▼ この記事の要約(3秒で理解)
- 結論: 「何も考えずに買えば儲かる」ボーナスタイムは終了。損益分岐点はシビアだ。
- 現実: 盗難対策費とローン金利を計算に入れないと、3年後に「実質赤字」になる。
- 対策: リセール重視なら「白のサンルーフ付き・7人乗り」以外は買うな。
「ランクル250を買えば、実質タダで乗れる」
「3年乗っても買った値段以上で売れるから、最強の資産運用だ」
もしあなたが、営業マンの甘い言葉やSNSの噂を信じて、「儲けるため」だけにランクル250を買おうとしているなら、今すぐその契約書を破り捨ててください。
確かにランドクルーザーは「走る不動産」と呼ばれるほどのリセールバリューを誇ります。
しかし、それは「盗まれずに保管し」「維持費を払い続け」「無傷で売り抜けた」選ばれし者だけが得られる果実です。
多くの人は計算していません。
年率数%のローン金利、年間10万円を超えるセキュリティ費用、そして毎晩「盗まれるかもしれない」という精神的ストレス。
これらを差し引いても、本当にあなたは儲かるのでしょうか?
この記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、相場の天国(プレ値)と地獄(暴落)を見てきた私が、ランクル250の「3年後・5年後のリアルな残価率」と、リセールを崩壊させないための「鉄板仕様(色・装備)」について解説します。
結論から言えば、ランクル250は依然として最強クラスのリセール車ですが、思考停止で飛びつけば火傷します。
損益分岐点を冷静に見極め、賢く乗るための戦略を共有します。
※なお、ランクル250の価格やグレード構成の全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。

ランクル250のリセールバリューとは?プラド150から見る予測

まず、言葉の定義を明確にします。
リセールバリューとは、車を再販する際の価値(再販価値)のことです。
一般的に、新車の3年後の残価率は50〜60%あれば優秀と言われます。
しかし、ランドクルーザーの世界は異常です。
ここでは、250系の前身である「プラド150系」の驚異的なデータを元に、250系の未来を予測します。
そもそも、なぜランドクルーザーはこれほどまでにリセールが高いのか? その「異常な相場」の仕組みとカラクリについては、下記の記事で基礎知識を押さえておいてください。
プラド150系のリセール実績(3年落ち・5年落ち)
以下は、直近の業者オークション(USS等)相場と買取実績に基づいた、プラド150系(TX-Lパッケージ等)の平均的な残価率の推移です。
| 経過年数 | 一般的なSUV | プラド150 (平均) | ランクル250 (予測) |
|---|---|---|---|
| 新車時 | 100% | 100% | 100% |
| 1年後 | 70% | 110%〜130% | 120%〜140% |
| 3年後 | 55% | 90%〜110% | 95%〜115% |
| 5年後 | 40% | 70%〜85% | 80%〜90% |
| 7年後 | 20% | 50%〜60% | 60%〜70% |
※残価率は、新車本体価格に対する買取額の割合です。市場変動により大きく異なります。
なお、比較対象としたプラド150系のグレード別・年式別の詳細なリセール相場については、下記の記事で徹底解説しています。
「リセール崩壊」の定義とリスク
ここで言う「崩壊」とは、残価率が0になることではありません。
ランクルオーナーにとっての崩壊とは、「買った値段以上で売れる(残価率100%超)」という神話が崩れ、借金が残ることを指します。
特にランクル250は、300系や70系と同時に登場し、市場への供給量が増えています。
需給バランスが崩れれば、「思ったより高く売れなかった(残クレの最終回支払額を割った)」という事態も十分にあり得ます。
兄貴分である「ランクル300」の最新リセール相場と比較して検討したい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

大地編集長のワンポイントアドバイス

「相場は生き物。一夜にして200万円が吹き飛ぶ恐怖を知っていますか?」
私はかつて、輸出規制(パキスタンの関税引き上げ)が発表された翌日に、所有していたランクルの査定額がガクンと落ちるのを目の当たりにしました。
昨日まで「600万円」と言われていた車が、今日は「400万円でも買い手がつきません」と言われる。これが輸出依存車のリアルです。
「絶対に損しない」なんて言葉を信じてはいけません。私たちは常に、「いつハシゴを外されてもいいように」余裕資金で乗るべきなのです。
ランクル250のリセールに強くなる「鉄板仕様」の条件

リセールバリューは、車そのものの価値だけでなく、「輸出業者が欲しがる仕様かどうか」で数百万円の差がつきます。
海外のバイヤーは、特定の装備がない車には見向きもしません。
絶対に外してはいけない「3種の神器」を紹介します。
① ボディカラー(色)
結論から言います。「白(プラチナホワイトパールマイカ)」か「黒(ブラック)」以外は選ばないでください。
リセールを第一に考えるなら、サンドやアバンギャルドブロンズメタリックなどの「有彩色」は避けるのが無難です。
これまでの傾向として、白と黒は常に安定した高値を維持しています。
しかし、その他の色は輸出先の好みが分かれるため、査定額が50万円以上安くなるケースも珍しくありません。
重要な色の選び方とリセールへの影響度については、下記の記事でさらに深く解説しています。

② メーカーオプション(ムーンルーフは必須)
「ムーンルーフ(サンルーフ)」だけは、借金をしてでも付けてください。
海外市場、特に中東やアジア圏では、サンルーフが付いていない高級SUVは「欠陥車」扱いされるほど人気がありません。
- 必須: ムーンルーフ、デジタルインナーミラー、ルーフレール
- 推奨: トヨタチームメイト(アドバンストドライブ)、ヒッチメンバー
後付けできないメーカーオプションは、ケチると売却時に数倍の損失になって返ってきます。
③ 内装色と座席数(7人乗りが正義)
- 座席数:
7人乗りを選びましょう。関税のルールで、乗車定員が多い方が税金が安くなる国(パキスタン等)があり、5人乗りよりも圧倒的に需要があります。 - 内装色:
「ベージュ(ニュートラルベージュ)」の方が、室内が明るく見え、熱い国での需要が高い傾向にあります。黒内装も無難ですが、加点を狙うならベージュです。
大地編集長のワンポイントアドバイス

「リセールを気にするなら、自分が乗りたい仕様よりも、『顔も見知らぬパキスタンの富豪』が乗りたい仕様を選べ」
冗談のように聞こえるかもしれませんが、これがランクルの真実です。私は過去、ランクル200で「自分が好きな色だから」とシルバーを選び、3年後の売却時に白黒と比較して80万円も安く叩かれて涙を飲みました。
自分が乗っている間は、車内から見ればボディカラーなんて見えません。しかし、売る時の金額差は、あなたの次のカーライフを天国にも地獄にも変えます。「迷ったら白のサンルーフ付き」。これだけはテストに出ますから、覚えておいてくださいね。
ガソリンvsディーゼル|リセールが良いのはどっち?

永遠のテーマですが、ランクル250における「2.7Lガソリン(2TR-FE)」と「2.8Lディーゼルターボ(1GD-FTV)」の勝負。
リセールの観点だけで見れば、「爆発力のガソリン」対「安定のディーゼル」という構図になります。
Markdownテーブル:パワートレイン別リセール特性比較
| 項目 | 2.7L ガソリン (VX) | 2.8L ディーゼル (ZX/VX/GX) |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 安い (545万円〜) | 高い (630万円〜) |
| リセール率(%) | 超高 (110%〜) | 高 (90%〜100%) |
| 輸出需要 | パキスタン、バングラデシュ等 | オーストラリア、欧州、東南アジア |
| 特徴 | 関税の影響で特定国で爆騰する可能性あり | 実用車として世界中で安定した需要 |
| リスク | 相手国の輸入規制で暴落しやすい | 大きく崩れることは少ない |
短期決戦ならガソリン、長期保有ならディーゼル
3年以内、特に1年〜2年での売却を視野に入れるなら、車両価格が安く、残価率が跳ね上がりやすいガソリン車が有利です。
逆に、5年以上長く乗るつもりなら、エンジンの耐久性が高く、世界中で実用車として評価されるディーゼル車の方が、値崩れのリスクは低いでしょう。
輸出規制と「転売対策」の現状

ランクル250を購入する際、多くのディーラーで踏み絵のように求められるのが「誓約書」です。
- 誓約書の内容:
「登録から1年間は転売・輸出をしない」「所有権留保をつける(車検証の所有者をディーラー名義にする)」 - ペナルティ:
もし破れば、あなたはブラックリスト入り。今後トヨタ車を買うことは難しくなるでしょう。
「自分の車をいつ売ろうが勝手だろ」と言いたくなる気持ちは分かります。
しかし、この規制のおかげで、転売ヤーの即出しが防がれ、本当に乗りたい人の手に届きやすくなっているのも事実。
むしろ怖いのは、この「1年縛り」が解けた瞬間です。
1年後、中古車市場に一斉に250が溢れ出し、需給バランスが崩壊して相場が下落するシナリオも十分に考えられます。
最新のオークション相場の動き
では、実際にいま、業者オークション(USSなど)の現場では何が起きているのか?
「600万円の車が1000万円で取引された」なんて景気のいい話は、過去のものになりつつあります。
この「生々しい落札価格」については、毎月更新の別記事で追跡しています。
営業マンも知らない、リアルな数字を知りたい方は、覚悟してクリックしてください。

また、なぜ日本のランクルがこれほどまでに海外で高く売れるのか、その「輸出の仕組みと仕向地」についての詳細は、下記の記事で解説しています。
ランクル250リセールに関するQ&A(辛口回答)

【最終結論】賢い敗者になるな、したたかな勝者になれ

ランクル250は、正しく買えば「資産」になりますが、間違った仕様で買うと「ただの高い車」になります。
リセールで失敗しないための「鉄の掟」
- 色は「白」か「黒」の2択。サンドカラーは自分が乗りたいなら止めないが、売る時に泣くな。
- 「ムーンルーフ」は必須。これが無いランクルは、寿司ネタの乗っていないシャリと同じだ。
- ガソリン車はギャンブル、ディーゼル車は堅実な投資。自分の性格に合わせて選べ。
- 「転売禁止期間」を守り、ディーラーとの信頼関係を築け。次のランクルを買うための布石だ。
結局のところ、リセールバリューとは「次に買う誰か」が決めるものです。その「誰か」が世界中にいるのがランクルの強みです。
「いつかランクルに乗りたい」ではなく、「今、乗る」。
その決断をするために、まずは今の愛車を整理し、軍資金を作るところから始めましょう。

(なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。)
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「次の戦い」に備えよ|愛車の価値を知る
リセールを意識してランクル250を狙うなら、「今の車をいくらで売るか」が最初の勝負です。
ディーラーの下取り額を見て「こんなものか」と諦めていませんか? それ、数十万円単位で損をしている可能性が高いです。
私は過去、買取店で競わせた結果、ディーラー下取りより65万円も高く売れました。
この差額で、ムーンルーフとモデリスタエアロが買えます。
汗水垂らして稼ぐ65万円も、賢く売って得る65万円も、価値は同じです。
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ランクル250の総合的な解説(価格・スペック)に戻る場合は、下記の記事を参考にしてください。

(※免責事項:本記事に記載されたリセールバリュー予測や買取相場は、過去のデータや市場動向に基づく予測であり、将来の価値を保証するものではありません。自動車の売買や投資判断は、自己責任において行ってください)


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