。月2回行けば12,000円。年間144,000円。
ここから30%割引が効くか効かないかで、年間約43,000円もの差が出ます。
これだけで、先ほどの自動車税のメリット(35,000円差)が完全に吹き飛び、マイナスに転落します。
「1ナンバーは維持費が安い」と信じ込んでいると、高速料金の明細を見て青ざめることになります。
燃料代とAdBlue|ハイオクと軽油で年間14万円の差

日々の出費で最も痛いのがここです。
- 再再販 (GDJ76): 軽油(安い) × 実燃費 9〜11km/L
- 再販 (GRJ76): ハイオク(高い) × 実燃費 5〜6km/L
リッター単価が20〜30円違い、さらに燃費性能が倍近く違います。年間1万km走る場合、燃料代だけで約14万円の差がつきます。
再販モデル(ガソリン車)のエンジン音やフィーリングは最高ですが、アクセルを踏むたびにチャリンチャリンと小銭がマフラーから飛んでいく感覚になります。
ただし、新型(ディーゼル)には「アドブルー(尿素水)」の補充が必要です。「アドブルー切れでエンジン始動不能」というリスクを回避するためには、正しい知識が必要です。
\ 警告灯が点灯する前に /
また、エンジンの特性や詳細な実燃費データの違いについては、こちらを確認してください。
\ リッター5kmの現実と軽油の恩恵 /
ランクル70維持費に関するよくある質問(Q&A)

まとめ:計算機を捨てて、覚悟を決めろ

ここまで、散々「金」の話をしてきました。
「1ナンバーは損だ」「3ナンバーの方が合理的だ」と。
しかし、最後に一番大切なことを言います。
本当に欲しいなら、維持費なんて計算するな。
もしあなたが、「丸目の再販モデルのデザインが死ぬほど好きだ」「4.0Lガソリンエンジンの咆哮がないと生きていけない」と思うなら、年間10万円の損など、誤差の範囲です。
維持費の安さだけで車を選ぶなら、プリウスや軽自動車に乗ればいい。
それでも私たちがランクルを選ぶのは、「こいつと一緒なら、どこへでも行ける」というロマンに金を払っているからです。
3ナンバー(再再販)がおすすめな人
- 週末のアウトドアを全力で楽しみたい。
- 忙しい日常の中で、車検の手間を省きたい。
- 「家族の理解」という最強の装備が欲しい。
1ナンバー(再販)がおすすめな人
- 泥臭いオフロードとDIY整備が生きがい。
- 平日に休みが取れる、またはユーザー車検を楽しめる。
- ガソリンエンジンのフィーリングに、年間10万円を払う価値を感じる。
どちらを選んでも、ランクルはあなたの人生を確実に豊かにしてくれます。
重要なのは、「知らずに買って後悔する」のと、「覚悟して買って楽しむ」のとの違いです。この記事を読んだあなたは、もう後者になれるはずです。
さあ、覚悟は決まりましたか?
市場には「良質な個体」が一瞬で出てきて、一瞬で消えていきます。特に再販モデルの1ナンバーは、中古車市場での出会いが全てです。「まだ買うかわからない」という段階でも、まずは市場の在庫状況を知ることから始めてください。
\ 一般には出回らない「非公開在庫」を探す /
もし最新のランクル250と維持費を比較して迷っているなら、こちらの記事も必ずチェックしてください。最新モデルは維持費も優秀ですが、また違った「悩み」があります。
\ 250と70、維持費が安いのはどっち? /

私がここまで維持費やリスクについて口うるさく言うのは、過去に「憧れ」だけで車を買い、修理費地獄で愛車を手放した仲間を何人も見てきたからです。
私の失敗談と、そこから学んだ「賢いカーライフ」の原点は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。
\ 50万km走ってわかった「壊れない」真実 /

もしこの記事で、あなたの迷いが少しでも晴れたなら、ぜひSNSでシェアしてください。「計算のおかげで嫁ブロックを突破できた!」という報告、待ってます。
次のキャンプ場でお会いしましょう。
ランクル70という「相棒」の全体像に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。
\ ランクル70再再販の全てを知る /


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