「プラドなら、乗っても値段が下がらない」
その定説を信じて600万円のローンを組んだものの、ランクル250の登場や海外情勢の変化で、「本当にまだ高く売れるのか?」「残債は消えるのか?」と、夜な夜な不安になっていませんか?
結論から言います。プラド150のリセールは依然として怪物級ですが、売り時と仕様を1つでも間違えると、一瞬で50万円以上をドブに捨てます。
この車のリセールが良いのには、明確な「理由(輸出)」と、賞味期限とも言える「売り時」があるからです。なんとなく乗り続けていると、ある日突然、相場が暴落する瞬間に立ち会い、資産計画が崩壊することになります。
この記事では、歴代ランクルを乗り継ぎ、相場の天国と地獄(パキスタンショック等)を現場で見てきた私大地が、プラド150の「3年後・5年後のリアルな残価率」と「高く売れる個体の鉄板条件」を包み隠さず解説します。
この記事の結論(3行要約)
- 3年後・5年後が輸出のピーク。ここを逃すと相場は下落する。
- 「白・TX-L・サンルーフ」以外は、リセール最強神話の対象外。
- ディーラー下取りは絶対NG。輸出相場を知る買取店だけが正解を知っている。
なお、プラド150の価格推移やスペックの全貌については、下記の記事で詳しく解説しています。
\ カタログより詳しい「実測スペック」はこちら /

なぜプラドだけが「買った値段」で売れるのか?驚異の残価率

答えはシンプルです。プラド150は、「普通に乗っていても、買った値段に近い金額で売れる」異常なクルマだからです。
一般的な国産車は、3年で新車価格の50〜60%まで価値が落ちます。しかし、プラド150は条件さえハマれば、3年後でも90%〜100%超え(買った値段より高く売れる)という現象が頻発します。
これは「日本国内の人気」だけでは説明がつきません。背後にあるのは、圧倒的な「海外需要」です。
リセールを支える「輸出」の仕組み
プラドの行き先は、日本の中古車展示場ではありません。その多くはマレーシア、パキスタン、ケニアなどの海外へ旅立ちます。
- マレーシア: 新車登録から1年〜5年未満の「高年式・高品質」な車両を高値で買う。
- パキスタン: 関税ルールの関係で、特定の経過年数の車両を爆買いする(相場変動が激しい)。
つまり、あなたのプラドは「日本の常識」ではなく「海外の関税と規制」によって値段が決まっているのです。
大地編集長のワンポイントアドバイス
「リセールが良い」と喜ぶのは早いですよ。これは逆に言えば、「輸出先の国がNOと言えば、その瞬間にただの鉄クズになる」というリスクと隣り合わせだということです。
私は過去に、パキスタンの輸入規制が突如変更された翌日、相場が100万円暴落し、多くの転売ヤーやオーナーが顔面蒼白になる現場を見てきました。「永遠に高い」なんて保証は、どこにもないのです。
なぜここまでリセールが高いのか、どの国へ送られるのかについての詳細なメカニズムは、以下の記事で解説しています。
\ なぜボロボロでも高く売れる? /
\ あなたの愛車はどの国へ行く? /
プラド150のリセール残価率データ|3年後・5年後の真実

では、実際にどれくらいの金額で取引されているのか。現場の相場感に基づき、経過年数ごとの残価率をシミュレーションしました。
スマホで見やすいよう、要点を絞っています。
【経過年数別】プラド150残価率目安(TX-Lパッケージ基準)
| 経過年数 | 残価率目安 | 買取相場イメージ |
|---|---|---|
| 1年落ち | 100%〜110% | 450〜550万円 |
| 3年落ち | 85%〜95% | 380〜480万円 |
| 5年落ち | 70%〜80% | 300〜400万円 |
| 7年落ち | 55%〜65% | 200〜300万円 |
※相場は日々変動します。
- 1年落ち: 即出し輸出。新車以上の値がつくこともありますが、トヨタの転売規制(誓約書)期間中は注意が必要です。
- 3年落ち: マレーシア輸出の黄金期。初回車検前に手放すのが最もコスパが良い選択です。
- 5年落ち: 2回目の車検前。ここを過ぎると関税の壁(特にマレーシア行きの規制)で下落傾向に入ります。
ガソリン vs ディーゼル:リセール対決
「ディーゼルの方が高い」と盲信している人がいますが、リセール率(%)だけで見ればガソリン車の方が優秀なケースが多いです。
- ガソリン: 車両本体価格が安いため、残価「率」が出やすい。パキスタン等の特定国で熱烈な需要がある。
- ディーゼル: 新車価格が高い。買取額の実数(円)は高いが、ガソリン車との価格差(約60万円)をリセールで回収しきれない場合がある。
「維持費の安さ」で元を取るならディーゼル、「売却時の損失回避」を狙うならガソリン。これが鉄則です。
「暴落」の引き金を知る
この相場は盤石ではありません。過去には、輸出先国の「関税引き上げ」や「輸入禁止措置」が発表された翌日に、相場が100万円単位で暴落したことがあります。
また、メーカーによる「輸出転売規制(誓約書)」の影響も無視できません。
「リセール最強」にあぐらをかいていると、逃げ遅れます。輸出相場の詳細な変動要因や、メーカー規制の裏側については、下記の記事で深掘りしています。
\ 「輸出停止」のサインを見逃すな /
\ 誓約書の「ブラックリスト」回避法 /
プラド150のリセールが高くなる「鉄板条件」

もしこれからプラドの中古を買う、あるいは手元のプラドを売るなら、以下の「輸出スペック」を満たしているか確認してください。
これらが欠けているだけで、数十万円単位の減額になります。
条件1:グレード選びの正解
TX-Lパッケージ(本革シート)が最強です。
ベースグレードのTX(ファブリックシート)は、パキスタンなど一部の国では輸出対象から外れる、あるいは関税区分が変わるため、ガクッと安くなる傾向があります。リセールを考えるなら、エントリーグレードは避けるのが無難です。
条件2:輸出に強いボディカラー
ホワイトパールクリスタルシャイン または ブラック。この2色以外は「不人気色」と見なされます。
シルバー、レッド、ブロンズなどは、輸出先で嫌われる傾向にあり、査定額で10〜20万円以上の減額対象となります。
条件3:必須装備とNG装備
装備の有無が、輸出の合否そのものを分けることがあります。以下のポイントは絶対に押さえてください。
サンルーフ(重要度:特大)
「サンルーフ無し」は、輸出市場では致命的です。
マレーシアやパキスタンでは、サンルーフは高級車の象徴であり、これが無いだけで数十万円単位の減額、最悪の場合は輸出バイヤーが見向きもしないこともあります。
ルーフレール
サンルーフとセットで評価されます。基本的にはメーカーオプションで装着しておくべき装備です。
メーカーオプションナビと社外ナビの罠
メーカーオプションナビは加点対象ですが、ディスプレイオーディオでも十分評価されます。
問題なのは「社外ナビへの交換」です。
どうしてもTVやYouTubeを見たいからといって、配線を加工して社外ナビを無理やり付けると、輸出時の検査で「改造車」扱いされ、評価が下がることがあります。
純正ナビのまま機能を拡張できる専門店を利用するのが、リセールを守るための賢い選択です。
\ 純正ナビのままYouTubeが見られる神ツール /
>>純正カーナビやカーAVにplusして「できない」を「できる」に!【ナビ男くん】
内装色の正解
ニュートラルベージュ または ブラック。
国によって好みが分かれますが、中東方面では「熱を吸収しない明るい色」としてベージュ本革が圧倒的に好まれる時期がありました。現在はブラックも安定した人気がありますが、ベージュを選んでおけば間違いはありません。
大地編集長のワンポイントアドバイス
「自分好みにカスタムしたい」という気持ちはわかります。でも、リセールを気にするなら絶対に「純正」を崩してはいけません。
よく、社外品の安いエアロや、無名メーカーのインチアップホイールで「良かれと思って」カスタムされた車両を見かけますが、あれは輸出の査定現場では「価値ゼロ」、最悪の場合は「マイナス評価(減額対象)」です。
輸出バイヤーが欲しいのは「日本の綺麗な純正車両」であって、個人の好みが反映された改造車ではないからです。
実際、社外ナビを配線加工して無理やり付けたせいで、輸出検査に引っかかり30万円減額された事例を見てきました。
「サンルーフ付きのTX-L、色は白、フルノーマル」。
これ以外は、趣味の車だと割り切ってください。お金を残したいなら、余計なことはしないのが一番賢いのです。
【Q&A】250発売後の暴落・事故車の扱い…全ての疑問に答えます

【結論】プラド150を”最高値”で手放し、次の相棒を迎えるために

プラド150は、紛れもなく「走る不動産」です。
しかし、その資産価値を現金化し、次のカーライフの軍資金にするためには、正しい知識と行動が必要です。
- 3年・5年・7年という「輸出の節目」を見逃さないこと。
- 「白・TX-L・サンルーフ」の三種の神器がリセールの源泉であること。
- 売り先は、近所の中古車屋ではなく、輸出相場を反映できる買取店を選ぶこと。
そして、最後に一つだけ忠告させてください。
プラド150の資産価値が高いということは、「窃盗団にも狙われやすい」ということを意味します。
売却のハンコを押し、車両を引き渡すその最後の瞬間まで、ハンドルロックやセキュリティで愛車を守り抜いてください。
盗まれてしまえば、リセールはゼロです。それが、あなたの資産を確定させる最後の仕事です。
特に売却に関しては、ディーラーの下取りに出すと平気で50万円以上安く買い叩かれます。彼らは輸出相場を加味してくれないからです。
必ず、輸出相場に強い複数の買取店を候補に入れてください。私が推奨する使い分けは以下の通りです。
【編集長厳選】プラド150売却・推奨サービス比較表
| サービス名 | おすすめな人 | 電話連絡 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ユーカーパック | 電話対応を1社にしたい | 1社のみ | オークション形式。最大8000社が入札。営業電話を回避して高値を狙える。 |
| カーネクスト | 電話1本で完結したい | あり | 実車査定なし、電話のみで契約可能。忙しい人に最適。 |
| ガリバー | 対面で相談したい | あり | 実店舗の安心感と輸出販路の強さが魅力。王道の選択肢。 |
私が実際に使って、納得の金額を引き出せたのは、オークション形式で競り上がるユーカーパックです。
一括査定にありがちな「電話ラッシュ」がなく、個人情報が拡散しないため、精神的にも楽に交渉できました。
\ 連絡は1社だけ。オークション形式で競り上がる /
>>一括査定はもう古い!より高く愛車を売却できるクルマ買取オークション【ユーカーパック】
「そもそも査定に立ち会う時間がない」「電話だけで金額を知りたい」という方は、カーネクストが早いです。
\ 電話1本で無料査定・高価買取 /
>>電話1本で無料査定・高価買取!【中古車買取カーネクスト】
また、王道のガリバーも独自の輸出販路を持っており、近所に店舗がある安心感は大きいです。他社と合わせて査定に出し、比較してみることを強くおすすめします。
\ 輸出販路も持つ最大手の安心感 /
この記事が、あなたの賢い売却の助けとなり、また新しい相棒(もしかしたらランクル250や70?)との出会いに繋がることを願っています。
SNSでのシェアや、「こんなに高く売れた!」という報告メッセージ、いつでも待っています。良いカーライフを!
なぜ私がここまで辛口な本音を書けるのか?私の過去の失敗と車歴は、下記のプロフィールで赤裸々に語っています。
\ 50万km走って分かったランクル沼の深淵 /

再販ランクル70のリセール事情など、他のモデルとの比較は以下の記事を参考にしてください。
\ 再販70の抽選に外れた人へ送るリセール情報 /
\ カタログより詳しい「実測スペック」はこちら /



コメント